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おばあさん「反対の道を通って」→ 数分後、振り返ると『目を覆いたくなる光景』に「血の気が引いた」

  • 2026.7.17

たった一言の声かけで、人生が大きく変わっていたかもしれない。そう思わずにはいられない、不思議な出来事があります。今回は、筆者の友人のぞみさん(仮名)から聞いた、少し背筋がぞっとするエピソードを紹介します。

見知らぬおばあさんからの声かけ

今の会社に入社したばかりの頃、私は仕事が忙しく、毎日のように帰宅が深夜になっていました。ある冬の日、いつも通り残業を終えて駅までの近道として使っていた細い路地を歩いていると、後ろから突然声をかけられたのです。「お姉さん、そっちじゃなくて反対の道を通った方がいいよ」

振り返ると、そこには70代くらいのおばあさんが立っていました。見知らぬ人だったため戸惑っていると、おばあさんは少し申し訳なさそうな表情で、「ごめんね、余計なお世話かもしれないけど、今日はあっちの道を通った方がいいよ」とだけ言いました。

理由はわかりませんでしたが、言われた通り一本隣の大通りを歩くことにしました。

数分後に起きた事故

すると数分後、先ほどまで通ろうとしていた路地の入り口で、車が電柱に衝突する事故が起きたのです。現場には警察や救急車が駆け付け、周囲は騒然としていました。

事故の時間を確認すると、もし普段通り路地を歩いていたら、ちょうどその場所を通るタイミングだったことがわかりました。「あと少し早く歩いていたら、事故に巻き込まれていたかもしれない」そう思った瞬間、背筋がぞっとしました。

お礼を伝えたかったのに……

後日、あの日のおばあさんにお礼を伝えたいと思い、同じ時間帯に何度かその場所を訪れました。しかし、何度足を運んでも、おばあさんと再び会うことはありませんでした。

近所の人に尋ねてみようとも思いましたが、結局そのまま月日が過ぎていきました。

あのおばあさんは誰だったのか

今でも、あのおばあさんが偶然通りかかった親切な人だったのか、それとも何かを感じ取って声をかけてくれたのかはわかりません。ただ1つ確かなのは、あの日あの一言がなければ、事故に巻き込まれていた可能性があったということです。

今でも冬の夜にあの道を通るたび、おばあさんの優しい声を思い出します。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2021年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:中條みき
医療事務として7年間勤務。患者さんに日々向き合う中で、今度は言葉で人々を元気づけたいと出版社に転職。悩んでいた時に、ある記事に救われたことをきっかけに、「誰かの心に響く文章を書きたい」とライターの道へ進む。専門分野は、インタビューや旅、食、ファッション。

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