1. トップ
  2. エピソード
  3. 義母「あんたが離婚したいと我々に言うたんやろ!」→「相談しただけで、離婚なんて一言も言ってません」と返した嫁、夫が選んだ決断

義母「あんたが離婚したいと我々に言うたんやろ!」→「相談しただけで、離婚なんて一言も言ってません」と返した嫁、夫が選んだ決断

  • 2026.6.28

泣きながらの相談

夫は、休みのはずの日にもしょっちゅう仕事へ出ていった。家にいる時間がほとんどない。寂しさと不安が積もって、私は義両親に打ち明けることにした。

「あの人、休みの日まで仕事に行ってしまって。少し心配なんです」

気づけば涙がこぼれていた。義両親はうんうんと聞いてくれて、結婚した日に義父が言ってくれた言葉を思い出した。

「おまえは俺らが絶対に守る。本当の娘だと思ってる」

あの言葉を信じていたから、私はすべて正直に話した。まさかそれが、最悪の形でねじ曲げられるとは思いもせずに。

ねじ曲げられた言葉

異変が起きたのは、一ヶ月ほど経った頃だった。夫の様子が、どこかよそよそしい。思いつめた顔で、私にこう切り出してきた。

「……お前、本当は俺と別れたいんだろ。親からそう聞いた」

頭が真っ白になった。義両親が夫に、こう吹き込んでいたのだ。嫁がお前とは離婚したいと言っている、あんなやつとは別れてしまえ、と。私が仕事に理解のない嫁だと、勝手に解釈したらしい。

訳がわからず、その場で義母に電話をかけた。事情を尋ねた私に返ってきたのは、怒鳴り声だった。

「あんたが離婚したいと我々に言うたんやろ!」

違う。私はただ、寂しいと相談しただけだ。離婚という言葉は、ひとことも口にしていない。本当の娘だと言ってくれた人たちが、なぜこんなことを。受話器を握る手が震えて、うまく言葉が返せなかった。

結局、息子が一番なのだ。守ると言ってくれたのは、ただの社交辞令だったのか。そう思うと、目の前が暗くなった。

夫が選んだ側

このまま流されたら、ありもしない話で夫婦が壊れてしまう。私は深呼吸して、夫の目をまっすぐ見た。

「相談しただけで、離婚なんて一言も言ってません」

休みの日が減って寂しかったこと、それを義両親に泣いて打ち明けただけだということ。離婚という言葉は、一度も口にしていない。私は事実だけを、順を追って静かに伝えた。

夫はしばらく黙り込み、それからゆっくりと顔を上げた。

「……そうか。お前がそんなこと言うはずないよな。俺、確かめもせずに信じかけてた」

夫はその足で実家に向かい、両親に問いただした。話を盛って伝えたことを、二人はついに認めたという。帰ってきた夫は、はっきりと言った。

「お前を疑って悪かった。これからは、何かあったらまず俺に言ってくれ」

あれから夫は、自分の親と少し距離を取るようになった。言葉を曲げる人たちと無理に関わらなくていい、と決めてくれたのだ。私も、二人とは静かに距離を置いた。

守ってくれると信じた相手ではなく、本当に隣で守ってくれたのは夫だった。肩の力が、すっと抜けていった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる