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犬は「死亡率が50%」も…ペットの熱中症対策に病院でも使われる手軽な冷却グッズとは

  • 2026.8.15

猛暑が続くなか注意したいのが、大切なペットの熱中症です。
人間より暑さに弱い犬や猫を守るため、最新の冷却グッズや水分補給フード、室内ドッグランなど、飼い主ができる熱中症対策と予防のポイントを深堀りします。


連載「じぶんごとニュース」

人間顔負け!?ペットの熱中症対策

北海道でこの夏初めての猛暑日となった、7月17日。
北見市民は「溶けそうなぐらい暑い」と話します。
札幌や帯広などで少なくとも29人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。

でも、暑さに気をつけなければいけないのは、「ヒト」だけではありません。

「早朝と暗くなってから。アスファルトの温度を確かめてから散歩に行っています」

「愛犬は暑い日には絶対歩かせない!犬と歩いている人がいたら声をかけちゃいます、やけどするから熱中症になるからやめてくださいと」

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人間よりも体温調整がしにくく、暑さに弱い犬や猫。
今や、その熱中症対策は、人間顔負けです。

「子ども用をつけるとちょうどいい」人間用の冷却グッズ。

「おやつ感覚で水分補給できる」商品も。

ペットの命を守る、最新の熱中症対策を取材しました。

病院でも使っている!冷却グッズ

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ノア動物病院の山中由布獣医師

7月17日、札幌は3日連続の真夏日となりました。
豊平区の動物病院ではペキニーズとポメラニアンのミックス犬の「ふく君」が、前日から熱中症の症状で治療を受けていました。

ノア動物病院の山中由布獣医師が「きのう熱が高めだったということで、きょうも調子悪いですか?」と問いかけると、飼い主は「きのうと比べたらきょうは食事もとれて…」と答えました。

髙田翔子副院長は「前日にふく君がちょっとぐったりしているのと、体温が39.5℃と平熱より高いくらい。来たらすぐに冷やし始めて。首に巻くタイプを使った」と当時の状況を説明します。

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提供 ノア動物病院

首に巻いていたのは、冷凍庫で冷やすヒト用のネッククーラーでした。

首元を冷やしながら扇風機を当て、点滴をしたところ、15分ほどで体温が平熱に下がったということです。

髙田副院長は「熱中症の初期段階は冷やす。太い血管から体に戻る血液が冷えて少しずつ体温が下がっていく」と首元を冷やす効果について話します。

ペットショップでも!ヒトと同様の対策

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犬用ゼリーコーナー

ヒトと同様の熱中症対策は、ほかにもあります。 市内のペットショップでは、犬や猫向けに、効率的に水分補給ができるさまざまな飲みものやフードをそろえています。

犬用のゼリーコーナーもあります。
ペットワールドPROX新発寒店の三國梨沙さんは、「おやつ感覚で水分補給できるようにいろいろな種類・味で提供している。常温であげても問題ないが、冷蔵庫で冷やしたり、冷凍庫で凍らせてアイス状にしても問題ない」と教えてくれました。

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猫用には、通常よりも水分量が多いペットフードがおすすめだそうです。

三國さんは、「水分補給をメインに考えて作られている種類。水分量が91%。なかなか水を飲まない猫が多い。おやつなどで水分補給するのが大切」と、その重要性を語ります。

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さらには、水分補給のための飲みものまで登場しています。

ペットスエットという商品は試飲分も用意されていて、連れてきたペットが気に入るか試すこともできます。

「来店したときにすぐ体を冷やせるようにしてもらったり、家の中でもすぐ使ってもらえるように冷やしている」

運動も万全の対策で!

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中央区のドッグカフェには、犬たちが万全の熱中症対策で訪れていました。

10歳のフレンチブルドッグの飼い主は「小さい保冷剤が5つ入っている。フレンチブルドッグは暑さに弱いので20度を超えた辺りから対策しないと、犬がハァハァしちゃう」と愛犬を気遣います。

また、チワワの飼い主は「この服も冷感です。冷感接触の素材」と対策を教えてくれました。
さらに、6歳のチワプーとトイプードルのミックスの飼い主は「イヌ用の帽子をかぶって、室内ドッグランが2階にあるので暑くて運動させられないときは、こちらの室内ドッグランを使っている」と話します。

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室内ドッグラン(貸切制)

ドッグカフェの2階には、貸切制の室内ドッグランを完備しています。

6か月のビション・フリーゼの飼い主は「外は暑くて歩かせられないので毎日来ています」と話します。
熱中症を気にせず思いきり運動させられるということで、今の時期は特に好評だそうです。

ドッグカフェ「モフモフガーデン」の村上友里恵代表は「予約は多いときは1日15件。気をつけないとあっという間に熱中症で本当に具合が悪くなってしまうから、突然の事態に備えて、飼い主が意識していると感じている」と話します。

ペットのために…飼い主ができる対策を

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犬はヒトよりも暑さに弱く、熱中症が原因で緊急受診する場合の死亡率は約50パーセントともいわれています。
予防のため、体を冷やしたり、小まめに水分補給をしたり人間と同じような対策が必要です。

また犬は、体の一部でしか汗をかけず、体温調整が難しいともいわれています。
どのような環境で熱中症になりやすいのかノア動物病院の平子院長に聞きました。

「気温が25度以上だと熱中症リスクが上がるといわれている。また、地面の近いところにいるので、散歩のときもアスファルトの照り返しを人間よりもずっと熱く感じることが多い」とのこと。

そんな予防のために、ある便利な予報があるそう。

熱中症の週間予報!?

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犬と猫の熱中症の危険性を4段階で表した『熱中症週間予報』です。
ペット保険を手がける「アニコム」が、犬と猫の体の大きさや代謝などから独自に算出した指標に1週間分の天気予報を掛け合わせ、札幌など全国10都市を対象にSNSで公表しています。

先ほどの室内ドッグランのように、最近では人も真夏の屋外で遊べる場所が減り、クーラーの効いた室内施設を利用する傾向が高まっています。
犬も同じように適切な環境が必要になりそうです。

夏休みにペットと出かける方も多いと思いますが、熱中症には十分気をつけたいですね。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あま
※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年7月20日)の情報に基づきます。

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