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【青葉台】早起きして「桜台公園」へ睡蓮を見に行ってハッケンしたのは…

  • 2026.7.16

実は早起きは大のニガ手で、この原稿も夜中の2時に書いている。そんな私が早起きして近所の公園まで睡蓮(スイレン)を見に行きました、というお話です。

写真上)カルガモのいる池もある

カルガモの親子たち

東急田園都市線の青葉台駅前でその公園の住所をスマホの地図アプリに入力すると、地図上でも距離はけっこうあるなと感じた。近ごろは家から2分くらいのところばかりしか出かけていないから、ホントに歩いて行けるのか自信がなかった。

歩き始めて20分くらい経ったところだろうか、急に視界が変わり、「桜台公園」と彫り込みのある石柱で公園に着いたことが分かった。学生らを乗せた、大きなイモムシのようなバスが行き交う道路に接していて、その道路脇から見える池にはカルガモがいる。複数いるが、体の大きさや羽の模様の色違いからどうやら親子のようだ。

ちょうどカルガモを眺めている人がいて話を聴いた。

「毎日、観察している人が意外にいますよ。」

いきなり、ほほう〜と相槌を打ってしまう話が出てくる。

「2つの家族がいるんですよ。」

いわゆる縄張りがあるのでいっしょにはなれないけど、この小さな池にカルガモの2つの親子が暮らしているのだという。しばらく観察していると、親鳥同士は近づくと威嚇したり、自分の子どもではない小さなカルガモを追いかけたりしている。雛の成長ぶりも気になるだろうし、これは毎日でも観察したくなる情景だ。

出典:リビング田園都市Web
写真上)手前は子どもたちのようだ 写真下)昼過ぎに行ったら咲いていない(泣)
出典:リビング田園都市Web

この公園に来た目的は睡蓮の花を見ることだが、睡蓮はカルガモの親子たちの生活場所になっている。雛は全部で4羽いるようだ。カルガモは雛の時点でカラスなどの天敵に食われてしまうことがよくあるので、よくこれだけの数が育ったなと感心する。

「睡蓮があの雛たちの隠れ場所になっていましたね」と散歩に来ていた方から聴いた。

その肝心の睡蓮の花だが… 咲いていない(泣)。

この花は、よく間違えられるハスの花と同じで、朝早くから咲くものだという。ようやくたどり着いたという気分なんだが、昼をとっくに過ぎた時間に来たのだから当然なんだろう。後日、朝に訪ねることにする。

こんもりとした森がある公園

3日後、青葉台駅から朝6時のバスに乗り再度公園を訪れた。駅からはバス停で2つ目なのだが、ちょっとしたお出かけの気分になる。

公園に着くとウグイスが囀っていた。上手でよく通る声はイソヒヨドリだろう。カルガモのいる池の隣にこんもりとした森があり、鳥の声はそこから聞こえる。

森とは反対側に目をやると、例の大きなバスが通る道路で、青葉台駅とを結ぶバスは、窓を通して見えるシルエットから、通勤通学客をたくさん乗せているように見える。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web

睡蓮は…

控えめだけど咲いている。写真を数枚撮り、これで今回の目的は果たした。池に固まって葉を広げている一帯には10輪近い蕾があるので、まだこれからも咲くのだろうと感じた。

事前にネットで見た花は白かったが、ここの花は濃いピンクで、どちらかと言えばお彼岸をイメージする色かな。

都市公園だけど、雑木林の風景

気温が上がってきたので木陰のベンチでメモを取ることにする。

犬の散歩のコースにしている人が多いようで、リードを引いた人と犬がどんどん前を通り過ぎる。池にいたカルガモの親子たちも上がってきて、ベンチにいる私を眺めている。親鳥はカメラを向けると明らかにカメラ目線で、警戒しているという感じではない。おそらく地域の人たちに可愛がられていて、カルガモの親子もそれを感じているのだろう。

出典:リビング田園都市Web
出典:リビング田園都市Web
ドングリから芽を出したようだ

園内にはせせらぎもある。湧水ではなく、ポンプで循環させているようだ。

せせらぎの奥には散策路らしき整備された小径が続いている。公園で会った方から聴いた話によると、ここはもともとは個人の私有地だったらしい。 ”この自然の森を残して" という条件で横浜市に寄贈した、という。もう40〜50年前の話という。

なるほど、ここは「谷戸」だったのかという風景で、横浜市の管轄する都市公園の一つなんだが、園内で育つ植物は造成した公園で見かけるような見た目の綺麗さとかで選ばれた種ではない。クヌギとかコナラとかの生活する人が手入れをしながら維持していく雑木林の風景である。

林の散策路沿いで見つけた小さな苗のような木、これはドングリから生えたものだろう。あたりには、おそらくコナラと思われるドングリを実らせる樹木が囲んでいる。秋にドングリはたくさん落ちるが、芽を出して育つ率は高くないと聴いたことがある。ちょっと珍しいものを見たゾという想いで眺めた。

ドングリの樹があるということはカブトムシやクワガタとかも夏に出てきそう。ワクワクする森が住宅地の中にあるというのは羨ましい。

睡蓮を目当てに訪ねたところだったが、またいい場所を見つけた気分である。

帰途はバスで帰るのもアリ

この公園までは、健康な成人であれば青葉台駅から歩いて15分程度と思われるが、チャンスがあればバスで来るのもアリだと思う。なぜなら、ここには車体2つくっつけて運転する大きなバスが時間帯によっては何台も走っているからだ。

「タンデムライナー」と名づけられたこの大型のバスは、東急のバスではここだけだという。 ”連節バス” というカテゴリーで、そもそも全国でもそう多く走っているものではない。

ただしこのバス、いつだと乗れるのかは時刻表には表示がない。公園から帰ることにしてバス停で待ってみたが私は乗れなかった。写真を撮っていた時にはどんどん来たのに、である。バスの終点で降りる際に運転手さんに話を聞いてみたが、運転間隔に規則性はなさそうだった。

この車両に限定しなければバスは日中なら10分前後の間隔で来る。バスのほとんどが日体大と青葉台駅を往復している。

日体大とを往復する大型バス
最寄りの「公園前」バス停
出典:リビング田園都市Web

猛暑の時期だ。もしバスに乗らずに歩いて帰ったなら、ご褒美に青葉台駅前のスーパーかコンビニでアイス買って食べるというのもイイ。バスターミナルのそばにファミマなどがある。スーパーなら「まいばすけっと」がバスルートの途中、もしくは駅前バスターミナルまで行く手前の銀行の裏手あたりにある。

ちなみに、青葉台駅前からは運賃は片道240円(ICカード利用の場合)、バスに乗っている時間は、わずか4分だ。バスの通るルートだと歩いてもアップダウンは少ないが、近道を通ろうとすると意外に坂の上り下りがある。

なお、取材に訪れた際に虫に刺され痒かった。ブヨに刺されたような痒みだった。この時期は虫除けはあった方がいい。散策路は梅雨時の雨が続いていたせいか滑りやすかった。

このレポートは2026年7月上旬に現地取材しました。 (取材と執筆 : 旅人カメラ)

カメラ:ソニー NEX-5R

レンズ:PZ 16-50 OSSⅱ F3.5-5.6

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