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「一番人気を出せ」横柄な客の要求→訳アリ男の心を解きほぐすメンエス嬢の言葉に「スカッとした」【作者に聞く】

  • 2026.7.7

メンズエステとは、マッサージを中心とした施術で心身の癒やしを提供する男性向けのお店のこと。『メンエス嬢加恋・職業は恋愛です』は、そんなメンズエステを舞台にした創作漫画である。美しくもミステリアスな主人公の加恋が、店にやって来た“訳アリ”な客の心を解きほぐす姿を、作者の蒼乃シュウさん(@pinokodoaonoshu)が丁寧に描いている。

今回の客は、新入社員の仕事ぶりなど常に何かしらのイライラを抱え、肩も背中もガチガチになった「満足できない男」。身体を癒やすべく偶然通りかかったメンズエステに入店し、「この店で一番人気ある子を出してくれ!」と要求したところ、加恋があらわれる。

グレーな世界観で描かれる新しい人間ドラマ

作者の蒼乃さんは、「蒼乃シュウ」名義で漫画を描く傍ら、「ぴのこ堂」というペンネームで呑み歩きのコミックエッセイやグルメ探訪なども趣味で描いている。本作の制作経緯について、「noteで現役メンエス嬢さんの日記を読んで興味がわき、『メンエス嬢』が主人公の漫画を描いたらおもしろいのではないかと思いました。いわゆる風俗とはちょっと違うグレーな世界観で、新しい人間ドラマを生み出せそうな予感がしたんです」と語る。

作中で描きたいテーマは「恋愛」だという。しかし、一般的な男女の恋愛ではなく「セルフラブ」を描くことを意識しており、「好きな人に愛してもらうのではなく、自分で自分を愛することができるようになるきっかけを、加恋は客に提供しています」と明かす。

誰もが一瞬で恋に落ちるビジュアルの追求

普段は見えない人間の葛藤やトラウマだけでなく、じっくり眺めたくなる加恋のビジュアルも本作の魅力の1つである。「男女問わず、誰でも一瞬で恋に落ちるようなビジュアルを心がけています。かわいいだけではなく、凛々しさが表現できたらいいなと頑張って描いています」と蒼乃さんはこだわりを語る。

満足できない男の凝り固まった背中を、あたたかく柔らかな手でほぐしていく加恋。パワハラ気質の男は、果たして自分を愛せるようになるのだろうか。今後の展開も楽しみにしてほしい。

取材・文=石川知京

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