1. トップ
  2. エピソード
  3. 長女がうつになり「一切の笑いが家から消えた」。世帯年収300万・55歳男性が「貯蓄が底をついた」と明かす壮絶な生活

長女がうつになり「一切の笑いが家から消えた」。世帯年収300万・55歳男性が「貯蓄が底をついた」と明かす壮絶な生活

  • 2026.7.23

家族がある日突然、うつ病を発症したら……?京都府で派遣社員として働く55歳の男性は、県外の大学に通っていた長女が大学2年のとき、うつ病を発症。オーバードーズによって緊急搬送され、入院する事態に陥ってしまいます。退院後、実家に戻ってきた長女から目が離せず、時短勤務を余儀なくされた男性。さらに、多額の医療費で貯金はわずか7万円に……。今も続く男性の過酷な日常を教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年4月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である55歳男性のプロフィールは以下の通り。

回答者本人:男性(55歳)
居住地:京都府
家族構成:妻(54歳)、長女(22歳)、長男(16歳)
回答者の職業:派遣・契約社員(大手回線提供事業者のITカスタマーサポートセンタのオペレーター)
配偶者の職業:パート・アルバイト
現在の世帯年収:約300万円
回答者個人の年収:手取りで約220万円
住居形態:戸建て(分譲・建売住宅)
現在の金融資産状況:家の火災保険、貯蓄7万円

県外の大学に通う長女がうつ病を発症。退学し、実家に戻ってくることに

京都府の戸建て住宅で妻と子ども2人と4人で暮らす55歳の男性。現在の世帯年収は約300万円、金融資産は「家の火災保険、貯蓄7万円」と非常に苦しい状況にあります。

その原因は、現在も続いている長女の看病です。実は、広島県内の大学で看護を勉強していた長女が大学2年のときにうつ病を発症。「一人で暮らす長女は深夜にオーバードーズをして病院に緊急搬送された」と言います。

長女はそこから約3カ月にわたって入院。その後、大学を辞めて実家のある京都へ帰ってきました。

しかし、事態はそれで収まりませんでした。京都へ帰った後も、長女はオーバードーズによる救急搬送を繰り返しました。

長女から目を離すことが難しくなり、男性自身も「時短で働かざるを得なくなった」一方で、長女の医療費は膨れ上がっていきます。

「病院に支払う金額が多額に及んだため貯蓄が底をついた」と明かす男性。さらに、長男の高校入学に伴い、毎月の費用が増大したことも重なり、家計は火の車になってしまいました。

「一切の笑いが家から消えた」。家族全員を巻き込む負の連鎖

男性が困ったのは金銭面の問題だけではありませんでした。長女から目が離せないことで、働きたくても働けない事態に苦しんだだけでなく、満足に睡眠がとれない日々も続いたと言います。

さらに、その影響は他の家族にも。「長女の動きを見て長男まで不安定になってしまい、妻もふさぎ込み話をしなくなった。一切の笑いが家から消えた」と明かす男性。家族は崩壊寸前の状態に陥ってしまいました。

そして驚くことに、その状況は現在も完全解決には至っていない、とのこと。男性は「今後の見通しが全く立たず、生活が破綻することがあきらかであり夢も希望も無い」と現在の絶望的な心境を吐露します。

「TVなどで鬱に関して見かけることは度々あったが、家族の中で一人が鬱になると家族全員に影響が出る怖さ」を身をもって体感している男性。年齢的に転職も現実的ではなく「今後どうすればよいかわからない」と、八方塞がりの状況に立たされています。

新たな病院を探して試行錯誤。少しずつ落ち着きを取り戻してきた長女

それでも男性は、少しでも状況を改善しようと試みました。

もともと長女がカウンセリングを受けたり、入院したりしていたクリニックは「あまり効果的でなかった」と感じた男性。「長女に合った病院を探すために京都中を転院しまくった」と明かします。

その過程で「意外と不誠実な病院が多いのにとても驚いた」と医療機関への不信感も味わいましたが、娘のために試行錯誤を続けました。さらに、周囲に話しづらい悩みはAIを活用して、解決するようにしたのだとか。

今、長女は「以前よりかは少しだけ落ち着いた」と言います。真っ暗だった家に少しだけ、光が差してきたようです。

とはいえ、現在も壮絶な生活は継続中で、男性自身の限界も近づいています。

「みんなは5年後が、10年後が、老後がと言うが、わかっていない。今日を超えることができなければ明日なんて来ないことを理解していない。今を一番大事にしないと」と男性。

家族が突然病気になり、明日が見えない中で必死にもがく、そんな男性のリアルなエピソードでした。


(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ