1. トップ
  2. マンガ
  3. 父亡き後、共同経営者の持ち逃げで500万の損失!世帯年収250万未満・64歳女性が相対した「天然の詐欺師」

父亡き後、共同経営者の持ち逃げで500万の損失!世帯年収250万未満・64歳女性が相対した「天然の詐欺師」

  • 2026.7.23

亡くなった父親が創業した店。てっきり引き継いでくれると思っていた共同経営者が突如、店のお金や金目のものを全て持ち逃げしてしまったら……?和歌山県で自営業を営む64歳の女性は父の死後、そんな信じられない金銭トラブルに巻き込まれました。総額約500万円の損失と、見知らぬ土地で「頭の中が真っ白になる」ほどの絶望を味わったという女性。警察も弁護士も動けなかったという、あまりにも理不尽なトラブルの顛末を教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年4月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である64歳女性のプロフィールは以下の通り。

回答者本人:女性(64歳)
居住地:和歌山県
家族構成:パートナー(60歳)(※未婚)
回答者の職業:自営業・フリーランス(サービス業)
パートナーの職業:自営業・フリーランス
現在の世帯年収:250万円未満
回答者個人の年収:200万円未満
住居形態:その他
現在の金融資産状況:続く物価高のため、ほぼ0円

父の死後、父の共同経営者が驚きの行動に!

和歌山県で事実婚のパートナーと暮らし、自営業を営む64歳の女性。現在の世帯年収は250万円未満、金融資産も「続く物価高のため、ほぼ0円」という厳しい状況ですが、その背景には、父親が亡くなった直後に起きた壮絶な金銭トラブルが絡んでると言います。

トラブルの相手は、父親が創業した店の「共同経営者」だった人物。父親の店があったのは、田舎の祖母の家で、東京育ちの女性にとっては「数えるくらいしか行っていなかった」地域でした。

そのため、父親が亡くなった後も、その共同者が店を続けてくれるだろう――女性はそう信じていました。

ところが、事態は急転。「その共同経営者が父が亡くなった途端、店のお金と父の実家の金目のものをすべて持ち去った」のです。

女性が確認したところ「銀行口座の残金は0円で、家にあったはずの金目のものもすべてなくなっていた」とのこと。

さらに、父親が亡くなる前、女性自身も何度か「父が信用していた」という、この共同経営者に会ったことがあり、お金を貸してしまっていたのだとか。

共同経営者が逃げたことで、どうすることもできなくなった女性は「仕方がなく、(店を)閉めるわけにも行かないので」と、父の店がある田舎に引っ越してくることになりました。

損失は500万円に!見知らぬ土地での「マイナスからのスタート」

共同経営者による持ち逃げと、個人的に貸したお金の未返済。さらに、壊れていた店の機械の購入も重なり「軽自動車の新車が買えるほどの金額をローンで今も払い続けている」という実害が発生してしまいました。

女性は「後になってなぜ、なぜ借用書を書かなかったのか悔やんでも悔やみきれない。それに加え盗まれた物も合算すると約500万円ぐらいの損失」と、被害の甚大さを吐露します。

そして、何より女性を苦しめたのは、突然放り込まれた過酷な環境でした。「ほぼ見知らぬ土地で、右も左も分からず、0からのスタートと言うより、マイナスからのスタートだった」と当時の絶望を明かす女性。

友人は全員東京に住んでいて、周囲に頼れる人もなく、店のことも何もわからない。孤独と不安に押しつぶされそうになり、人生で初めて「頭の中が真っ白になる」という経験をしました。

警察も弁護士も「証拠がない」。民事調停でも解決せず……

女性は損失を取り戻そうと、「すぐに警察に相談」しました。しかし、相手が共同経営者だったこともあり「『証拠にならない』と何もしてくれなかった」と言います。

さらに、刑事事件での立件が無理なら……と相談した弁護士にも同じことを言われ「せめて借用書があれば」と言われてしまいます。

それでも諦めきれず、簡易裁判所で「民事調停」を申し立てた女性ですが、「結局、何の解決にもならなかった」と振り返りました。

よそ者としての壁もあったのか、「今思えば、こんなド田舎では、民事調停でも、東京から来た人間と地元の人たらしの人間との争いの結果は火を見るより明らかだった」と無念さをにじませました。

「天然の詐欺師だと思う」。高い授業料から学んだこととは?

現在でも、店には時々、その共同経営者から被害を受けたであろう人たちから「○○さんはいますか?」との電話がかかってくるのだとか。

共同経営者の現状に対して「あちこちで借りまくっては姿を消す、ということをくり返しているのであろう」と推測する女性。「自分からは絶対、『お金を貸して』とは言わないが、不幸話はする。天然の詐欺師だと思う」と、相手の本性を明かします。

今思えば、初めて共同経営者に会ったとき「人当たりが良い大人しそうな人間だったが、あまりよい印象は持てなかった」と振り返る女性。「自分の初めの直感を信じるべきだった」こと、そして借用書を作成するべきだったことを、深く後悔しています。

「私の周りにはそんな人間は存在しなかったので、高い授業料だった」と、この過酷な経験を総括した女性。思いがけないトラブルを通し、人の見る目を養うことの重要性を学んだようです。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ