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ホテル・旅館の64%が経験…訪日客の“マナー違反“に現場悲鳴「どうしたらいいのか分からない」海外から戸惑いの声も

  • 2026.8.26
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

日本を訪れる外国人観光客が増え、観光地や宿泊施設などでは、さまざまな文化や習慣の違いを感じる場面もあるでしょう。日本では当たり前だと思っているマナーでも、外国人観光客にとっては馴染みがなく、戸惑うこともあるようです。

そんな中、一般社団法人宿泊施設関連協会が、外国人観光客のマナーについてアンケートを実施しました。アンケートの結果によると、ホテルや旅館の64%が、過去1年間に訪日外国人宿泊者によるマナー違反が発生したと回答しています。

一方で、SNSでは外国人観光客から「どうしたらいいのか分からない」「失敗しないか心配」といった戸惑いや不安の声も見られました。

それでは、アンケート結果をもとに、外国人観光客が日本のマナーについてどのように感じているのか、SNSの声を中心にご紹介します。

訪日外国人のマナー違反、64%が「ある」と回答

一般社団法人宿泊施設関連協会は4月、旅館やホテル134施設を対象に実施した「宿泊施設を利用する訪日外国人のマナー問題」アンケート調査の結果を発表しました。

調査結果によると、「過去1年間で、訪日外国人宿泊者によるマナー違反が発生したことがありますか」という質問では、64%の宿泊施設が「はい」と回答。過半数を超える宿泊施設で、訪日外国人による何らかのマナー違反があったことが分かりました。

特に多かったのが、深夜の話し声やパーティ、足音などの「騒音」です。そのほかにも、「ゴミの分別や処理」「大浴場や温泉に関するマナー」「時間の未遵守」などが挙げられています。

宿泊施設によって寄せられた回答は異なるものの、日常生活や宿泊時の習慣に関わるさまざまな場面で、マナーをめぐる問題が起きているようです。

日本では外国人観光客向けにマナーを発信

外国人観光客の増加に伴い、各地で観光客と地域住民が気持ちよく過ごせる環境づくりが進められています。特に、観光地での混雑やマナー違反などを防ぐため、訪日外国人に向けた情報発信にも取り組んでいます。

観光庁ではこれまで、訪日外国人向けのマナー動画や「未来のための旅のエチケット」、観光ピクトグラムなどを作成・周知してきました。令和7年度には、これらの取組を活用したマナー啓発に関する実証事業を実施。今年度も「観光客によるマナー違反・問題行為の抑制・未然防止に向けた啓発に関する実証事業」の公募をスタートしています。

また、各自治体でも外国人観光客向けのマナー啓発が行われています。

東京都の取り組み

東京都では、訪都外国人旅行者に向けて、観光マナーを紹介するパンフレット「HOW TO ENJOY TOKYO!」を作成しています。交通機関や宿泊施設など、東京滞在中に知っておきたいマナーや習慣について、イラストなどを交えながら分かりやすく紹介しています。

さらに、外国人旅行者が東京で観光を楽しむ際に知っておきたいマナーを紹介する動画も発信しています。

大阪府の取り組み

大阪府では、外国人を含む観光客向けに、宿泊時のマナーを啓発するコンテンツを発信しています。掲載されている動画や画像は、利用条件の範囲内でダウンロードでき、宿泊施設などで活用できるようになっています。

このように、「日本ではこうしたルールやマナーがあります」と分かりやすく伝えるための取り組みが進められているようです。

SNSの声

日本の観光マナーについて、XやRedditでは外国人観光客からさまざまな意見が寄せられています。

特に温泉や旅館など、日本独自の文化や習慣がある場所については、「ルールが分からない」という戸惑いの声も見られました。

  • 旅館は素敵なところが多いけど、ルールは面倒だと思う。
  • 温泉に行ってみたいけど、どうしたらいいのか分からないことが多い。
  • マナーなどで失敗しないか心配。
  • 温泉に入るたびに体を洗わなくてはいけないのかな?
  • 温泉でタオルを浸けてはいけないってどういうことなんだろう。

日本人にとっては当たり前に感じることでも、初めて利用する外国人観光客には分かりにくいこともあるのかもしれません。

とはいえ、日本での観光を楽しむのであれば、現地のルールを守ることが大切だという意見も見られました。

  • 日本の文化を尊重して楽しんだほうがいい。
  • 温泉はリラックスして楽しむためだから、ルールはしっかり守るべき。

「事前に調べておくといい」との声も

安心して日本での観光を楽しむためにも、インターネットなどを活用して事前に情報を調べることを勧める声もあります。

  • 事前に温泉のルールを調べておいたほうがいい。
  • インターネットにマナーなどの情報がある。
  • 分からないことがあったら、周りの人に合わせればいい。
  • 温泉でガイドさんからルールを教えてもらった。
  • ほとんどの施設で英語の看板もある。

訪日前に基本的なマナーを調べておけば、現地で戸惑う場面も減らせるかもしれません。

文化の違いを理解し合って

今回は、訪日外国人の宿泊施設でのマナー問題について、アンケート結果や外国人観光客から寄せられた声とともにご紹介しました。

SNSでは、「どうしたらいいのか分からないことが多い」という声がある一方、「事前に調べておいたほうがいい」「日本の文化を尊重して楽しんだほうがいい」といった意見も見られました。

日本と海外では、生活習慣や文化が異なるため、日本では当たり前のマナーでも外国人観光客には分かりにくいことがあります。そのため、お互いの文化や習慣を理解するとともに、分かりやすい情報発信や案内を充実させていくことも大切なのかもしれません。


参考:
「宿泊施設を利用する訪日外国人のマナー問題」アンケート調査(一般社団法人 宿泊施設関連協会)
令和8年度「観光客によるマナー違反・問題行為の抑制・未然防止に向けた啓発に関する実証事業」の公募を開始します(国土交通省観光庁)
外国人旅行者向け観光マナー啓発(東京都)
外国人等観光客向け宿泊マナー啓発コンテンツについて(大阪府)

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