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55歳ギャグ漫画家、ADHD娘との日々を振り返る。発達障害とうまく付き合うために気をつけていたことは?【著者インタビュー】

  • 2026.7.8

【漫画】本編を読む

55歳、独身。このまま一生、ひとりで生きていくものだと思っていたけれど……。ギャグマンガ家・渡辺電機(株)さんは、55歳の時にふたりの娘を持つ女性と結婚。突然二児の父となった。当時大阪に住んでいた長女のアユちゃんを年度途中で転校させないよう、一足先に東京で父と娘のふたり暮らしを始めることに! そんな実体験を描き出したのが『父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』(渡辺電機(株)/KADOKAWA)とその続編『父娘ぐらし それから 55歳まで独身だったマンガ家が8歳の娘と過ごした4か月間』(渡辺電機(株)/KADOKAWA)だ。

8歳の娘との生活で経験した驚き、ひとりでは味わえない苦労と、幸せ。初めて経験する子育てに悪戦苦闘する様子をコミカルに描き出したこのコミックエッセイは、どのように生まれたのか。著者・渡辺電機(株)さんにお話を伺った。

——アユちゃんには発達障害があるとのことですが、子育てをする上で、発達障害ならではの難しさを感じることはありますか。

渡辺電機(株)さん(以降 渡辺):不注意なところ、思いやりを忘れがちなところが目立ちますが、言っても直らないことなので、叱るのではなく、「意識して気をつけた方がいいよ」という言い方をしています。

——発達障害とうまく付き合うために、気をつけていることを教えてください。

渡辺:発達障害について全く無知だったので当初は面食らいましたが、そういう子は自分が子どもの頃にもいたので、「ああそういうことか」と答え合わせができた感じでした。頭ごなしに叱っても萎縮するだけなので、困っていることは伝えながらも、非難のトーンにならないよう気を遣いました。

——初めて会った時は5歳、一緒に暮らし始めた時は8歳だったアユちゃんですが、現在では15歳の高校生です。最近のアユちゃんを見て、小さい頃と比べてどういうところが成長したと感じますか。また逆にどういうところが変わらないと感じますか。

渡辺:小学6年生くらいからどんどん理性的になり、本を読んだり絵を描いたりするようになりました。それまでの記憶は、頭の中に霧がかかったようにおぼろげで、よく覚えていないそうです。今ではすっかり大人になりましたが、発達障害ゆえのウッカリはそのままです。

取材・文=アサトーミナミ

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