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アリアナ・グランデ、新作MVに「痩せすぎ」の声 血まみれ演技で女性をジャッジする社会を批判

  • 2026.8.2
アリアナ・グランデ(Ariana Grande) Matt Winkelmeyer / Getty Images

先月末にアルバム『Petal』をリリースしたアリアナ・グランデ。タイトルトラックの「Petal」のMVを公開した。その内容がさまざまな意味で物議を醸している。

今回のMVは1970年代頃のハリウッドが舞台。たくさんの女性たちがオーディション会場に集まっている。アリアナ演じるペッパーもタクシーで会場に到着する。足元に映るウォーク・オブ・フェイムには一輪の花が咲いている。建物に入ったアリアナは映画会社の重役と見られる男性たちの前でダンスを披露するが、結果は不合格。「実力不足」と判定される。彼女は黒い衣装で再挑戦するが、またしても不合格。アリアナがオーディションを重ねるたび、花はどんどん枯れていく。

3回目は牛柄のドレスを着て挑むが、結果は同じ。おまけに今度は「必死すぎる」と判定されてしまう。それでもまたオーディションを受けるアリアナ。4回目、審査員たちは酒を飲みながら「君はなんだか売れない感じがする」「魅力的ではない」「偽物のようだ」とダメ出しを続ける。さらに「昔の君が懐かしい」「人格障害でも患っているの?」とハラスメントじみた発言も。アリアナは傷ついたような表情を笑顔で隠し、礼を言って立ち去ろうとする。しかし突然チェーンソーを持つと、審査員の男性たちを襲い始める。次々と男性たちを成敗するアリアナ。血まみれになって待合室に出てくると、他の女性たちが彼女を拍手と歓声で迎える。受付にいた女性は「よくやったわね、ビッチ」と笑顔で称える。その姿のまま、中華料理店に行くアリアナ。テーブルの前でフォーチュンクッキーを開けると「あなたはどこに植えられても花を咲かせる」と書いたおみくじが出てくる。MVの最後、一連の出来事がカメラの前で展開していたことを明かすと、アリアナはスタジオの外へ。すると咲いていた花はすっかり枯れてしまっている。衝撃的な映像だが、女性たちが置かれている社会的状況を表現しているとして、多くのファンから評価する声が上がっている。

しかし同時にアリアナの健康状態を懸念する声も。「肋骨がこんなに見えるなんて。痩せすぎている」「誰かの助けを求めた方がいい」というコメントが寄せられている。また「若い女性に悪い影響を及ぼす」「痩せ願望を増長する」と批判的なコメントも多い。

これまでにも度々ボディシェイミングに苦しめられてきたアリアナ。彼女の場合は「太っている」という指摘ではなく、今回のように「痩せすぎだ」「摂食障害ではないか」と邪推されてきた。アリアナはそれに反論。人の体型について何かを言うべきではないと主張してきた。

アリアナは今回のMVにも、女性の体型を評価したり、非現実的な美の基準を押し付けたりすることへの批判を込めたと見られている。そのMVが新たな体型批判を生んでしまうとは、皮肉な展開ともいえそう。

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