1. トップ
  2. エピソード
  3. 生活費?それとも貯金?過去に実家に入れたお金をめぐって、父とのトラブルに悩んだ世帯年収800万・28歳男性

生活費?それとも貯金?過去に実家に入れたお金をめぐって、父とのトラブルに悩んだ世帯年収800万・28歳男性

  • 2026.7.23

社会人になったのを機に、毎月実家にお金を入れ続けていた静岡県の28歳男性。その一部は自分自身の将来のために貯蓄されていると聞いていたのに、父親に「あれは生活費だ」と言われてしまいました。独立や結婚に向けた資金計画が崩れ、家族関係まで悪化したという男性。互いに納得できる解決策を見つけるため、どのように話し合いを進めたのか、詳しく教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年4月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である28歳男性のプロフィールは以下の通り。

回答者本人:男性(28歳)
居住地:静岡県
家族構成:自分(28歳)、妻(30歳)、子ども、義母(55歳)
回答者の職業:会社員(正社員)営業
配偶者の職業:会社員(正社員)
現在の世帯年収:800万
回答者個人の年収:500万
住居形態:戸建て(分譲・建売住宅)
現在の金融資産状況:貯蓄800万

実家に入れていたお金。「一部は将来のために貯蓄されている」と聞いていたのに……

静岡県で妻や子ども、義母と暮らしながら営業職の会社員として働く男性(28歳)。彼は過去に、実家に入れていたお金をめぐって、実の父と揉めたことがあると振り返ります。

以前は実家で暮らしていたという男性。社会人になったころから、毎月一定額を実家に入れていました。もちろん生活費の意味合いはありますが、親からは「その一部が将来のために貯蓄されている」と聞いていたのだとか。

このため、男性自身も「いざ独立や結婚を考えたときに、その貯蓄の一部は自分のものとして受け取れる」と考えていました。

ところが、そんな男性に対し、父親が「あれは生活費の一部であって、お前の貯金ではない」と主張。男性にお金を渡すという案に否定的な立場を示しました。

「家に住まわせてきた分も含めて当然だ」という考えを崩さなかった父親。親子の話し合いは平行線をたどることになってしまいました。

「自分のやってきたことは何だったんだろう」。将来設計が崩れて絶望

当然受け取れると思っていたお金が受け取れないかもしれない……この事態に、男性の人生計画は大きく狂ってしまいました。

「一番困ったのは、将来設計が立てられなくなったことです」と男性。「独立や結婚に向けて資金として考えていた分が受け取れない可能性が高くなり、引っ越しや新生活の準備が進められなくなりました」と、その実害を明かします。

さらに、父親とは普通の会話すら気まずい雰囲気に。父親との関係悪化による精神的なストレスも抱え込んでしまいました。

「正直なところ、裏切られたような気持ちと戸惑いが強くありました」と当時の心境を明かす男性。

「これまで家にお金を入れてきたのは、家族のためでもあり、自分の将来にもつながると思っていたからです。それが否定されたことで、『自分のやってきたことは何だったんだろう』と虚しさを感じました」と吐露しました。

さらに、怒りの矛先は、言われたことをそのまま思い込み、しっかりと確認してこなかった過去の自分へも。「怒りと自己嫌悪が入り混じった複雑な気持ちでした」と後悔をにじませました。

客観的な視点を取り入れたことで、感情的にならずに話し合いへ

どうにか問題を解決したい……そう思った男性は父親とあらためて話し合いの場を設けることにしました。

話し合いでは感情的にならないことを意識。「これまで家に入れてきた金額や期間を自分なりに整理し、メモにまとめて具体的に説明しました」と論理的にアプローチしました。

さらに、信頼できる友人に相談したり、インターネットで法的な考え方などを調べたりして、客観的な視点も取り入れたと言います。

その結果、完全に解決したわけではないものの「これまで曖昧だったお金の扱いについて、お互いの認識のズレを冷静に話し合うことができ、少なくとも今後のルールについては明確にしようという合意ができました」と問題解決に向けて明るい兆しが。

父親も男性の気持ちを少しは理解し、貯蓄の一部については見直しを検討する姿勢を見せてくれたそうです。

「当たり前」と思い込むのはNG。どんなに身近な相手でも曖昧にしないことが大切

もし、実家にお金を入れ始めたころに戻れるとしたら?そんな質問に、男性は「最初からお金の扱いを曖昧にせず、家に入れるお金が『生活費』なのか『貯蓄』なのかを明確にし、可能であれば書面や記録として残しておきます」と断言します。

このトラブルを通じて男性が得た一番の教訓は、「お金のことはどんなに身近な相手でも曖昧にしないこと」でした。

「自分の中での“当たり前”は相手にとっては当たり前ではないこと、だからこそ事前に言葉や形で共有しておく大切さも学びました」と教えてくれた男性。家族だから大丈夫だろうという思い込みが、将来の大きなズレにつながってしまう、そんなことを身をもって実感した男性の経験談でした。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ