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老後資金を増やすつもりが……投資詐欺で300万を失った年収500万・58歳男性が抱える深い後悔

  • 2026.7.23

定年が近づくと、誰もが気になるのが老後資金。茨城県の58歳の男性は、その資金を少しでも増やそうと知人から紹介された投資話にのったものの、詐欺だったことが発覚し、300万円を失いました。老後の生活設計が狂い、家族への申し訳なさに苦しんだ男性が、被害を少しでも取り戻すために取った行動と、胸の奥に抱える深い後悔とは?

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年4月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である58歳男性のプロフィールは以下の通り。

回答者本人:男性(58歳)
居住地:茨城県
家族構成:本人58歳、妻55歳、長男30歳(別居)、長女27歳(別居)
回答者の職業:会社員(正社員)製造業の管理職
配偶者の職業:パート・アルバイト
現在の世帯年収:約650万円
回答者個人の年収:約500万円
住居形態:戸建て(注文住宅)
現在の金融資産状況:預貯金が約800万円、生命保険あり。投資は少額で投資信託を保有している程度。

退職金300万円を投資。順調だった配当が半年でストップ

茨城県の注文住宅で、パートの妻と暮らす58歳の男性。製造業の管理職として働き、世帯年収は約650万円。別居している2人の子どもはすでに独立しています。

現在の金融資産は預貯金が約800万円ほどありますが、過去に「退職後の資金を増やしたいと考え、知人に勧められた投資商品にまとまった資金を投入したこと」で、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいました。

「退職金の一部を将来の生活資金として増やそうと考え、知人の紹介で知った投資話に約300万円を投じました」と明かす男性。最初は月に数万円程度の配当があると言われ、「実際に数回は少額の振り込みもあり安心してしまいました」と振り返ります。

しかし、半年ほど経過した頃から異変が。配当の振り込みがピタリと止まってしまったのです。

男性が問い合わせても、返ってくるのは「運用中」という曖昧な回答ばかり。その後、ついに「運営会社と連絡が取れなくなり、実質的に資金を引き出せない状態になりました」と言います。

不審に思った男性が後から調べると、同様の被害報告が複数見つかりました。男性が投資した案件も「実態のない投資案件だったことが判明しました」と、知人を介した投資詐欺であったことが発覚したのです。

「なぜ慎重に確認しなかったのか」。夜も眠れない後悔と生活の激変

老後資金として計画していた300万円を失ったことで、男性は生活設計そのものの見直しを迫られることに。「特に、今後の医療費や生活費に対する不安が大きくなり、節約を強く意識する生活に変わりました」と、実害の大きさを吐露します。

旅行や趣味などの支出も控えるようになり、生活の質は一時的に大きく低下。さらに、家族にも心配をかけてしまったという事実が「精神的にも重い負担となりました」と明かします。

知人から紹介された、という理由で、投資話をすぐに信頼してしまった自分に対し「なぜあのとき慎重に確認しなかったのか」と、判断の甘さを責め続けたという男性。

「資金が戻らないかもしれないという不安から夜も眠れない日が続き、将来への見通しが一気に不透明になったように感じました」と、絶望の淵に立たされていました。

消費生活センターや弁護士に相談し、一部返金に成功

追い詰められながらも、男性は泣き寝入りすることなく行動を起こしました。「まず消費生活センターに相談し、同様の被害事例について情報を集めました」と男性。さらに「弁護士にも相談し、返金の可能性や法的対応についてアドバイスを受けました」と、専門家の力も借りました。

同時に、インターネットで同じような被害者の情報を調べ状況を整理。家族ともしっかり話し合い、「今後の資産管理について見直しを行い、投資判断を慎重にするルールを決めました」と、家庭内での再発防止にも努めました。

一連の行動の結果、一部については返金を受けることができた男性。最終的に全額の回収には至らなかったため、完全解決とは言えないものの「対応したことで被害を最小限に抑えることはできたと感じています」と明かします。

何より「行動したことで精神的には少し落ち着きを取り戻すことができました」と、前を向くことができたようです。

「うまい話には裏がある」。自己責任の投資で学んだ絶対のルール

男性は、もし同じような投資話があっても「必ず複数の情報源で確認し、リスクを十分に理解した上で判断します」と断言。「知人の紹介であっても安易に信用せず、専門家や第三者に相談してから決断するようにします」と続けます。

投資詐欺に遭い「うまい話には裏がある」という基本をあらためて実感したという男性。「資産運用は自己責任であり、焦って判断しないこと、分からないものには手を出さないことが重要だと学びました」と教えてくれました。

老後資金を狙う投資詐欺が増える中、知人の紹介だからと安易に信じてしまう怖さと、自ら調べて確認することの大切さを身をもって教えてくれるエピソードでした。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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