1. トップ
  2. トレンド
  3. 「つい履いてしまう」新潟県警が注意喚起した“運転手の履物”に「危なそう」「見たことがある」

「つい履いてしまう」新潟県警が注意喚起した“運転手の履物”に「危なそう」「見たことがある」

  • 2026.8.2
undefined
出典元:photoAC(画像はイメージです)

夏になると、サンダルや下駄など、足元が涼しい履物を選ぶ機会が増える人も多いのではないでしょうか。近くへの買い物やちょっとしたお出かけなど、「少し運転するだけだから」と、そのまま車やバイクに乗ってしまうこともあるかもしれません。

そんな中、新潟県警察交通部の公式X(旧Twitter)アカウントが、自動車や原動機付自転車を運転する際の履物について注意を呼びかけ、注目を集めています。

普段はあまり意識しない「履物」が、実は安全運転に大きく関わっているようです。

「少しだから」が危ない 警察が呼びかける“運転に適した履物”

新潟県警察交通部は2026年7月28日、公式Xで「げたや木製のサンダルを履いて自動車や原動機付自転車を運転してはいけません」と注意喚起しました。

投稿では、運転中に履物が脱げたり、ペダル操作に支障が出たりするおそれがあり、交通事故につながる危険性があると説明。「交通事故を起こさないためにも、運転に適した履物で、安全運転をお願いします」と呼びかけています。

道路交通法第70条では、「安全運転の義務」として、下記のように明記しています。

車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない

なお、道路交通法本体には特定の履物を直接指定する禁止規定はありませんが、同法第71条第6号に基づき、各都道府県の『道路交通施行細則』等において具体的ルールが定められています。 自治体によっては、下駄やハイヒール、かかとが固定されないサンダルなどでの運転が明確に禁止されており、

例えば「千葉県道路交通施行細則の運用について」では、「下駄」だけでなく、かかとが高く安定性のないハイヒールや、滑りやすい木製サンダル、鼻緒が脱げやすくペダル操作に誤りを招くおそれのある履物なども禁止対象として挙げられています。

禁止される履物の詳細や基準は自治体ごとに異なるため、「かかとがしっかり固定されているか」「ペダルを確実に操作できるか」を確認するとともに、お住まいの地域の規則を意識することが大切です。

サンダルだけじゃない? JAF実験で分かった“運転しづらい靴”の特徴

実際に履物によって運転はどれほど変わるのでしょうか。

JAFは、サンダル、厚底の靴、ハイヒールなど履物の違いによって、ペダル操作にどのような影響が出るのかを検証しました。4人のモニターが3種類の履物を履いてテストコースを走行し、アクセルやブレーキの踏み方、足の動きなどを計測しています。

その結果、サンダルはペダルを踏み替える際に脱げやすく、思うように踏み込めなかったり、ペダルに引っかかったりする場面が確認されました。

また、厚底の靴では足裏の感覚が伝わりにくく、普段どおり踏んだつもりでも、想像以上にアクセルを踏み込んでしまうケースがありました。

そして、ハイヒールは、かかとが高くなることで足先だけでペダルを操作しがちになり、細かな力加減が難しくなる傾向が見られたといいます。

JAFは、こうした履物ではペダルの踏み替え時に引っかかりや微調整のしづらさから、急発進や急加速につながるおそれがあると指摘しています。

服装に合わせて履きたい靴がある場合は、運転時だけスニーカーなど運転しやすい靴に履き替え、目的地で履き替える方法も安全対策の一つといえそうです。

「見たことがある」「つい履いてしまう」SNSでもさまざまな声

この話題を受け、SNSにはさまざまな反応が寄せられています。

SNSでは、「ビーチサンダルでバイクに乗っている人を見たことがある」「下駄での運転は危なそう」といった体験談が寄せられました。一方で、「夏はサンダルのまま運転しがちなので気を付けたい」「短距離でも履き替えるようにしている」と、自身の習慣を見直す声も見られています。

また、「近所だとつい履いてしまっていた」「厚底も運転しづらいとは知らなかった」「サンダルだけ注意すればいいと思っていた」と、JAFの実験結果に驚くコメントも少なくありません。

普段何気なく履いている靴でも、種類によって運転への影響が異なることに改めて関心が集まっているようです。

安全運転は“履物選び”から 出発前に確認しておきたいポイント

夏は足元が軽くなる季節ですが、履物によっては思わぬ危険につながることがあります。

「少しだけだから」と油断せず、車に乗る前にはペダルを安全に操作できる靴かどうかを確認することが大切です。快適さだけでなく安全性にも目を向け、安心して夏のドライブを楽しみたいですね。

参考:
新潟県警察交通部「ひかるくんの交通安全」@ni_police_kotsu「運転手の皆さん」(2026年7月28日投稿)
道路交通法(法令検索e-GOV)
運転に適した靴、履いていますか?~履物の違いによる運転の危険性~(JAFユーザーテスト)(JAF)
千葉県道路交通法施行細則の運用について 
警察庁 都道府県警察リンク集(警察庁)

の記事をもっとみる

注目コンテンツ