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別居する90歳の祖母が全財産をつぎ込んだ相手は……解決を試みた世帯年収600万・33歳女性が抱くやるせなさ

  • 2026.7.29

別居している祖母が、全財産をつぎ込んだ相手とは……。愛知県で両親や夫と暮らす世帯年収600万の33歳女性はあるとき、90歳の祖母がある人物にお金を渡し続けていることに気づいたと言います。祖母を何とか止めようとしたものの、うまくいかず、祖母はついに貯蓄を使い切り持ち家すら危ぶまれる事態に。すべてを失う祖母を見守るしかない女性に今の心境を教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年6月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である33歳女性のプロフィールは以下の通り。

  • 回答者本人:女性(33歳)
  • 居住地:愛知県
  • 家族構成:父(65歳)、母(71歳)、自分(33歳)、夫(33歳)※二世帯住宅で同居
  • 回答者の職業:自営業・フリーランス(イラストレーター)
  • 配偶者の職業:会社員(正社員)
  • 現在の世帯年収:約600万円
  • 回答者個人の年収:100万円以下
  • 住居形態:戸建て(注文住宅)
  • 現在の金融資産状況:貯蓄約1000万円(別居の祖母は0円)

500万円あった祖母の貯蓄が1年で100万円まで減少!その理由は?

愛知県の一戸建て二世帯住宅で、両親や会社員の夫と暮らす33歳のイラストレーターの女性。別居中の90歳の祖母の身に、リアルタイムで起こっているという金銭トラブルについて教えてくれました。

女性たち家族が祖母に起きている異常事態に気づいたのは1年ほど前。2年前には500万円ほどあった祖母の貯蓄が1年で100万円にまで減っていたことを目にしたのが、そのきっかけだったと言います。

実は、祖母の家には家族も知らぬ間に「近所に住むなんでも屋だと言い張るおじさん」がたびたび入り込んでいたのだとか。

祖母はその男性に日常のちょっとした買い物やごみ捨てなどの手伝いを依頼。そのたびにお礼として数万円を渡し続けていたと言います。

祖母の財産は男性に奪われ、みるみるうちに減ってしまっていました。

「絶対詐欺だよ」周囲の心配にも全く耳を貸さない祖母

90歳という高齢の祖母には「もう金銭面の判断能力がない」と女性。さらに、地域のシルバー人材センターのスタッフが定期的に祖母の家を訪問して日常生活を助けてくれているため、「なんでも屋」の男性の手伝いは本来「全く必要ない」そうです。

それでも、相手男性は祖母に取り入るのがうまく、祖母は「周りにも絶対詐欺だよと心配されているのに信頼してしまっているのか、逆ギレする始末」とのこと。

事態に気づいた家族は総出で直接対話を試み、祖母自身にも「これはおかしい額だよ」と説得を試みました。しかし、思い込みが激しい祖母は相手を信じ切っており、かばい続けたそうです。

しまいには祖母が、女性たち家族とはもう縁を切ると逆上。「友人にもこちらの悪口を言いふらす始末」に陥ってしまったのだとか。

もともと、女性たちとの同居も拒否して別居を貫くほど、意志が固い祖母。女性は、そんな祖母に対して半分諦めの気持ちは抱えつつも「なんでも屋みたいな、詐欺で生活する人のことは許せませんし、とにかくやるせない気持ちでしたね」と怒りをにじませました。

解決に向けて奔走するも実らず、ついに祖母の貯蓄は0円に……

近所の男性にお金を奪われ続けている祖母に助言をしたら、反対に縁を切ると宣言されてしまった女性たち。とはいえ、高齢の祖母をこのまま放っておくわけにはいきません。

女性たちは事態をどうにかするため、町の地域包括支援センターやケアマネジャー、高齢者の相談機関などに片っ端から相談しました。

ところが、「それぞれ話は聞いてくれるものの、実際に解決には至るような有益な情報にはたどり着けず、結局は自分たちでどうにかしてねといった感じです」と振り返ります。

また、明らかに認知機能が低下している祖母が介護認定を受けられるよう試みましたが、これも難航。結局、祖母に介護認定が下りることはなく、女性は「最後には諦めることとなりました」と明かしました。

結果として、1年前に残っていた祖母の貯蓄100万円は既に底をついてしまったのだとか。「このまま持ち家も手放すことになるでしょう」と女性。

「毎日数万渡していたら持つはずがありません。祖母は家族を失い、お金を失い、家を失い、金がなくなればなんでも屋は来なくなるので、あとは独り寂しく死ぬだけです」と続けました。

今となっては「最初から好きにしたらいいと突き放してしまったほうが楽だったのかもしれない」と考えることもあるという女性。それでも、相手の男性に対しての許せない気持ちは依然として残っていると言います。

最後に女性は「本人の意志が固いと高齢者でも不利益から救うことは難しいのだなと、あまり知りたくなかった教訓を得た気がします。血がつながっている家族だから話せばなんとかなる、悪い人は必ず裁かれる……なんて考えていたこともあったのに、その通りにはならなかった現実がとても憎いです」と複雑な心境を吐露しました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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