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「上級者のダウンスイング」とは?“シャロースティープ”が正解…!?

  • 2026.7.15

「アイアンはダウンブローに打つ」のが定説だが、近ごろは「プロでもレベルブローになってきた」という説も。

しかし、「そのどちらでもなく、トッププロのダウンスイングは“シャロースティープ”なんです」と市原建彦プロ。シャロースティープとは何か?どうやればできるのか?詳しくレッスンする。

Shallow Steep 「シャロ―スティープ」とは

ダウンスイングでのクラブの動かし方。切り返しからハーフウェイダウンにかけて、クラブをいったん寝かし(シャロー)、ハーフウェイダウン以降はクラブを立てて(スティープ)下ろしていく

入射角は鈍角すぎても鋭角すぎてもダメ!

ヘッドの入射角は、シャローは「鈍角=レベルブロー」、スティープは「鋭角=ダウンブロー」を意味します。鈍角すぎるとクラブが寝てフェースが開き鋭角すぎるとクラブが立ちすぎてヘッドが地面に刺さってしまう。その中間の角度がベストですが、それを実現するのがシャロースティープのダウンスイングになります。

トラックマンを使ってスイングデータを計ると、思ったとおりの結果が出ました。7番アイアンを打って、アイアンにとって大切なデータの入射角、バックスピン量、打ち出し角を検証すると表のようなデータに。シャロースティープはすべてが適正値の幅の中に入りますが、ダウンブローとレベルブローは適正外になってしまい、完璧な理想弾道が打てません。

「上級者のダウンスイング」とは?“シャロースティープ”が正解…!?
ダウンスイング別のデータ比較(7I・ロフト32 度で計測)

「何球打っても似たようなデータになりました。ダウンブローもレベルブローももっとも肝心な入射角が、たまに適正値の幅の内に入ることがありますが、それでもバックスピンか打ち出し角が適正値内からはみ出してしまう。3 項目すべてが適正となるのは、シャロースティープだけでしたね」(市原)

✕ ダウンブローは

クラブが立ちすぎてヘッドが外から急角度で下りる。上体が正面や目標方向に突っ込んでインパクトが詰まってしまう

鋭角に打ち込もうとするとロフトが立って当たるので、打ち出しは低くバックスピン量は多めに。フケ上がって風に弱い球筋になってしまう

✕ レベルブローは

ハーフウェイダウンまでにクラブを寝かすのはいいが、寝かしたままだと手元が体から離れてインサイドから低く下りてしまう

振り遅れてフェースが大きく開いたり、手元が出すぎてシャンクが起こりやすい。打ち出しは高くなるが、グリーンに止める十分なバックスピンが入らない

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=市原建彦
●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。187cm、83㎏。06年アサヒ緑建よみうりメモリアル優勝。
弾道解析器を使ってのスイング分析も得意な理論派プロ。ジェニュイン所属。

構成=三代 崇
写真=中野義昌
協力=神崎カントリー倶楽部

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