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「留守中に、誰かが出入りしてるんじゃないか」家から消えた私物。だが、思わぬ犯人の言い分に絶句

  • 2026.7.13

信頼していたママ友

そのママ友とは、幼稚園で出会って以来、互いの家を行き来する間柄だった。

子ども同士も仲が良く、私は彼女を心から信頼していた。

困ったときはお互いさま。そう言い合える相手がすぐ近くにいることが、私にとっては何より心強かった。

「宅配便を受け取りたいから、少し鍵を貸してくれない?」

そう頼まれたときも、迷わず預けた。

留守番をしてくれた彼女に、むしろ私は礼を言ったほどだ。

その信頼が揺らいだのは、しばらくしてからだった。

大切にしていたアクセサリーや、まだ使っていない商品券が、少しずつ姿を消していく。

とびきり高価なものではない。けれど、確かにそこへしまったはずのものが、次に見たときには消えている。

その繰り返しが、じわじわと私を不安にさせた。

「また、見当たらない……」

気のせいだと思い込もうとした。けれど、なくなる物は増えていくばかりだった。

「留守中に、誰かが出入りしてるんじゃないか」

夫の一言で、私はようやく現実と向き合った。

玄関の見える場所に防犯カメラを設置し、答えを待つことにした。

突きつけた一本の映像

数日後に確認した映像は、私の想像をはるかに超えていた。

外出した直後、あのママ友が何のためらいもなく鍵を開け、家に入っていったのだ。

その手つきに、迷いはひとつもなかった。何度も繰り返してきた者だけが持つ、慣れた動き。

信じていた相手のその姿に、全身から力が抜けていった。

私はその場面を再生できるようにして、彼女を呼び出した。

画面を見せた瞬間、彼女は目を見開いた。

それでも、口をついて出たのは謝罪ではなかった。

「仲がいいのにダメなの?」

私は耳を疑った。

以前に鍵を借りた際、勝手に合鍵を作っていたのだという。

謝るどころか、彼女は私の家を自分の居場所のように語った。

悪いことをしているという自覚が、まるでない。

それが何より恐ろしかった。

「あなたの家、居心地がいいから。ついね」

悪びれもせず笑う彼女に、ぞっとした。

けれど私は、あえて冷静に言葉を返した。

「合鍵を返して、二度とうちに来ないでください」

「そんなに、怒ることないでしょ」

「怒って当然です」

私が警察にも相談したと告げた瞬間、彼女の笑顔が凍りついた。

世間話のつもりだった侵入が、はじめて「事件」として彼女に迫ったのだ。

血の気の引いた顔で、彼女は合鍵を差し出した。もう、その口から軽口が漏れることは二度となかった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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