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「通路の邪魔なんだよ!」スーパーで詰め寄られた私。だが、店員の何気ない一言に救われた瞬間

  • 2026.8.10
「通路の邪魔なんだよ!」スーパーで詰め寄られた私。だが、店員の何気ない一言に救われた瞬間

醤油の棚の前で足を止めて

休みの日の朝、開店したばかりのスーパーに寄りました。

頼まれていたのは醤油だけです。

すぐ帰るつもりでした。

棚の前で、いつも使っている物と減塩の物を持ち比べていました。

裏の表示を読むのに、少し時間がかかります。

棚際まで体を寄せていたので、後ろは十分に空いていたはずでした。

商品を見ていた男性

そこへ、背中に声が飛んできたのです。

「通路の邪魔なんだよ!」

振り返ると、カゴを提げた年配の男性が立っていました。

私の後ろには、人が二人並んでも通れるだけの幅が残っています。

「すみません」

穏やかに言ったつもりでした。

ですが、相手の声はさらに大きくなったのです。

「なんだよ、文句あるのか」

一歩、距離を詰められました。

近くの棚を見ていた女性が、こちらを振り返って足を止めます。

言い返す言葉は浮かびましたが、口には出しませんでした。

怒った他の男性客

通りかかった品出しのカート

そのとき、近くの店員が通路に入ってきました。

「狭くて申し訳ありません、どうぞこちらからお通りください」

誰かを責める調子は、まるでありませんでした。

いつもの品出しの続き、という声です。

男性は何か言いかけて、口を閉じました。

言うことがなくなった、という顔でした。

私からも店員からも目を逸らして、カゴを持ち直します。

「…ああ」

それだけ言って、店員が手で示したほうへ歩いていきました。振り返りもしません。

足を止めていた女性が、小さく息を吐いて買い物に戻りました。

店員のフォロー

カゴに入れた1本の醤油

「大丈夫でしたか」

「はい、大丈夫です。ありがとうございます」

「いえ、通路が狭くて申し訳ありません」

店員は会釈をして、そのまま品出しに戻っていきました。

誠実な対応

特別なことをしたという様子は、どこにもありません。

私は減塩のほうを1本だけカゴに入れて、レジへ向かいました。

手のひらが、まだ少し湿っていました。

言い返さなくてよかったと思います。あのまま言い合っていたら、通路の真ん中で怒鳴り合う二人になっていただけです。

レジを出るとき、さっきの男性が別の通路で商品を選んでいるのが見えました。目が合うと、すっと顔を伏せて棚のほうを向きます。

私はそのまま、自動ドアを抜けました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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