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「笑えなくなった」絶望の日々……!!パワハラと副業詐欺で追い詰められた世帯年収750万・29歳男性のエピソード

  • 2026.7.29

パワハラなどの職場のトラブルで精神的に追い詰められている時、ふと目に入った「副業」の文字に救いを求めてしまうことがあります。しかし、そんな弱りきった心につけ込む極めて悪質な詐欺が存在します。鳥取県に住む世帯年収750万・29歳の男性は、会社でのパワハラにより仕事を外され、メンタルが低下していた時期に、インターネットで見つけた副業広告をきっかけに270万円もの大金を騙し取られてしまったそう……。お金だけでなく、笑うことすらできなくなるほど心身ともにボロボロに傷ついたという男性。詐欺の悪質な手口と、今も続く闘いの様子を紹介します。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年7月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回エピソードを紹介する29歳男性は、そのアンケートの回答者。男性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:男性(29歳)
  • 居住地:鳥取県
  • 家族構成:本人(29歳)、父(60歳)、母(58歳)、弟(26歳)、弟(21歳)
  • 回答者の職業:会社員(正社員・理学療法士)
  • 配偶者の職業:なし
  • 現在の世帯年収:750万円
  • 個人の年収:276万円
  • 住居形態:戸建て(賃貸)
  • 現在の金融資産状況:現金100万円、投資信託400万円

パワハラで仕事を外された焦りからネットの副業広告へ

鳥取県の戸建てで両親と2人の弟たちの5人で暮らす29歳の男性。現在は会社員として働いています。世帯年収は750万円ほど。トラブルのきっかけは、男性が仕事で行き詰まっていた時期に起きたことでした。

「会社でパワハラトラブルで仕事を外され、メンタルが落ち込んでいるときに副業をした方が良いと感じ、副業をネットで検索して探した」と振り返る男性。

理学療法士として働く中で、突然仕事を奪われた焦りから、現状を何とかしようとネットの世界に救いを求めてしまったと綴っています。

そこで見つけたのが、インターネットの広告を作るという副業。LINEで業者と連絡を取り合うようになり、巧みに契約へと誘導されていきました。

先払いの罠。2箇所に分けて振り込んだ270万円

業者が提示してきたのは、初期費用の支払いを求める仕組みでした。「先払いで払ってほしいとのことで、料金を払ってから次の話に進むというものだった」と男性。さらに、その支払いの過程も不審なものでした。


「銀行口座を作らされ、相手の指定した口座にお金を振り込んでしまった。二箇所の口座に分けて振り込みをさせられた」。男性は言われるがままに合計270万円もの大金を相手の口座へ送金してしまいました。

しかしその2日後、送られてきた資料を見て男性は我に返ります。 「本当にこれでお金を稼げるのかと疑問を持ってしまうような、簡素な資料であり、疑問を持ったため警察に相談しにいった」と、騙された可能性に気づき、すぐに動き出しました。

2ヶ月で6キロ激減。食べ物の味さえしなくなった精神的限界

仕事を外されたことに加え、270万円という大金を失った衝撃は、男性の心身に極限のダメージをもたらしました。

「パワハラトラブルで仕事を外されて、収入が大きく減ってしまったタイミングで、270万円も取られてしまい、メンタル的に大きなダメージを受けて、外に出ることも非常に大変だった」と男性は吐露します。

ストレスは容赦なく体に現れ、「2ヶ月で6キロ体重も落ちた。食事も、食べても味がしないことがあった」と、まともな生活を送ることすら困難な状態に陥ってしまいました。

当時の心境について、男性は「メンタルを保つことができず、笑うことができなくなってしまった。感情を表に出すことができなくなってしまって、回復するのに半年以上かかってしまった」と綴り、日常生活をまともに送ることすらできなくなった絶望の日々を振り返ります。 

さらに、「メンタルがやられているときは、相手が言うことを信じるのが怖くて、何も信じられなくなってしまった」と、深い孤独と不信感に苛まれることになりました。

警察では回収できず、弁護士を立てて裁判で闘う日々

男性はすぐに警察署へと赴き、事情聴取を経て被害届を提出しました。しかし、そこで直面したのは厳しい現実でした。

「警察にお金の回収はできないと言われた。正直それを目的で言ったのに、できないと言われて困惑した。被害届を提出したが、逮捕できる可能性は低いと言われてしまった」と言い、現在にいたるまで「お金も1円も返ってきていない」と明かします。

このまま泣き寝入りするわけにはいかないと、男性は自ら行動を起こします。 「そのため弁護士を探して契約した。最初、示談交渉を行っているが、失敗。先月より裁判を始めた」と、現在は法廷で相手と闘う道を選びました。 

しかし、裁判をはじめてからは特に進展はなく。弁護士からは1年はかかると言われているそう……。解決までは長い時間がかかる見通しです。

もし当時の自分に戻れるなら、「もっと周りを頼れば良かった」と男性。 「今の自分であれば、頼りになる人間が3人ほどいるため、相談してから副業などをしていくと思う」と綴り、孤立して一人で判断することの恐ろしさを痛感しています。

仕事のトラブルなどで精神的に追い詰められているときほど、甘い言葉や怪しい情報にすがりたくなるものです。しかし、そんなときこそ一度立ち止まり、信頼できる誰かに相談すること。それが自分自身と大切なお金を守るための、最も重要で確実な防衛策であると教えてくれるエピソードでした。
 

(文:ママテナ編集部マネーチーム) 
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年7月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。 
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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