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「お盆から戻ったら…」帰省中の6日間、30代夫婦宅がずっと『留守』とバレていたワケ【一級建築士は見た】

  • 2026.8.19
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「お盆から戻ったら、ポストからチラシがあふれていたんです。留守だと、誰にでも分かる状態でした」

そう話すのは、3年前、郊外の住宅地に地元の工務店で注文住宅(4LDK・延床約100㎡/土地約132㎡、約5,100万円)を建てたIさん(30代夫婦・子ども1人の3人暮らし)です。

外構では、デザインと取り出しやすさが決め手で、道路際に宅配ボックス一体型の独立ポストを選びました。引き渡しのとき、工務店から「長く家を空けるときは、郵便や新聞を止めておくと安心ですよ」と聞いてはいたものの、止め方までは知らないまま。これまでの帰省は2泊程度でしたが、今年は6日間と長めでした。

満杯のポストは「留守です」の看板になる

泥棒は侵入する家を見極めるために下見をするため、たまった郵便物は長期不在を知らせるようなもの。新聞や郵便物の留め置き手続きが大切です。

道路際の独立ポストは出し入れに便利な半面、中身のたまり具合まで道路から見えます。Iさん宅のポストは投函口からチラシがはみ出し、夕立に濡れた封筒がのぞく状態。6日間、道行く誰の目にも「留守です」と知らせ続けていたのです。

郵便は「止めて、まとめて受け取れる」仕組みがある

旅行や帰省などで長期間不在にする場合、あらかじめ「不在届」を出しておけば、不在の期間(最長30日)に届いた郵便物等は郵便局で保管され、期間終了後にまとめて配達されます。届け出の際は、自宅への配達を受け持つ郵便局か最寄りの局の窓口へ、運転免許証などの本人確認資料を持参します(用紙は局にあり、公式サイトからダウンロードも可)。

新聞も、販売店へ連絡すれば不在中の配達を止められます。なお、不在届の対象は日本郵便が扱う郵便物等。ほかの宅配会社の荷物は対象外のため、届く前の日時変更などで調整します。

「留守のサイン」を消してから、出かける

道路際のポストは、雨の日も傘いらずで郵便を取れて、宅配ボックスと一体なら再配達も減らせる、外構の働き者です。一方で、その見やすさは「留守の見えやすさ」と背中合わせでもあります。

これから長い旅行の計画がある方は、以下を確かめてみてください。

・連休で家を空けるときは、郵便局へ「不在届」を提出する(最長30日・期間終了後にまとめて配達。窓口で本人確認資料を提示)
・新聞は販売店へ連絡して止める
・宅配は届く前の日時変更や受け取り場所の変更で、不在票をためない
・ポストは外構の設計時に「中身の見え方」まで考える――道路から満杯が見えにくい位置や形も選べます
・ネット通販の置き配設定を解除し、玄関前や宅配ボックスに荷物が放置されないようにする

出かける前のひと手続きで、連休明けのポストは、いつもの静かな顔で家族を迎えてくれます。

参考:長期間不在とする場合の郵便物等の配達について教えてください(日本郵便)


ライター:yukiasobi(一級建築士・建築基準適合判定資格者)
行政で住宅政策・都市計画・建築確認審査など10年以上の実務経験を持つ。現在は住宅・不動産分野に特化したライターとして活動し、空間設計や住宅性能、都市開発に関する知見をもとに、高い専門性と信頼性を兼ね備えた記事を多数執筆している


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