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接触は1日2回だけ 神戸どうぶつ王国ですくすく育つマヌルネコ5つ子の「子育て」

  • 2026.7.13
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神戸市中央区にある「神戸どうぶつ王国」で誕生した、マヌルネコの5つ子の赤ちゃん。すくすくと成長している背景には、お母さんの「アズ」の深い愛情と、飼育スタッフの懸命のお世話がありました。マヌルネコは高地に住む珍しいネコで、非常に繊細で臆病な気質を持ち、飼育も難しいことで知られています。飼育担当の金井友紀さんに話を聞きました。

5つ子に寄り添う、母アズの熱心な見守り

これまでにも出産経験のある、「ベテラン母」のアズ。金井さんによると、今回生まれた5つ子の赤ちゃんについても、誕生の直後から熱心に子育てをしているそうです。

金井さん:「5頭の仔ネコたちの動きがどんどん活発になり、目が離せなくなっている状態ですが、アズはしっかりと仔ネコたちの様子を観察しています。いつも優しく、そして注意深く子供たちを見守ってくれています」

現在も1日に2〜3回ほどは母乳を与えている姿が確認されており、アズの献身的な育児が5つ子の成長を支えています。

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成長したマヌルネコの5つ子=写真提供:神戸どうぶつ王国

ストレスと感染症を防ぐ。あえて近づかない「1日2回」のルール

生まれたばかりのマヌルネコの赤ちゃんは感染症のリスクが非常に高く、また親ネコも神経質になります。そのため、飼育スタッフはあえて接触を最小限に抑えてきました。

金井さん:「出産当初から現在まで、私たちが直接ケージに関わる頻度は変えていません。朝と夕方の『1日2回だけ』です。それ以外の時間は、全てモニター越しに遠隔で様子を確認しています」

このルールは感染症の予防だけでなく、アズに過度なストレスを与えないためのものだといいます。

物音一つで食事を中断。バックヤードの緊張感

マヌルネコの繊細さは、日常のふとした瞬間の行動にも現れるといいます。

金井さん:「例えばご飯を食べている最中であっても、ふと何かの物音がするだけで、ハッとびっくりして食べるのを一瞬やめてしまうことがあります。そんな姿を見るたびに、やはり非常に繊細な生き物なんだなと感じます」

人間の気配や物音に細心の注意を払い、なるべく干渉しないように見守る。飼育員の懸命な見守りとアズの愛情で、5つの小さな命はここまで成長することができました。

ライターコメント

慣れているとはいえ、お母さんのアズにとって5つ子を育てるのは大変なことだと思います。一生懸命に仔ネコたちを見守って子育てをするアズの健気な姿と、モニター越しにハラハラしながら見守り続けた飼育スタッフのみなさんの優しさに、胸がいっぱいになりました。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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