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「話しても無駄」会話が減った夫婦。朝から晩まで働く私を見て、夫が始めたこと

  • 2026.8.2

あと2年で結婚20年。夫が独立して個人事業主になったことを機に一緒に働き始め、価値観の違いから会話が減っていった私たち。触れずにきた問題を抱えたまま迎えた、外出や営業の自粛が広がった時期。心身ともに限界を感じる中、夫婦関係が少しずつ変わっていった体験談です。

ある生活の変化をきっかけに夫婦関係が変化

共通の趣味を通じて知り合った夫と私。初めて会ったのは、私が25歳くらいのころでした。当時の私はやりたかった職に就いて充実した日々を送っており、しばらくは友人関係のまま発展することはありませんでした。

その後、20代後半に差し掛かり、結婚を意識するようになったころに再会。そこからはトントン拍子に話が進み、30歳の秋に結婚しました。

よく「結婚はゴールじゃない。始まりだ」と言いますが、今振り返るとまさにその言葉のとおり。もうすぐ20年を迎える私たちの間にも、実にさまざまなことが起きました。2人の子どもを授かったことや、夫が独立開業して個人事業主になったことも、私たちにとって大きな出来事でした。

夫婦で事業に携わるようになると、話題は次第にお金や税金、ローンの返済など、あまり楽しくないものばかりになりました。

私は現実を重視し、夫は理想を重視するなど、価値観の違いも表面化しました。互いに譲らないまま、徐々に会話が減っていきました。話しても無駄。そんな気持ちがだんだんと大きくなっていったのです。

生活が一変し、眠れない日や動悸が増え…

そんなどこか緊張感のある夫婦関係のまま、外出や営業の自粛が広がった時期を迎えました。夫はフリーで働いていたため、仕事の日数が減ると、その分収入も減ってしまいます。週6日ほどあった仕事が週2日に減り、それ以外の日は自宅で待機することになりました。

この先、一体どうなるのだろう。先の見えない状況への不安をなんとか軽くしようと、私はいつもの倍以上の仕事を引き受け、朝から晩まで机にかじりつくようになりました。子どもたちの世話もしていましたが、それも最低限でした。「とにかくお金をなんとかしなくては」と焦る気持ちでいっぱいでした。

そのころから眠れない日が増え、やっと仕事を終えてベッドに入ってもなかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めて、そのまま夜明けまで眠れなかったりする日々が続きました。朝になっても疲れは取れず、気持ちも沈みがちになり、急に動悸を感じることもしばしばありました。離婚の二文字が頭をよぎることすらありました。

そんなある日、いつものように机に向かっていると、やはりわが家の屋台骨は私ではなく夫なのだと気付きました。一緒に働いていたころも、自分のほうが正しいと思い込み、夫の考えにじっくり耳を傾けられずにいました。そんな私の批判的な態度も、今の夫婦関係を作った一因だったのかもしれません。体力的にも精神的にも限界を感じたとき、唐突にそう自覚したのです。

生活の変化を経て夫婦関係にも変化が

ずっと微妙に距離を置いてきた夫婦でしたが、このままではいけない。恐らく夫も、同じように感じていたのでしょう。

1日中机から離れない私の様子を見て、夫にも思うところがあったのかもしれません。その日は、いつもなら「夕飯はどうするの?」と尋ねに来る時間になっても夫は現れませんでした。気付くと夫はキッチンに立ち、スマートフォンでレシピを見ながら夕飯を作っていました。

私たち夫婦の場合、膝を突き合わせてとことん話をすることで変わったわけではありませんでした。ですが、互いに限界を感じていたこの日、偶然にも同じ方向へかじを切ったのだと思います。それでも、その後この時期に、夫とは2回ほど大喧嘩をしました。

収入が不安定になったことで精神的に追い詰められ、眠れない日や動悸が増えたのだと思っていました。けれど振り返ると、その不安を誰とも分かち合えずにいたことも、私を追い詰めた一因だったように思います。

どちらもきっかけはささいなことでしたが、普段言えなかったことを互いに吐き出せたことも、関係が改善するきっかけになりました。

まとめ

今も時々夜中に目を覚ますことはありますが、以前より眠れるようになりました。急な動悸を感じることも減っています。最近は、毎朝夫がコーヒーを淹れてくれます。「どうぞ」「ありがとう」から始まる新しい朝の習慣が、いつまで続くかはわかりません。それでも、夫が淹れてくれなくなったら、今度は私が2人分淹れようと思っています。

まだまだこの先もいろいろなことが起きることでしょう。それでも、この時期に得た気付きは、これからもさまざまな場面で思い出すことでしょう。肉体的にも精神的にも相当にきつい時期でしたが、得たものも大きかったと感じています。互いの気持ちを自然にくみ取れる夫婦を目指して、これからも歩んでいきたいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:木村 みう/50代。閉経を迎えた更年期ママ。泣く、怒る、時々笑う。喜怒哀楽の激しさに拍車がかかる日々。思春期の娘VS更年期の母という戦いに明け暮れている。パパと息子の男性陣は戦々恐々。地雷があちこちに埋まっているファミリー。家族は夫、1男1女の4人家族。

マンガ:きびのあやとら

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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