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木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ

  • 2026.8.15

木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ

バラのカタログや記事でよく目にする「シュラブ」という分類。でも「結局どんなバラ?」と聞かれると、意外に答えるのが難しいのではないでしょうか。知っているようで実は奥が深いシュラブローズ。その多様な姿を見てみましょう。

そもそもシュラブとはどんな意味?

バラの品種にはシュラブ(shrub)という分類があります。
シュラブとはもともと「低木」を意味する言葉で、バラでは木立ち性のバラより枝を長く伸ばし、自然な樹形に育つものを指して使われています。

ただ、シュラブと聞いても具体的にどんな姿なのか、少し分かりにくいかもしれません。
よく木立ち性バラ(ブッシュ・bush)とつるバラ(クライミング・climbing)の中間という説明がなされ、筆者もそのような表現をすることがあるのは確かです。

しかし木立ち性よりも大きく枝を伸ばすものが多い一方で、つるバラのように長く伸びた枝を必ず誘引するとは限りません。

シュラブの樹形は実にさまざま。コンパクトにまとまる「コンパクトシュラブ」もあれば、枝を大きく伸ばし、つるバラのようになるものもあります。
つまり、シュラブだからこのくらいの大きさと、ひとくくりにはできないのです。

目的のシュラブローズの特徴を把握する

では一つ一つ異なるシュラブの樹形を知るにはどうすればいいのでしょう。
まず、確認したいのがカタログや品種紹介のラベルにある樹高や幅、樹形についての記載です。

「直立性」「横張り性」「枝がしなやか」などの表現から、そのバラがどんな姿に育つのかイメージできます。
また、花のアップだけでなく、株全体が写った写真もぜひ見ておきたいもの。

同じシュラブでも、枝が上に伸びるもの、横に広がるもの、自然に枝垂れるものなど、姿はさまざまなので、自分の庭に合うサイズで、イメージどおりの樹形になるものを選ぶことが大切です。

さらに、シュラブローズの四季咲き性も大きなチェックポイントと言えるでしょう。
ハイブリッドティーなどのモダンローズとは違い、シュラブ=四季咲きではありません。

四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を咲かせる品種もあれば、春にまとまって盛大に咲いた後、夏から秋にかけて少し返り咲くタイプ、春に一度だけ咲く一季咲きの品種もあります。

シュラブローズを育てたい場合は、花色や花形ばかりではなく、樹形と開花の性質をしっかりと把握することが重要なのです。

丈夫でオススメのシュラブローズ

最後に、丈夫で耐病性があるシュラブを3種ご紹介します。
シュラブローズと言えばイングリッシュローズが有名ですが、ロサ オリエンティスのシリーズには日本の気候に合う丈夫で耐病性の高い品種が揃っています。

中でも‘シャリマー’は淡いピンクの宝珠弁咲きが美しい品種。
樹高120~150cmでシュラブらしい半横張りの樹形ですが、枝は暴れず、ほぼ株立ちになって庭の前方や鉢植えにも対応できます。
うどん粉病、黒星病への耐病性が非常に高いのも大きなメリットです。

‘シェエラザード’もロサ オリエンティスの代表的な品種で、枝はシュラブにしてはしっかりとし、木立ち性の樹形で130cmほどに育ちます。
紫がかったローズピンクで花付きもよく、ダマスク系の強い香りがあります。

‘オデュッセイア’は樹高150~200cmの大型のシュラブですが、自立するので木立ち性として扱うなら庭の後方に適します。
おすすめは伸びる枝を冬にアーチやフェンスに誘引し、つるバラとして育てること。
黒みを帯びた赤紫色の花から強い香りを放ち、とてもゴージャスです。

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