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「ちゃんとしろ、時間がないんだ」別の店員と勘違いされ責められた新人。だが、先輩が救った瞬間 INDEX

  • 2026.8.9
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突然「さっき説明しただろ」と怒られた

販売の仕事を始めて、まだ数週間しかたっていなかった頃のことです。

私は売り場で商品を並べていると、年配の男性のお客様から声をかけられました。

「さっき頼んだシャツは、まだ見つからないのか?」

突然の言葉に、私は戸惑いました。そのお客様と話すのは、そのときが初めてだったからです。

「申し訳ありません。どちらの商品でしょうか」

そう尋ねると、男性は険しい顔になりました。

「さっき説明しただろ。青いシャツの色違いを探してくれって」

どうやら男性は、少し前に別のスタッフへ商品の在庫確認を頼んでいたようです。

私たちは同じ制服を着ており、髪形も似ていたため、男性は私を先ほど対応した店員だと思い込んでいるようでした。

「私が確認いたしますので、少々お待ちいただけますか」

そう伝えようとしましたが、男性は私の言葉を遮りました。

「ちゃんとしろ、時間がないんだ」

周囲にも聞こえるほど声が大きくなり、私は頭が真っ白になりました。

人違いだと説明すればいいだけなのに、新人だった私は、言い訳だと思われるのが怖くてうまく言葉が出てきません。

「申し訳ありません」

とっさにそう繰り返しながら、私はただ頭を下げていました。

先輩が落ち着いて事情を説明した

「接客なんだから、もっとしっかりしてくれよ」

男性の声は、さらに強くなっていきました。

近くにいたスタッフたちもこちらを気にしていましたが、怒っているお客様を前に、すぐには口を挟めない様子でした。

そのとき、奥から先輩が歩み寄ってきました。

「お客様、お待たせして申し訳ございません。先ほどご注文を伺ったのは私です」

先輩は落ち着いた声でそう伝えました。

そして、手に持っていたシャツを男性に見せました。

「こちらの色違いを確認しておりました。このスタッフは、先ほどとは別の者でございます」

男性は先輩と私の顔を見比べ、そこで初めて人違いに気づいたようでした。

「……そうだったのか」

先ほどまでの勢いが消え、男性は気まずそうに視線をそらしました。

「制服が同じだから、間違えたよ」

謝罪の言葉はありませんでしたが、それ以上私を責めることはなく、商品を受け取ると足早に去っていきました。

男性の姿が見えなくなったあと、先輩は私に向かって静かに言いました。

「君は悪くないよ。でも、同じことがあったら『別の者が対応しているようなので確認します』と伝えれば大丈夫」

責めるのではなく、次にどう対応すればよいのかを教えてくれた先輩の言葉に、私はようやく肩の力を抜くことができました。

理不尽に怒られた怖さは、しばらく残りました。それでも、困ったときに間に入り、落ち着いて支えてくれる人がいることを知り、私はもう一度仕事を頑張ろうと思えたのでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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