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猛暑でもバラを枯らさないために:耐暑性の選び方と、夏は咲かせない手入れという選択

  • 2026.7.26

猛暑でもバラを枯らさないために:耐暑性の選び方と、夏は咲かせない手入れという選択

初夏の気候を好むバラたちにとって厳しい季節がやってきました。酷暑に見舞われる地域では耐暑性にも注意してバラを選ぶことが大切です。見過ごしがちな、一季咲きのつるバラとオールドローズの夏の管理のお話もあります。

もはや熱帯と化した日本の夏はバラには過酷

バラの生育に適した気温は25℃前後といわれ、30℃を超すと生育が鈍ることが多いものです。それでも四季咲き性のモダンローズであれば真夏でも花をつけることはできますが、さすがに最高気温が37℃などの日が続くと下葉から黄色くなり、最悪の場合は枯れ込んでしまうケースもあります。

近年の熱帯のような日本の夏では、暑さに強いこともバラ選びのポイントの一つといえるでしょう。猛暑になる地域にお住いの方は、バラを選ぶ際にカタログやネット上の品種解説をよく読んで、耐暑性の強い品種を選ぶことが大切です。

また耐暑性があるということは、真夏でも春のように元気に花を咲かせるという意味ではなく、緑の葉を保って元気に夏を過ごす品種であるという意味もあります。一般に高温乾燥が続くと花は小さくなり、花形も春のような美しさはありません。なので、真夏は無理に花を咲かせて株に負担をかけるより、蕾を切って株の体力を温存させ、秋花に備えるというスタンスでいてもよいでしょう。

暑さに強く、なおかつ自分の審美眼にかなうバラを探す

近年は耐暑性と耐寒性にすぐれ、病害虫の被害にも強いバラが次々に生まれています。‘ノックアウト’シリーズはその代表格で過去に全米で100万本以上を売り上げたとも言われています。ほぼ手入れ不要で公共施設の花壇などに最適ですが、花形や香りにこだわりのある方にはもの足りなく感じるかもしれません。

筆者の印象に残る、美しくて暑さに強い品種をいくつかあげると、イングリッシュローズの‘レディ エマ ハミルトン’、‘ジュビリー セレブレーション’、フレンチローズの‘ローズ ポンパドール’、コルデス社の‘ホーム&ガーデン’などがあります。また‘ファビュラス!’もおすすめの品種です。白の花は弱いという定説をくつがえし、暑さ、寒さに強くほぼ絶え間なく花を咲かせます。

茂り過ぎたオールドローズやつるバラは枝の整理を

春に盛大に花を咲かせてくれた一季咲きのオールドローズやつるバラをそのままに放置していると、枝が伸び放題になり収拾がつかなくなってしまいます。一季咲きのバラは次の春まで花は咲かないので、伸びた枝を切り、株が直立せずに暴れるようであれば支柱やワイヤーなどで軽くまとめておきましょう。

一季咲きのつるバラはアーチや壁などの這わせる構造物に収まるように枝を切り整え、枝数が多すぎるようであれば、古い枝は切っても構いません。つるバラの本格的な剪定と誘引は冬に行うので、それまでは見苦しくないように、また茂りすぎて病害虫の被害に合わないよう、株を清潔に保ちます。なお、一季咲きのオールドローズとつるバラには、冬まで肥料を与える必要はありません。

次回も引き続き、夏のバラのお手入れの話です。

※2023年7月15日に配信した記事を再編集しています。

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