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20年以上前の洋服を『ユニクロ』の回収ボックスへ… 次の瞬間、店員が“引き留めた”理由に「生まれ変わりましたね」

  • 2026.7.24
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photoAC(画像はイメージです)

ファストファッションの代表格といえる「UNIQLO」。手頃な価格帯ながらも品質がよく、長年愛用している人も多いのではないでしょうか。

nao masunaga(@Nao_Masunaga)さんが、「UNIQLO服の素敵すぎるリペア」についてX(旧Twitter)に投稿し、「とってもかわいい」「素敵ですね」と注目を集めています。

いったいどんなふうに補修してくれたのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

 

投稿者さんがイタリア・ミラノのユニクロへ持ち込んだのは、20年以上前に購入したユニクロのトップス。長年着続けたことで袖口がビリビリに破れてしまったため、「役目を終えた」と考えて、店舗の衣料回収ボックスへ入れようとしていたそうです。

ところが、その様子を見た店員さんが思わぬ反応を見せました。「こんな古いユニクロのロゴ見たことがない!ヴィンテージだ!」と感激し、回収ではなくリペアサービスを勧めてくれたというのです。確かに20年前と今とでは、ロゴの形も随分変わっていることでしょう。

投稿者さんも、その言葉に背中を押されるように補修を依頼しました。そして仕上がったトップスを見て、さらに驚きます。

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出典:nao masunaga(@Nao_Masunaga)さん

破れていた袖口は、黄色や白、緑、水色などの糸を使った小花の刺繍と布で美しく補修され、まるでデザインの一部だったかのような仕上がりに。裏側から見ても、カラフルでとてもかわいらしいです。

実はこのトップス、投稿者さんにとって特別な思い出が詰まっていました。投稿者さんが中学生だった頃、制服の下に着られる地味な色合いのトップスとして、亡きお母さまが買ってくれたものだったそうです。袖にはお母さまが直してくれた補修の跡も残っており、その思い出があるからこそ手放せずにいたといいます。

そんな大切な一着が、ミラノのユニクロで新たな姿へと生まれ変わりました。リペア料金は8ユーロ。投稿者さんにとっては、価格以上の価値を感じるサービスでした。

服は単なる衣類ではなく、時には大切な記憶を宿す存在になることがあります。今回のリペアによって残されたのは、トップスだけではありません。お母さまとの記憶も、これから先も着続けられる形で受け継がれたのですね。

予想以上に素敵な仕上がりにびっくり

投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

---素敵ですね!「ヴィンテージだ!」と感激する店員さんには、どのような流れで補修を勧められたのでしょうか。

このコットンニットは、2002〜2003年頃、当時中学生だった私に亡き母が買ってくれたものです。校則が厳しい学校だったので、セーラー服の下に着ても目立たない、校則に違反しないものとして母が選んでくれました。数年使ううちに、袖の一部が破れてきたので、母がチェック柄のリボンを使い、補修してくれました。

やがて母が亡くなり、さらに袖の破れも大きくなってきました。何度も捨てようと思いましたが、母が補修してくれた跡を見てなかなか捨てられずにいました。

---大切な思い出が詰まった一着だったんですね。

2026年夏、ミラノで引越しをする必要が生じたので、いくつか衣類を手放すことにしました。まだ綺麗なものはVinted(ヨーロッパのフリマアプリ)で売れますが、破損が激しいものは売ることができません。こうしてミラノのユニクロの衣料回収ボックスに持っていくことにしました。

---リペアサービスについては、以前からご存知だったのでしょうか。

ユニクロには、衣料回収ボックスがあることや、裾上げサービスがあることは知っていましたが、刺子など凝った技術の補修をしてくれることは知りませんでした。というのも円安の今、イタリア在住の私は、ユニクロで買い物といえば、日本帰国時にオンラインで購入するのみ。ユーロ圏で買うとユニクロは高いので、買い物もミラノではほぼしたことがありません。

---ミラノのユニクロで店員さんとはどんなやりとりをしたのでしょうか?

ミラノのユニクロで買い物したことはなかったので、巨大なミラノのユニクロに来店しても、どこに衣料回収ボックスがあるか分かりませんでした。店員さんに聞いたら、その方がリペアを担当されている方だったみたいで、「こんなユニクロのロゴ見たことがない!ヴィンテージだ!捨てるのはもったいない!うちで補修できるよ」と言ってくださいました。値段を聞くと8ユーロだったので、新しい服をユニクロで買うよりは安いし、思い出の品だしなと依頼を決めました。

---店員さんにとっては「ヴィンテージ」だったんですね。

補足として、ユニクロのようなファストファッションをヴィンテージというのはおかしいかもしれませんが、そもそもユニクロが上陸したのが2019年のイタリアにおいて、2000年代のユニクロのロゴやタグはかなり珍しいものだったのでしょう。

背景として、伝統的なビジネスを大事にするイタリアは外資系のチェーンの参入が難しいということがあります。私がイタリアに住み始めた2017年時点で、さすがにマクドナルドはありましたが、スターバックスはまだなく、2018年にようやくイタリア上陸。少しずつ店舗を拡大しているものの、エスプレッソを飲むバールの文化があるイタリアにおいて、アメリカ式のコーヒーが地元の方に受け入れられるのはなかなかハードルが高いです。

---イタリアならではの事情があったのですね。その後、どのように補修を希望されたのかお聞かせください。

一部、亡き母が補修した跡が残っていたので、「これを残して補修してください」と言っただけで、「デザインや色味については任せます」と言っていました。チェックのリボンの部分が一部残っています。

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出典:nao masunaga(@Nao_Masunaga)さん

---仕上がりを見た時の率直なお気持ちをお聞かせください。

部屋着として着るつもりで、外で着るつもりはない服でしたので、てっきり同じグレーの布が当てられ、目立たない形で補修されるかと思っていましたが、予想以上に素敵な仕上がりにびっくりしました。せっかくなのでと思い、引っ越しの荷造り前に写真を撮り、投稿したわけです。

---本当にセンスの良いリペアですね。補修にはどのくらいの日数がかかりましたか?

数日くらいで「出来上がったよ」と電話がありました。

---これからも思い出の服を着続けてくださいね。

捨てるのではなく直して価値を残すサービス、もっと広がって

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

とってもかわいいです!世界に1つの素敵な洋服に生まれ変わりましたね
古いトップスがちゃんと直って、しかも店員さんの反応まで素敵ですね。リペアサービスってこういう体験があるんだ。
20年以上前の服を大切に使い続けられるのも素敵ですね。捨てるのではなく直して価値を残すサービス、もっと広がってほしいです。

ヨーロッパでは、新しいものを次々買うのではなく、古いものを補修しながら大切に使う文化があります。もし何かが傷んでしまった際には、「直して使い続けられないか」という視点を持ってみるのもよいかもしれません。

取材協力:nao masunaga(@Nao_Masunaga)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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