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【松下洸平】新曲『Journey』に込めた想い。「大切な人と歩む人生は旅そのもの」

  • 2026.7.17

「何気ない日常も、君といればまるで旅に出たよう」――そんな温かなメッセージが込められた新曲『Journey』をリリースする松下洸平さん。大切な人と歩む人生を“旅”になぞらえた楽曲には、限りある時間を大切な人と慈しみながら生きてほしいという願いが込められています。

インタビューでは、作詞・作曲の舞台裏やMV制作秘話、旅への思い、そして40代を迎える今だからこそ感じる等身大の生き方やファッション観まで、たっぷり語っていただきました。


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「誰かと歩む人生は旅そのもの」──『Journey』に込めた思い

――『Journey」』は松下さん自身が作詞を手掛けられていますが、歌詞にどんな思いを込められたのでしょうか?

松下洸平(以下、松下)「今回の曲がすごく明るくてゴスペルライクな曲に仕上がったので、そのビートに合うようなテーマを選びたいなと思ったんです。元々ラブソングにしたいという気持ちはあったのですが、限定的なパートナーとの恋愛ではなく、家族や友人への愛であったり大切な人、大切なものと歩む人生の素晴らしさを表現したかったんです。

人生にはまっすぐな道だけでなく、急な坂道があったり、時には右か左かを選択しなければいけないこともある。それはみなさんに起こることですが、大切な人と一緒に愛を持って進めば怖くない、乗り越えられるという強さとポジティブなメッセージをこの曲に込めています。それと、それは永遠ではなく期限付きであるということもしっかり伝えたかった。

だからこそ1分1秒も無駄にせず、余すことなく大切な人と一緒にいる時間を楽しんでほしいと思うんです。みなさんの中にあるそういった思いを表現することでみなさんの人生のテーマ曲になるといいなと思いながらこの歌詞を書きました」

――作曲も松下さんが手掛けられていますが、曲が先に出来上がったのでしょうか?

松下「そうですね。(プロデューサーの)Shin Sakiuraくんと一緒にスタジオに入ってゼロベースから作りました。最初にゴスペルをベースにしたいということは決まっていたのでお互いに好きなゴスペルアーティストの曲をかけながらなんとなく方向性を決めて、コードを探しつつ。それと同時に僕はメロディをつけて、ある程度イメージが固まったところで、家に持ち帰って僕がメロディに言葉を乗せて、何度かやりとりをしながら仕上げていきました」

――歌詞に散りばめられた言葉の中で、一番初めに思い浮かんだ言葉など、思い入れのある言葉はありますか?

松下「サビの冒頭にある“愛を探して まるで当てのない 旅のよう” という言葉がこの曲の一番大きなキーワードになっていて、それは最初に閃いた言葉。それが最初にあって、その中でどうドラマを作っていくかを考えながら世界を広げていきました」

――『Journey』というタイトルは、いつのタイミングで決まったのでしょうか?

松下「レコーディングもマスタリングも終わって、スタッフの方から“さすがにそろそろ、タイトルを決めてほしい”と言われたタイミングで(笑)。それまでは新曲とか“旅の歌”とか呼んでいたんですけど、なんとなく自分の中では仮タイトルで『Journey』にしていたんです。それでいよいよとなった時に、いろいろな言葉を探したのですが、この言葉しか思いつかなかった。でもそれくらい自分の中でもしっくりきていた言葉だったので、このタイトルになりました」

旅が教えてくれた、新しい自分との出会い

――松下さんはテレビで旅番組のナビゲーターなどを務められたこともありますが、旅に対する思い入れはありますか?

松下「実はあまり遠出をするのが得意ではなかったんです。家から離れれば離れるほど不安になっていくという小心者だったのですが、ここ数年、海外での仕事なども多くなってきて。いざ飛び込んでみたら、そこには大きな刺激があって、まだ知らない自分に出会えたので、それに気づいてからは率先して海外での仕事はもちろん、プライベートでもまだ行ったことのない遠い場所を探していくようになりました」

――旅をする際に、選ぶ基準はありますか?

松下「目的地を選ぶときに、いつか行きたいと憧れていた場所に行くことです。例えば子供時代に“南の島に行ってみたい”と思ってたとしたら、その頃の自分の思いを叶えてあげられるような場所を選ぶようにしています」

――今までの旅で思い出に残っている場所や、『Journey』というタイトルをつける際に思い浮かんだ場所はありますか?

松下「思い浮かんだのは東京以外のライブやフェスへ向かう新幹線や飛行機の移動。この曲は僕にとって大切な全ての人のことを思って作った歌なので、ライブに来てくれるファンの皆さんの顔が僕の頭の中にはずっと浮かんでいたんです。だから移動中はファンの方と一緒に旅しているような気持ちになるので、会場に向かう車の中やツアー先での出来事なども、歌詞を書く上でのヒントになりました」

『銀河の一票』で出会った監督と再タッグ。MVに込められた壮大な世界観

――『Journey』のMV(ミュージックビデオ)は、博物館で撮影をされたそうですが、どのようなアイデアで曲と博物館がリンクしたのでしょうか?

松下「Jo Motoyo(ジョー・モトヨ)さんという方にMVの監督をお願いしたのですが、Joさんは僕が出演したドラマ『銀河の一票』の商店街で踊っているオープニング映像の監督をされた方なんです。すごく明るくて独創的な発想が魅力的だなと思ってお願いしました。

僕自身の曲のイメージでは、景色のいい道を車で走りながら……みたいなものを思い浮かべていたのですが、Joさんは、この曲は壮大な愛の物語で地球が誕生してから愛のバトンを渡し続けてきた様子を表現したいと。僕は1回の人生をイメージして曲を作っていたのですが、彼女はそれをもっと大きな世界へと広げてくれて、だからこそ恐竜時代から表現しましょうってなって、博物館での撮影になりました。その映像が不思議と曲にリンクしているので映像としてもぜひ楽しんでいただきたいですね」

俳優だからこそ描ける、3分間の物語

――松下さんは俳優としても活躍されています。俳優としての表現がアーティスト活動にも影響を与えていると思いますか?

松下「お互いにいい影響を与えていると思います。役をいただいたときに与えられる情報は台本のみで、そこにはその役の出生や幼少時代など背景が描かれているわけではなく、演じる側が想像すること。そういう与えられたものから広げていく作業が曲を作る時にも役立ったりする。例えば、曲のテーマがあったとしたらそれを膨らませて3分とか4分の物語にしていく。歌詞を書く際の作業では俳優での経験が助けになっている気がします」

――メロディや歌詞は、どんなときに作っていますか?

松下「よし書こう、と思うとなかなか思い浮かばないのでふとしたときに浮かんだメロディやフレーズを断片的に記憶しておいて、それをパズルのように組み合わせて作るスタイルが多いかもしれません」

――記憶するのは、スマホですか?

松下「ほぼスマホですね。読み返した時になんじゃこりゃ? 意味がわからないぞとなるときもあるし、新幹線の中で思い浮かんだメロディを録音したつもりだったのに走行音しか入っていなかったりということもあるんですけどね」

“引き算” が歌を変えた。ボーカリストとしての新たな発見

――楽曲制作の期間で自分自身の変化や成長を感じたことがありましたら教えてください。

松下「ボーカルのディレクションもShinくんがやってくれたのですが、歌詞の言葉の意味が最大限に伝わる方法についてディスカッションしながら歌入れをしたのが、自分の中では新しい試みでした。熱い思いが溢れてくる中で、その思い通りに声を出すと表現過多になってしまうこともあるんです。

言葉が持っているパワーやその後ろのビートや曲、メロディのコードラインがすごく明るいので、必要以上に僕が歌で明るさを表現する必要はないということは新たな発見でした。なので、今回は淡々と歌っています。100%で歌ったテイクもあったのですが、ちょっと押し付けがましさを感じたので、100から少しずつ削っていっていい塩梅を見つけたのですが、この方法は今後も採用したいなと思えるくらい、いい発見でした」

――歌詞の言葉を伝えるには引き算も必要だったと?

松下「そうですね。それが聴いてくださる皆さんの距離ともリンクしているような気がしたんです。こちらが全力で抱きしめようとすると相手はちょっと引いてしまう。だからこそお互いがいい距離感で存在している方が心地いいし、本当に言いたいことを伝えられると思うので。

他にも優しくささやくように歌うことで、グッと距離を縮められることもありますよね。なので、歌い手と聞いてくださる方の距離感って繊細だし、声というものが相手との距離を測るメジャーの役割を果たしているんだなと思いました」

「好きな服を着ること」が毎日を輝かせるスイッチ

――『何気ない日常も君といれば旅のよう』という内容が印象的な『Journey』ですが、松下さん自身が最近、心を動かされた出来事を教えてください。

松下「7、8年ぶりにファンクラブイベントをしたことです。これまでもライブで音楽を共有することはありましたが、一緒にゲームをするなど、ファンの方と時間を過ごせたのがとても嬉しかったですね。あと、今回は最後に皆さんのお見送りをさせていただいたのですが、一人一人にお手紙をお渡ししたんです。目を合わせて気持ちを伝えられたのは僕にとって貴重な時間だったし、今後はもっとイベントをやろうと思いました」

――松下さんが日々実践している毎日を輝かせる方法は?

松下「好きな服を着ること。高い安いとか似合う似合わないも関係なく、自分が気に入っている服を着ることが、1日を始める切り替えのスイッチになっているような気がします」

――お洋服を選ぶポイントを教えてください。

松下「自分のライフスタイルにフィットしているかどうかです。プライベートでは穏やかな日々を送りたいので、そんな自分の気持ちにフィットする着心地のよさや色味、サイズ感など、日常に寄り添ってくれるものが好きです。

それは意図的に選んでいるというより、そういうものが好きなんだと思います。20代の頃は、迷子になっていて写真を見返すととんでもない服を着ていたなと思ったりするんですね」

――自己主張のある着こなしをしたかったということでしょうか?

松下「何が自分らしいのかわからなくなっていたんでしょうね。色々試した時期もありましたが、今はちょっと肩の力が抜けてシンプルという無防備な状態でも気負わず生きれるようになってきたのかもしれないです」

「僕は僕」。40代も等身大で歩いていきたい

――GLOWは40代の女性ファッション誌ですが、40代のイメージは?

松下「僕も来年40歳になるのですが、今のところ“めっちゃ大人”なイメージ。なので、40歳になって大丈夫かなと思いながら生きている最中です。ただ、40歳だからと思って、頭の中にある40代のイメージに無理にフィットさせないようにはしたい。“僕は僕”というマインドは忘れずにいたいですね。これから先も等身大のままでいいかなと思っています。

もちろん昨日より今日、今日より明日という向上心や探究心は今もあるけれど、根本的に変えられない部分があるということを30代で知ったので、そこは周りに大いに甘えて助けていただきながら、無理せず生きていけたらいいなと思っています」

――ファッション同様、生き方も肩の力が抜けてきたということなのでしょうか?

松下「そうですね。でもその一方で “このままじゃいかん”と思うことも。今、『豊臣兄弟』という作品に携わらせていただいているのですが、若い世代が多くて彼らの姿を間近でみていると“このままじゃいかん”という気持ちも芽生えてくるんです。なので、そういう刺激を受けつつ、自分に鞭を打って驕らずに進んでいきたいなと思います」

――この夏、人生に寄り添う曲『Journey』がリリースされるにあたって、GLOW世代にどのように楽しんでほしいですか?

松下「人生は長い旅だと思うので、限られた時間の中で自分を輝かせるためにも、大切な人のことを大切に思う気持ちを感じていただけると、より毎日が楽しくなると思います。きっと皆さんの背中を押すようなポジティブな曲になっているので、楽しいときも辛いときもこの曲を聴いていただいて、何かを感じていただけたら嬉しいです」

“人生は長くて限りある旅”——そう語る松下さんの言葉どおり、『Journey』は、楽しい日にも、少し立ち止まりたくなる日にも、そっと寄り添ってくれる一曲になりそうだ。

松下洸平 Profile

1987年東京都出身。母の影響を受け幼少期から油絵を始め、美術系の高校に進学。高校時代に歌手になることを決意し、音楽の専門学校に進学して楽曲制作を始めるなど、幼いころから芸術と音楽に親しむ。2009年から俳優としての活動を開始し、2019年NHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演。現在NHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に出演中。2027年春からは全国を回るホールツアーも開催予定。

DIGITAL SINGL
『Journey』
2026年7月17日配信予定

松下洸平のソニー・ミュージックレーベルズ移籍第1弾作品。作詞は松下自身が手掛け、作曲は、アイナ・ジ・エンドやなとりなど数多くのアーティストの楽曲制作にプロデューサーとして携わるShin Sakiuraとの共作。何気ない日常も、君といればまるで旅に出たように。幸せなVIBESが溢れるソウル感満載のHAPPY SONG。

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