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佐久間宣行、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を絶賛「ちょっとホラーっぽい」

  • 2026.8.13

テレビプロデューサー佐久間宣行が、12日のニッポン放送ラジオ『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(水曜27時)に出演。『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の人気について語った。

番組で佐久間は、「最近、面白かったエンタメは『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』です。『ちいかわ』はですね、まあまあたくさん語られてると思うんですけど。かなり良かったです」と切り出した。

続けて、作品の魅力について「何が良かった?って、なんつったらいいの? 映画全体の細部の設計がすごくちゃんとしてましたね」と説明。自身は原作漫画をすべて読んでいるため、作品の設定を理解したうえで鑑賞しているという前提を示しながらも、原作知識の有無だけでは語れない、劇場版ならではの表現を評価した。

「もちろん俺はたまたま漫画を全部、読んでいたから設定は全部、知ってたんで。この映画から知ったわけじゃないっていうアドバンテージはあるにせよ、でも映画としての音響の設定から、いろんなもののデザインとか……あんな太い線なのに気持ちよく動くとか、映画としての楽しみとか面白みもちゃんとありましたけどね」と話し、音響やデザイン、キャラクターの動きに注目した。

巨大IPの劇場版なのに雑なところがほとんどない

佐久間は、『ちいかわ』がすでに強いキャラクターと世界観を持つ作品であるからこそ、劇場版の制作では、より簡略化した作り方も可能だったのではないかと指摘した。

「『ちいかわ』ってなんつったらいいの? キャラクターと世界観はすでに圧倒的に強いからぶっちゃけ、もうちょっと楽な作り方はあるはずなんですよ。というか、それでもお客さんが入ると思うんだけど」と語ったうえで、背景の情報量やキャラクターの配置、場面ごとの間の取り方に言及。

「背景の情報量とか、キャラクターの置き方とか、ちょっとした間とか。なんで今、これを見せてるんだろうっていう伏線とかキャラクターの1個1個も巨大IPの劇場版なのに雑なところがほとんどないっていう感じがしましたね」と続け、作品の細部に込められた意図を読み取った。

単に人気キャラクターを登場させるだけではなく、画面に映る背景やキャラクターの動き、場面転換のタイミングに至るまで、観客に何を見せるのかを丁寧に設計している点が印象に残ったという。原作の人気を土台にしながらも、映画館で鑑賞する作品として新たな体験を成立させている部分に、佐久間は強い関心を示した。

子供たちに「不穏なものをちゃんと残しながら帰す」映画体験

また佐久間は、同作における歌の存在にも触れ、劇場で見る価値につながっていると語った。

「世界の構築が徹底してる感じがしたっていうのがあるのと、あとはあの作品はやっぱり歌がキーになってるから劇場で見る価値がちゃんとある映画になっていて」と説明。音響を含めた劇場環境との相性や、作品内で歌が果たす役割を評価した。

さらに、「子供たちにとってはちゃんと初めて見るちょっとホラーっぽいものでもあるから」と話し、かわいらしいキャラクターが登場する作品でありながら、不穏さや恐怖を感じさせる場面がある点にも注目した。

「そういう意味で言うと映画体験としても、なんて言うのかな? 不穏なものをちゃんと残しながら帰すっていう意味でも初めて見る映画としてもすごい良いんじゃないかなと思った」と語り、鑑賞後も子供たちの記憶に残る作品になっているとの見方を示した。

自身の子供時代に見た映画の記憶として、佐久間は『ドラえもん』の劇場版にも言及。「俺もだって『ドラえもん』の劇場版……今はわかんないけど。昔のって怖かったもんね。ちゃんと怖かったじゃん? 特にのび太たちが石になっちゃうやつ(『ドラえもん のび太の魔界大冒険』)。俺、泣いたもん」と振り返っていた。

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