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「いい人なのに、物足りない」現実と自分の理想を天秤にかける婚活者のリアル【著者インタビュー】

  • 2026.7.17

【漫画】本編を読む

結婚したくてもできない、したいかどうかもわからない。現代を生きる女性たちの複雑な心境が、SNSでは日々つぶやかれている。『結婚さえできないわたし 29歳からの婚活地獄』(魚田コットン/KADOKAWA)の主人公・渡辺アスカも、そんなひとりだった。

もともと結婚願望のなかった彼女が、友人の結婚報告をきっかけに婚活パーティー、婚活アプリ、結婚相談所など「婚活の世界」に足を踏み入れていく。婚約の破談に、婚活アドバイザーからの厳しい指摘…。そのリアルな描写は多くの読者の共感を呼び、SNSでも大きな反響を呼んだ。

本記事では著者の魚田コットンさんに、本作の制作背景と自分らしい「本当の幸せ」を見つけることについて伺った。

――本作はSNSでも大きくバズり、読者が結婚観について議論する姿も見られました。読み手の共感やリアルを追求するために、とくに丁寧に描いたシーンがあれば教えてください。

魚田コットンさん(以下、魚田):私としては、結婚相談所で出会った男性・山本との真剣交際をアスカが断るところは、かなりリアルだなぁと思いながら「共感」を目指して描きました。お相手のことを「優しい人」だとは思っていても、ときめきがほしいな、と考えることなどは、きっとあるあるだと思うので。

ただこの回くらいから、アスカに対してかなり批判的な反応をいただくようになったのも事実です。人の感情はさまざまなんだな、と。表現の難しさを感じたところでもあります。

――婚活にのめり込む主人公・アスカ以外にも、彼女の友人や交際相手、結婚相談所のアドバイザーなど、さまざまな人物が登場しますね。登場人物たちを描くにあたり、どんな表現を心がけましたか?

魚田:各登場人物の性格をもとに、「この人なら、どんな行動をするんだろう?」とじっくり想像しながら表現しました。

担当さんと打ち合わせするときも「アスカって、こんなセリフ言うと思いますか?」など、何度もやりとりしたのを覚えています(笑)。

取材・文=松本温美

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