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「親身に話を聴いてくれる人には絶対に心を開いてしまう」不倫の始まりに描いた共通点【著者インタビュー】

  • 2026.7.5

【漫画】本編を読む

小学生の子どもを持つ早紀、美穂、麻衣は子どもが幼稚園の頃から仲のいいママ友同士。「不倫なんて……」と口では言いながら、実は全員不倫している。夫からモラハラを受けている美穂はPTAで知り合ったパパに、子どもの不登校で悩む麻衣は会社の同僚に、そして非協力的な家族に疲弊する早紀は優しい言葉をかけてくれる息子のコーチに……。それぞれが心惹かれていく模様と、その後の選択、結末が描かれる。

『恋するママ友たち 私以外も不倫してた』(吉田いらこ/KADOKAWA)で描かれるのは、ごく普通の女性が抱える心の隙間と、そこから道ならぬ恋へと惹かれていく過程だ。家庭や育児に悩みを抱える3人の姿は身近で、その心の揺れを追ううちに読者に「もし自分だったら……」と考えさせる。著者の吉田いらこさんはよく知人から不倫について打ち明けられることがあるという。3人のキャラクターはどのようにして生まれたのか、不倫について取材をする中で感じたことを聞いた。

――不倫をしている3人とも、「相手が親身になって自分の話を聞いてくれる」というのがきっかけのひとつとしてあります。なぜここを共通点にしたのでしょうか?

吉田いら子さん(以下、吉田):私自身が誰かに話を聴いてほしいと考えているからです。そして親身に話を聴いてくれる人には絶対に心を開いてしまうだろうなと思っています。

――不倫は肯定されるものではないと思うのですが、家族が自分のことを認めてくれない、ぞんざいに扱っている、などの不満も不倫に繋がっているのかなと本書を読んで感じました。共感できる部分はありますか?

吉田:そうですね。不倫は絶対にダメですが共感できる部分はあります。自分を認めてもらえることって大切ですよね。

――また3人のうちにはママ友にも言えない気持ちを抱えている人もいて、そこを不倫相手と共有していくという展開も印象的でした。

吉田:「誰にも言えなかった気持ちでも、親密な関係になった相手には思わず打ち明けてしまうことがあるのではないか」と考えました。不倫が良くないことだという認識は主人公自身も十分に持っていますが、それでも一歩踏み出してしまう。その理由や心の動きを描くためにこのような展開にしました。

――本作の3人の中ではっきりと深い関係のある描写があるのは早紀だけで、他の2人は関係を持つところまではいかなかったかと思います。どこからが浮気・不倫かというのは判断が分かれるところだと思うのですが、先生はどう考えていますか?

吉田:やはり肉体関係が境目になるかなと思います。

取材・文=原智香

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