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「あなたのせいで学校に来られなかった」悪者扱いされる子どもたち→自分を守るために出した答えは<盲目愛が生んだモンスターペアレント>

  • 2026.6.23

お母さんからの過剰な愛情を受け、ワガママに育った小学5年生の坂田ゆめひろくん。そんなゆめくんに振り回されているのが、同級生の田代カイトくんとその友だちです。限界を感じたカイトくんたちは、ゆめくんと距離を置こうとしますが、ゆめくんのお母さんはこれを「いじめだ!」と学校へ猛抗議。担任の古川先生もゆめくんばかりを擁護するため、カイトくんたちは理不尽に悪者にされてしまうのでした。

いつものように、ゆめくんに気を遣いながらサッカーをしていたカイトくんたち。しかし、ゆめくんが転んでけがをしても手を差し伸べなかったことで、ゆめくんのお母さんの怒りが再燃。再び学校へ抗議が入ってしまいます。

担任の古川先生は、内心では対応に疲れを感じながらも、「自分のクラスから不登校を出したくない」という思いから、カイトくんたちに「ゆめくんはルールを学んでいる最中。仲良くしてください」とさらなる我慢を求めることに。

子どもたちの不満には向き合わないまま、表面上だけの“仲良し”を求めた結果、理不尽な状況はさらに悪化していき……。

エスカレートする“ワガママな要求”

ゆめくんの要求は日に日にエスカレートし、古川先生もカイトくんたちを一方的に注意するばかり。さらに、ドッジボール中に偶然ゆめくんの顔へボールが当たると、ゆめくんのお母さんは「わざとやられた! 暴力事件だ!」と学校に猛抗議します。

カイトくんのお母さんがいくら説明しても、話し合いは平行線のまま。カイトくんたちは悪者にされてしまいますが、中学受験を控え、先生に調査書を書いてもらう必要もあるため、真っ向から反発することはできません。

それでもカイトくんには、同じように悩みながら一緒に耐えてくれる友だちがいました。以前ゆめくんに執着され、今は引っ越してしまった同級生の津村くんのように、「もしカイトが一人ぼっちだったら……」と想像すると、お母さんは恐ろしさを感じるのでした。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「みんな仲良く」という理想を優先しすぎると、その陰で苦しさを抱える子どもが出てしまうことがあります。また、一方の言い分だけを聞いて判断してしまえば、別の子どもが我慢を強いられることにもなりかねません。

大切なのは、それぞれの気持ちに目を向けながら、公平な視点で状況を見ていくことではないでしょうか。“仲良くすること”だけを目標にするのではなく、お互いが安心して過ごせる関わり方や距離感を、大人も一緒に考えていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

ベビーカレンダー編集部

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