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親切心が仇に……世帯年収1000万・28歳男性が20万を貸した友人に抱いた疑心暗鬼、2人の間に最後に残ったのは?

  • 2026.7.22

困っている親しい友人を助けたい。そんな純粋な親切心から、親しい友人に20万円を貸した大阪府の28歳男性。ところが「来月の給料日には必ず返す」という口約束は守られなかった上に、連絡も絶たれ、深い精神的なショックを受けたと言います。男性が経験した親友との金銭トラブルの顛末と、そこから学んだ人間関係のあり方について教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年4月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である28歳男性のプロフィールは以下の通り。

回答者本人:男性(28歳)
居住地:大阪府
同居家族構成:妻(28歳)
回答者の職業:会社員(正社員)営業
配偶者の職業:会社員(正社員)
現在の世帯年収:1000万円
回答者個人の年収:600万円
住居形態:マンション(賃貸)
現在の金融資産状況:500万円

「来月の給料日には利子をつけて必ず返す」。親友の口約束を信じた結果

大阪府内の賃貸マンションで、共働きの妻と暮らす28歳の男性。営業職の正社員として働いており、夫婦の収入を合わせた世帯年収は1000万円ほどです。

そんな男性は、高校時代から付き合いを続けてきた親しい友人との間で、とある金銭トラブルを経験しました。

発端は、友人が「生活費が急に足りなくなった」「家賃の支払いが遅れそうで困っている」などと相談してきたことでした。

友人について「以前から真面目な性格だと思っていた」男性。「一時的な不運だろうと考え、力になりたいという一心で」貸すことを決意しました。

親しい間柄ということもあり、男性は借用書等を一切作成せず、口約束で手元の20万円を貸してしまいます。「来月の給料日には利子をつけて必ず返す」という友人の言葉を疑う余地もありませんでした。

ところが、約束の日を過ぎても友人からの連絡はなし。男性からメッセージを送っても既読無視されてしまいました。さらに、何度か電話をかけても応じる様子はなく、ついには着信拒否されてしまったと言います。

「共通の知人を介しても連絡がつかず、直接会って話をすることも叶わない」。親友と思っていた相手に、そんな不誠実な対応をとられ、男性は裏切られた現実に直面しました。

人を見る目がなかった自分への嫌悪感。疑心暗鬼に陥った日々

連絡が途絶えた当初、男性は「何か事故にでも遭ったのではないか」と友人を心配していたと言います。

しかし、無視され続けるうちに、裏切られたことに気づき「怒りと悲しみが交互に押し寄せてきました」と男性。「親切心を利用されたことへの情けなさと、人を見る目がなかった自分自身への嫌悪感で胸がいっぱいになり、夜も眠れない日々が続きました」。

20万円という経済的なダメージ以上に、信頼していた友人に裏切られた精神的なショックに苦しめられたという男性。

日常生活に支障が出るほど落ち込み、さらには、その友人を紹介した別の知人との関係もぎくしゃくしてしまいました。

周囲との関係にまで悪影響が及んだ当時の苦しみを、男性は「自分の周りの人間関係全般に対して疑心暗鬼になってしまった」と吐露しました。

法テラスへ相談し、共通の友人の仲介で公正証書を作成

とはいえ、貸した20万円は何とか取り返したい……そう思った男性は、共通の友人に状況を話して仲介を依頼します。同時に、法的な対応も視野に入れて行動を開始しました。

「法テラスの無料相談を利用して、個人間での金銭貸借における法的な解決策についてアドバイスをもらい、今後どのようなステップを踏むべきかを確認しました」と明かす男性。

内容証明郵便の送付も検討したものの、手続きの煩雑さと費用を考慮し、まずはSNSを通じてメッセージを送り続けることにしました。

やがて、共通の友人が間に入ってくれたおかげで、ようやく本人とも連絡がついたと言います。

全額一括での返済は難しかったため、「毎月少額ずつ分割で返済してもらうという公正証書を作成しました」と男性。現在は少しずつ返済が進んでいます。

ただ、金銭トラブルで失われた友人への信頼は戻らない様子。男性は「以前のような友人関係に戻ることは二度となく、深い溝が残ったままです」と明かしてくれました。

「断る勇気を持つことも友情の一つである」と痛感

親しい友人との金銭トラブルを経て、「金の切れ目が縁の切れ目という言葉の重みを身をもって知りました」と明かす男性。

今は「どんなに親しい間柄であっても、返ってこなくても構わないと思える金額以上は貸さない」ことの重要性を実感していると言います。

さらに、万が一貸すことになった場合は書面での借用書を作成した上で、返済期限、返済方法を明確にしたいと明かします。

「情に流されず、相手のためにもルールを厳格に守ることが、結果的に関係を守ることにつながる」と男性。たとえ善意であっても、お金を貸すという行為は、「相手を甘やかし、関係を壊すリスクをはらんでいる」ことを身をもって学んだようです。

最後に男性は「本当に大切な友人であればこそ、金銭のやり取りは慎重に行うべきであり、断る勇気を持つことも友情の一つであると痛感しています」と、人間関係とお金のあり方について得た教訓を教えてくれました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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