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松下洸平さん「自分に精一杯で優しさを受け取れなかったことも」どんなときでも“譲れない軸”とは

  • 2026.4.20

39歳の今、仕事と関係のない時間の大切さを改めて感じているという松下洸平さん。忙しさのなかでも、何気ない会話や人との時間が、ふっと自分を整えてくれるといいます。仕事でもプライベートでも、どんなときの自分でも「優しさ」は大切にしたいと思えるようになった背景には、これまでの経験の積み重ねがありました。

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「仕事とは関係のない時間」を意識してつくって、自分を整えています

仕事への向き合い方として、オンオフははっきりある方だと思います。無理に切り替えるというよりは、オフの時間をちゃんと持つことで、自然と自分が整っていく感覚に近いのかもしれないです。30代最後の歳になって、自分自身が改めて感じているのは、仕事とは関係のない時間や、人と会う時間の大切さです。忙しない毎日のなかだと、どうしても後回しになりがちなんですが、だからこそ意識して大事にしたくて。

最近は自分のための時間も、ちゃんと持つようにしています。ベランダで育てている植物を眺めながらコーヒーを飲んだり、炊飯器ではなくて、わざわざ土鍋でご飯を炊いたり。最近は暖かくなってきて、植物たちが元気に芽吹いているんですよね。土鍋でご飯を美味しく炊くのは水の量や温度調整にも気をつけないといけないのですが、結構得意なんです(笑)。

そんなふうに、何気ないことにゆっくり向き合う時間が、気づけばいちばんのリフレッシュになっている気がします。特別なことをするわけじゃないんですけど、そういう時間があることで、自然と気持ちが整って、また仕事にも向き合える。

仕事に悩んでいる時に一緒に悩んでくれる人の存在もとても大切ですが、仕事とは関係ない友人や家族と話すことで、自分が今抱えている悩みが、少し気持ちが軽くなるというか。そういう時間があると、ふっと力が抜けて、また頑張ろうと思えることが多い気がします。

友達はたくさんはいないけど、カッコ悪い部分や弱い部分もさらけ出せる関係を大事にするタイプです

もともと、そんなにたくさん友達がいる方ではなくて、今でも本当に数えるくらいしかいないんです。身近にいる人たちに対しては、やっぱりちゃんと向き合っていたい。いいところだけを見せるのではなくて、かっこ悪い部分や弱い部分も含めて、自分をさらけ出していきたいと感じるようになりました。そうじゃないと、本当の意味で深い関係にはなっていかない気がしていて。きれいに整った関係というよりも、人としてちゃんと向き合える関係だからこそ、自分自身が無理をしすぎず、正直でいることをこれからも大切にしていきたいなと思っています。

余裕がなかったあの頃も自分なりに精いっぱいで、でも今なら…

自分らしさってなんだろうって考えた時に、すごく難しいんですが、どの自分も自分で。でもそのどれもが少しずつ違うんですよね。家族にしか見せられない顔もあるし、友達に見せる顔も違うし、仕事の現場で見せる顔もまた違う。ただ、そのなかでひとつ変わらず軸として持っていたいなと思うのは、「優しさ」。どんな立場にいる時でも、どんな自分でいる時でも、それだけはブレずにいたいなと思っています。

20代の頃は、正直、優しさを大事にしようなんて全然思えていなかったのですが、いろんな経験をしてきたからこそ、人の優しさに気づけるようになり、今こう思えるようになったのかなと思います。

優しさに救われたこともあれば、優しさをうまく受け取れずに傷ついたこと、相手の優しさに期待しすぎてしまったこともあって。そうした経験を繰り返すなかで、人との距離の取り方や優しさの受け止め方が、少しずつ変わっていきました。

当時はまだ、他者からの優しさをうまく受け止める余裕もなくて。悔しくて誰かのせいにしたり、文句を言ってしまったりすることも多かったんですけど、あの頃はあの頃なりに精いっぱいだったとも思うんです。自分を保つためには、ああするしかなかった部分もあったのかなって。

でも、もしあの頃の自分に今何かを言えるとしたら、「そのままでいいけど、いつか気づける時が来るよ」と伝えたいですね。厳しい言葉をかけてくれた人のことも、今なら自分の可能性を信じてくれていたからこその、優しさだったんだなと感じることができます。

松下洸平さんプロフィール

1987年3月6日 生まれ、東京都出身。2008年 、洸平名義でシンガーソングライターとしてデビュー。翌年より俳優活動を始め、NHK 朝の連続テレビ小説『スカーレット』 (‘19)でヒロインの夫 、八郎役で人気を博し、数々の作品に出演。歌手、俳優と多方面で活躍中。

2026年4月20日からスタートの月10ドラマ「銀河の一票」。黒木華×野呂佳代×松下洸平で紡ぐ新しい選挙エンターテインメント!政界を追い出された秘書、星野茉莉(黒木華)が、政治素人のスナックママ、月岡あかり(野呂佳代)を都知事候補に立て、選挙に挑む。政権与党・民政党のホープで、主人公・茉莉の幼なじみである日山流星(松下洸平)と2人異色の女性バディが奮闘する人間ドラマ。

撮影/平井敬治 ヘア・メーク/宮田靖士 スタイリスト/丸山達彦 取材/小出真梨子

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