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娘の結婚祝いを増やすつもりがギャンブルで全喪失……77歳男性が直面した「2年間の年金ゼロ」と娘にすがる不甲斐なさ

  • 2026.8.12

娘の人生の晴れ舞台である結婚。親として、父親らしいお祝いをして送り出してあげたいと思うのは当然の親心です。しかし、その善意がギャンブルへの依存によって、最悪の結果に……。岡山県に住む世帯年収200万・77歳の男性は、娘の結婚祝い金を調達するために年金を担保に100万円を借り入れたものの、ギャンブルに手を出してすべてを失ってしまったそう。借金返済のために2年間も年金が一切受給できなくなり、最終的に嫁いだ娘から生活費を援助してもらうことになったという男性。一生消えない不甲斐なさと、ギャンブルから抜け出せない苦しい現実を紹介します。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年7月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回エピソードを紹介する77歳男性は、そのアンケートの回答者。男性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:男性(77歳)
  • 居住地:岡山県
  • 家族構成:私(77歳)、娘(45歳)
  • 回答者の職業:年金生活、パート・アルバイト(ドライバー)
  • 配偶者の職業:なし
  • 現在の世帯年収:200万円(年金額:7万円/2ヵ月に一度入金)
  • 個人の年収:105.6万円(年金額:7万円/2ヵ月に一度入金)
  • 住居形態:戸建て(賃貸)
  • 現在の金融資産状況:なし

「父親らしいことを」年金を担保に借りた100万円がギャンブルに消えるまで

岡山県の戸建てで暮らす77歳の男性。現在はドライバーとして働いています。世帯年収は200万円ほど。トラブルのきっかけは、娘の結婚が決まったことでした。

「娘の結婚祝いに父親らしいことをしようと思い、年金を担保に100万円借りました」と振り返る男性。自分の手元に十分な資金がないなかでも、なんとか父親としての面目を保ち、娘の門出を祝ってあげたいという一念から、国や公的機関を通じて年金を担保に融資を受けました。

しかし、大金を前にした男性の心に、魔が差してしまいます。「そのお金を増やそうと思いギャンブルに使ってしまいました」

最初はパチンコなどの負けで数万円程度でした。しかし、負けた分を取り戻そうと焦るたびに泥沼にはまっていきます。

「その積み重ねで何十万円となり、これではもうどうにもならないと思い、最後は競艇に走ってしまいました。取り返すために賭けるお金もどんどん大きくなり、最後は底をつきました。その結果この100万円という借金だけが残りました」と、お祝いのために用意したお金は、娘に渡ることもなく一瞬にして消え去ってしまいました。

借金返済で2年間の年金受給ストップ。仕送りをする娘への耐え難い申し訳なさ

「今まで2カ月に一度8万円入金されていた年金が、借金返済にあてがわれ、丸2年間年金受給できなかったので生活に困った」。ギャンブルで使い果たした100万円という大代償は、男性の生活に容赦なくのしかかりました。

借金を返済するために、隔月の楽しみであり生活の命綱でもあった年金の受給が2年間にわたって完全にストップ。極めて貧しい経済状態で、男性の暮らしは行き詰まってしまいました。

「解決方法は特にありませんでした。解決どころか、もっとひどいかもしれません。娘の結婚祝いを理由に100万円借りましたが、すべてなくし本来の結婚祝いもしてあげられず、隔月の年金も入らなくなりました。嫁に出した娘から毎月その8万円を援助してもらいました」とお祝いをするはずだった娘から、逆に生活費を援助してもらうことに……。

「何とか生活は出来たものの、娘には迷惑をかけっぱなしで不甲斐ないです」と綴る男性。娘夫婦に対する申し訳なさと自らの無力さに、胸をえぐられるような葛藤を抱え続けることになりました。

繰り返される過ち。何歳になっても抜け出せないギャンブル依存の恐怖

男性を最も苦しめているのは、この年齢になっても自らのギャンブル癖をコントロールできないというやるせない現実です。「また同じ過ちを繰り返してしまったと思いました。昔から、お金を増やそうと、会社に借金したり、さまざまなところでお金を借りてはギャンブルに使うということを繰り返してきました」と振り返っています。

「まとまったお金を手にするとギャンブルをして同じ過ちを繰り返してしまう」と、どれだけ失敗を重ね、家族に迷惑をかけても、お金を手にすると理性が失われてしまう依存症の恐ろしさを吐露します。

今後どう行動するかという問いに対しては、「綺麗ごととして、もう二度と同じ過ちはしない、と言いたいところですが、自分はもうどうにもならないのだと思います」と男性。

「教訓を得られるほど頭のいい人間ではありません。教訓を得られるようであればこのようなことになっていないと思います」という回答を残しました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム) 
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年7月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。 
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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