1. トップ
  2. おでかけ
  3. ハンバーガーや焼き菓子はいかが? 続・続・フードライターP(ぴい)さんが見つけた、鎌倉の食いしん坊スポット。

ハンバーガーや焼き菓子はいかが? 続・続・フードライターP(ぴい)さんが見つけた、鎌倉の食いしん坊スポット。

  • 2026.7.13

鎌倉に惹かれて、何度も訪れているフードライターP(ぴい)さんが、食いしん坊向けスポットを紹介。最終章はカジュアルな店へ。

知らないことだらけ。 鎌倉は深いなぁ。

『グッドメローズ』日々のたゆまぬ調整が美味を生む。

「メローズクラシックバーガー」¥1,600。+ベーコン¥600。見よ、この元気溢れるバーガーを。「押さないで、上から横からというふうに分けて食べるといい」と教わった通りに口にすると、初めてのおいしさ。
「レモンジンジャー」¥750。生姜の薄切りがたっぷり。温冷どちらでも。
「スイートチリウィング」¥1,050。ブルーチーズのソースにディップしながら。合うぅ。
店主が子どもの頃、プロスケーターとしてヒーローだったESOWさんが描いてくれた。
迫力の壁画。

降り注ぐ陽光を浴びながら海岸線を走っていると、なぜかアメリカンな気分になってくる。店構えにぐぐっと魅せられてハンバーガーを食ベに『グッドメローズ』へ。店主・上原康将さんは鎌倉生まれ、鎌倉育ち。生粋の鎌倉っ子だ。憧れる。店内の壁面に大きく描かれた木村彼子さんの思いきりがいいのに繊細この上ないイラストに、まずは感嘆。
そしてハンバーガーを食べて、そのおいしさにのけぞった。たかがハンバーガー、スナックだろうと高を括っていた自分を思いっきり恥じた。凛とした佇まい、バンズの香ばしさと食感、パテイの風味と歯応え、野菜のシャキシャキ感とどこまでもパリッと心地よい噛み応え。いやはや、まいりました。今すぐにでもまた食べに行きたい。行列だけど。

DATA 神奈川県鎌倉市坂ノ下27−39 0467-24-9655 10:30〜18:30 火休

『井上商店』ランチにおやつにうどん、どお?

「天丼(小)」¥1,100。海老天1、野菜天6。もちろん揚げたてだ。野菜のラインナップに紫人参が入っているのが、いかにも鎌倉野菜って感じで嬉しい。ちょっと甘めの薄味のたれもグッド。
うどんは口当たりも喉越しもツルン、スルン。口の中で伸びるようなしなやかさ。つゆはほんのり甘口。
うどんの薬味。天かすも。
天ぷらは単品でも。夕方、人がはけたころに1人飲みもいいかも。これは「さきいか」¥300。季節の菜の花や春キャベツなどもよさげ。
看板は高い所。

観光客でごった返す小町通りから人ひとり通れるくらいの小さな路地を入ったところにある『井上商店』へ。「食券を買うスタイルで、開店したのは知ってたけど、しばらく寄りつかなかったの」と、近所に住む友人。「ところが、食べてみたらおいしかったのよ」。彼女はお昼によく、うどんと天丼(小)を食べるという。それに倣って我々も。
次々入る注文を見ながら、店主・井上拓也さんがバンバン天ぶらを揚げていく。片や、大きな釜でうどんをゆでる。ワンオペだが、仕事は早い。出来上がったざるうどんの、何と色っぽい出で立ちか。ぬめっ、つやっとおいしそう。薬味が先にドンときて、好きなだけどうぞ、な感じ。天ぶらもいいねえ。麺好き、揚物好きにはたまらない店だ。

DATA 神奈川県鎌倉市小町2−2−22 0467-84-9095 11:30〜18:00 不定休

『アコテ材木座』かわいいビストロのお菓子を。

席数が少ないこともあるが、土曜日は少し前から予約しないと、なかなか入れない人気店。友人の鎌倉マダムは、「カスレがおいしいの」と絶賛する。近いうちに、しっかりとご紹介したい。エレガントなパルフェも。
テイクアウトのお菓子は誰でも購入可能だ。牛の形のミルククッキーは「サブレアコテ」1枚¥150。

ちょこっと趣向を変えて、小さなお菓子コーナー。プチ手みやげに。いずれまた、ご登場願うだろう、カスレがおいしい『アコテ材木座』は、『月と松』のすぐ近く。食事は満席でも、クッキーやケーキは購入可能だ。しかし、それも売り切れ必至。有料だが、ショッパーもかわいい。豚さんのイラストがついたクッキー缶はあらかじめ予約を。

DATA 神奈川県鎌倉市材木座3−13−17 0467-50-0452 11:00〜18:00 食事11:30〜16:30LO カフェ14:30〜16:30 水木金休

『ベーシック ベイク コト』小さな店だけど、見つけてね。

カットのチーズケーキ。1個¥648〜。4種類から選べる。
店名のロゴも看板もシンプルでおしゃれ。近所に欲しい店だ。

そして、もう一軒。小町通りの小さな路地裏にある『ベーシック ベイク コト』。窓口があるだけの小さなベイクショップだが、焼き菓子の詰め合わせもあり。そういえば、住宅の間を縫うように通っている小さな裏路地を歩く人が増えている。お住まいの方の迷惑にならないよう気をつけたい。

DATA 神奈川県鎌倉市小町2-6-41-105 12:00〜17:00(開店時間は毎週日曜日にInstagramで) 水祝休

『いなほ食堂』街の食堂として、愛される存在。

愛のこもった看板にも稲穂が。店主の名前の瑞穂とかけて。
一番人気の「やみつきチキン南蛮」。八角をきかせた醤油ベースの甘だれがミソ。ご飯と味噌汁、小鉢が付いて¥1,600。もうちょっとタルタルが欲しいという方は、+¥100でタルタル増しに。他に、「豚しゃぶ雲白肉(うんぱいろう)」「ポークジンジャー」など誘惑多し。
黒板も店主の手書き。手先が器用なんだろうな。269日目と書かれているのは、開店してから今日までの日数。そういうのも何かいい。毎日でも行きたい。

小町通りに面したビルの2階に店を構える『いなほ食堂』は、ランチにピッタリの定食屋さん。定食はボリューミーなメインに小鉢2種、ご飯と味噌汁が付く。「昼飲みもできます」と書かれているから、早速ビールか。店主・長谷川瑞穂さんはもと美容師。いくつもの道を経て、料理人に辿り着いた素敵な人だ。今回もご紹介しきれなかった店、数多。鎌倉Pさんぽ、続編はきっとある、だろうか。

DATA 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-29-2F 070-849-7197 11:30〜14:30 18:00〜20:00LO

photo & text : P

※メニューや写真は掲載当時(2024年5月時点)から変更しているものもあります。現在のメニューは各店の公式サイトやSNSなどでご確認ください。

ライター 渡辺 紀子

出典 andpremium.jp

皆からの呼び名は、P(ぴい)。「食べるものなら、おいしくてもおいしくなくても愛おしい」を口上に、『&Premium』創刊時から食の連載「&food」を担当。

元記事で読む
の記事をもっとみる