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【2026最新作公開】なぜトム・ホランド版『スパイダーマン』はこんなに愛される? 魅力を考察&シリーズ総復習

  • 2026.7.10
WCGLA/Mega / Getty Images

間もなく日本で公開される映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版スパイダーマンの第4作目となる本作は、主演のトム・ホランドはもちろん、恋人MJ役のゼンデイヤ、親友ネッド役のジェイコブ・バタロンの“最強トリオ”が待望のカムバック!

トム・ホランド版『スパイダーマン』はついに4部作へ突入。

  • 第1作(2017年):『ホームカミング』
  • 第2作(2019年):『ファー・フロム・ホーム』
  • 第3作(2021年):『ノー・ウェイ・ホーム』
  • 第4作(2026年7月31日公開):『ブランド・ニュー・デイ』

そこで今回は、最新作を100%楽しむために、これまでのMCU版『スパイダーマン』シリーズの魅力を徹底的におさらい!

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【1】不器用な青年の片思いを描く学園恋愛映画

トム・ホランド(Tom Holland)、ローラ・ハリアー(Laura Harrier) Todd Williamson / Getty Images

スパイダーマンことピーター・パーカーは高校生。アベンジャーズの中でもダントツに若い。1作目『スパイダーマン:ホームカミング』では同じ部活動のマドンナ的存在、リズ(ローラ・ハリアー)に片想い。いつも彼女を見つめているのだけれど、話しかけられると舞い上がってしまってうまく返事ができない。キモい人だと思われるのが怖くて、自分から声をかけるのにもひと苦労している。

そんなピーターの姿は、ヒーローというよりも、ハリウッドの古典的な学園ものに出てくる不器用な男の子。たとえば『ガール・ネクスト・ドア』や『ラブ・アクチュアリー』に登場する、憧れの美人とのデートを夢見る冴えない少年にそっくりなのである。ピーターがヴィランと闘う様子だけでなく、どうにかこうにかリズをプロムに誘うシーンもしっかり描いた今作は、アクション映画としても学園恋愛映画としても楽しめる。

【2】未完成で伸びしろしかないヒーロー

『ホームカミング』のピーターは今見てみるととても未熟。アイアンマンに才能を見出されたことが嬉しすぎて、明らかに舞い上がっている。さらにヒーローとして活躍し、アイアンマンに認めてほしいという熱意が空回り。勝手に単独で動いた結果、逆にピンチに陥ってしまう。アイアンマンに助け出され、説教されたピーターはヒーローらしくない自分が情けなくて落ち込んでしまう。しかしその未完成なところが彼の強み。ダントツに若い分、伸びしろも大きい。というか、伸びしろしかない。

2作目『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、3作目『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でもピーターは失敗を重ねつつ少しずつ学び、スーパーヒーローへと成長していく。観客はそのプロセスを目撃することができる。この作品は少年が困難を乗り越えて一人の大人へと変わっていく、成長ストーリーとしても楽しめる。

【3】コアは変えない、変わらない

ゼンデイヤ(Zendaya)、ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)、トム・ホランド(Tom Holland) Dave Benett / Getty Images

『ファー・フロム・ホーム』の前半、ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)と共にヴィランを退治したピーター。頼り甲斐のあるミステリオの中に、アイアンマンの面影を見てしまう。すっかり彼を信用したピーターはアイアンマンから託された人口知能「イーディス」を渡してしまう。しかしそのミステリオこそヴィラン。アイアンマンことトニー・スタークに恨みを抱く元社員だったのだ。イーディスを奪還しようとするピーター。クライマックスの対決シーンでミステリオは、「きみは優しすぎる」とピーターの弱みを指摘する。しかしピーターはその弱みを自分の中に抱え続ける。強いヒーローになりたいと思いつつも、優しさは捨てないのだ。

『ノー・ウェイ・ホーム』ではそのピーターの優しさがストーリーの軸になっている。この作品には並行する別のユニバースで暮らしていたスパイダーマン2、スパイダーマン3が登場するのだが、彼らと闘ったヴィランたちもやってきてしまう。トム演じるスパイダーマン1は、ヴィランたちをヴィランのまま元のユニバースに戻してしまうと、またしても殺されてしまうことを知る。そこでピーターは「彼らをヴィランになる前の姿、いい人に変えてから元のユニバースに帰そう」と提案するのだ。

ヴィランにすら発揮される優しさは、他のスーパーヒーローたちにはないもの。たとえそれがヒーローとしての弱みであっても、自分のコアである優しさは捨てない。それがスパイダーマン1の強さであり、大きな魅力。シリーズを通して感じられるピーターの優しさは観客の心を癒してくれる。

【4】友情と絆の持つ力を教えてくれる

トム・ホランド(Tom Holland)、ジェイコブ・バタロン(Jacob Batalon)、ゼンデイヤ(Zendaya) Theo Wargo / Getty Images

スーパーヒーローは大抵が孤独なもの。周りの人たちからは理解してもらえない苦しみを抱えつつ、1人で世界のために闘っている場合がほとんどだ。アベンジャーズはそんな孤独なヒーローたちの集まりなのだが、スパイダーマンにはネッドとMJというよき理解者がいる。2人はピーターの正体を知っているだけでなく、ピーターと共にヴィランと闘い、時にピーターの命を救う活躍も見せる。

とはいえネッドもMJもただの人間。頭はいいけれど、ヴィランやアベンジャーズに比べて圧倒的に非力である。でも3人は互いを信じ、相手のために全力を尽くして困難を乗り切っていく。その姿は、みんなで力を合わせて頑張ることの大切さを改めて教えてくれる。青春スポーツ映画のようなチームワークは観客の胸を躍らせ、熱くしてくれる。

【5】歴代スパイダーマンが揃い踏み

前述した通り、『ノー・ウェイ・ホーム』には別ユニバースのスパイダーマン2人が登場する。サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアと『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドがカムバックし、大きな話題になった。

ヴィランたちを元の姿に戻すためのバトルの序盤、3人はうまく連携できない。スパイダーマン2と3はこれまで1人で闘ってきたのだから、当然と言えば当然なのだが、その2人にスパイダーマン1はみんなで闘おうと提案する。その一言でスパイダーマンはチームとしてパワーアップ。全員で息の揃ったダイナミックなスイングを披露してくれる。長い映画史の中で、1つの画面に本物のスパイダーマンが3人も登場、決めポーズを見せてくれるのはおそらくこれが初。必見である。

【6】ゼンデイヤとトムの初々しさに胸キュン

ゼンデイヤ(Zendaya)、トム・ホランド(Tom Holland) MediaPunch/Bauer-Griffin / Getty Images

この作品で共演したのをきっかけに、交際に発展したスパイダーマン&ピーター役のトム・ホランドとMJ役のゼンデイヤ。1作目のピーターはリズに夢中で、MJのことはクラスメイト&部活仲間としか見ていなかった。

トム・ホランド(Tom Holland)、ゼンデイヤ(Zendaya) Dave Benett / Getty Images

しかしその後ピーターはMJに心惹かれるようになり、彼女に告白する計画で頭がいっぱい。そんな彼がおずおずとMJをデートに誘い、2人で夜の街に繰り出すシーンは友達以上恋人未満のカップルの醸し出す初々しさに満ちている。トムとゼンデイヤもここから愛を育んでいったのかも、と思わず胸がときめいてしまうはず。

【7】時代を先読みしている

『ファー・フロム・ホーム』でピーターはヴィランのミステリオが見せるホログラムに惑わされ、人工知能を奪い取られてしまう。さらにその人工知能を駆使するミステリオに追い詰められていく。また『ノー・ウェイ・ホーム』では、不正に加工された音声で無実の罪を着せられてしまう。ホログラムやAI、そして不正に加工されたデータは、SNS時代の今、大きな社会問題になっている。つまりいつの間にか『スパイダーマン』の悪が現実になっているということ。時代を先読みしていたMCU。新作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ではどんな形のヴィランを描くのか、怖いけれど楽しみに待ちたい!

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