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シートベルト未着用の50代男性「これくらい見逃してくれ」違反の処理を行うと…→直後“発した暴言”にあ然

  • 2026.10.1
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出典:photoAC ※画像はイメージです

交通違反の取り締まりを受けた時、「これくらいなら見逃してくれてもいいのに」と思う人もいるかもしれません。

私が警察官として勤務していた時にも、シートベルトを着用していなかった50代男性から「見逃してほしい」と何度も要求されたことがあります。

応じられないことを説明し続けると、男性の口から飛び出したのは思わぬ言葉でした。

実際にあった事例を紹介します。

14時頃、筆者がパトロールをしていた時のこと

走行している車を見ると、運転していた50代男性がシートベルトを着用していないことに気付きました。

そこで車を停止させて男性へ声をかけ、シートベルトを着用していなかったことを確認。

筆者は男性に、交通違反として切符処理を行うことを伝えました。

すると男性から、こんな要求をされたのです。

「シートベルトくらいなんだから、見逃してくれ」

しかし、違反を確認しているにもかかわらず、本人から頼まれたという理由で見逃すわけにはいきません。

私は男性に、通常どおり違反の処理を行うことを説明しました。

「今回くらい見逃して」要求を繰り返す男性

ところが、男性は納得してくれませんでした。

「今回くらいいいだろう」
「見逃してくれ」

といった趣旨の要求を何度も繰り返します。

私もそのたびに、要求には応じられないことを説明しました。

もし、頼まれたからという理由で一部の人だけを見逃せば、適正な取り締まりができません。

また、同じ違反で取り締まりを受けたほかの運転手との公平性という点でも問題があります。

そのため私は、男性から何度要求されても応じることはありませんでした。

すると、男性の態度が次第に変わっていきます。

「親の顔が見てみたい」「税金泥棒」

見逃してもらえないことが分かると、男性は、

「親の顔が見てみたい」
「税金泥棒」

などと罵倒するようになりました。

しかし、暴言を吐かれたからといって、確認した交通違反がなくなるわけではありません。

筆者は男性の要求には応じず、最終的に通常どおり違反の処理を行いました。

警察官として交通違反の取り締まりをしていると、

「これくらいならいいだろう」
「今回だけ見逃してほしい」

といった趣旨の言葉をかけられることがあります。

取り締まりを受ける側からすれば、「少しくらい」と思うのかもしれません。

しかし、交通ルールには事故を防いだり、事故が起きた際の被害を軽減したりする目的があります。

シートベルトも、その1つです。

「少しくらい」が大きな被害につながることも

シートベルトは、交通事故が発生した際に運転者や同乗者の被害を軽減するための重要な安全装置です。

「近所までだから」「少ししか走らないから」

といった理由で着用しなくても、事故が起きないとは限りません。

また、違反を指摘された後に警察官へ暴言を吐いたり、「見逃してほしい」と要求を繰り返したりしても、違反した事実そのものがなくなるわけではありません。

取り締まりを受けた時には、なぜ違反を指摘されたのかを確認し、同じことを繰り返さないよう自身の運転を振り返ることが大切です。

そして何より、取り締まりを受けないためではなく、自分自身や同乗者を守るためにも、車に乗ったらシートベルトを着用するようにしましょう。

交通ルールを守る一番の目的は、取り締まりを避けることではありません。

自分自身や同乗者、そして周囲の人を守るためにも、「これくらいなら大丈夫」と考えず、安全運転を心がけましょう。


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