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「まずは出血を止めること」日本戦を控えるチュニジア、新監督の元アシスタントが明かす“心理面のアプローチ”

  • 2026.6.20

エルヴェ・ルナールの長年の右腕として知られるパトリス・ボーメル氏は、チュニジア代表の指揮官に電撃就任した盟友に対して「守備の立て直しを優先するはずだ」とコメントしたとのこと。

チュニジアは日曜日に行われたW杯グループF初戦でスウェーデンを相手に1-5と惨敗。これを受けてサブリ・ラムーシ前監督を解任し、大会の真っ只中でルナール新監督にチームの命運を託すという異例の決断を下した。

かつてルナール監督のアシスタントとして長年現場を任され、彼の後を継いでコートジボワールやザンビア代表を率いた経験も持っているボーメル氏は、『ESPN』に対して以下のように話したとのこと。

「最初の試合後にエルヴェの就任を知ったとき、まず感じたのはサブリ(ラムーシ)への同情と落胆だった。彼は私の友人であり、深く尊敬している人物だからね。

このようなタイミングで引き受けるのはリスクもあるが、彼に失うものは何もない。もし状況を好転させられれば、それはすべて彼の功績になる。今の彼のキャリアにおいて、サプライズを起こすチャンスこそあれ、失うものなどないんだ。彼はこうした挑戦を好み、修羅場にも慣れている。やらない理由はないだろう?

まずは止まらない出血(失点)を止めることだ。直近2試合で10失点、3試合で11失点。彼はまずここに終止符を打ちたいはずだ。

彼は心理面へのアプローチを重視する監督だ。チュニジアの選手たちに勇気と自信を与え、守備を固めることに心血を注ぐだろう。失点を劇的に減らし、強固なブロックを作ってからのカウンター。サウジアラビアや過去の代表チームで彼がやってのけた戦い方だよ。

彼は逆境でこそ輝くカリスマであり、真のリーダーだ。心理的なインパクトは絶大だろう。モチベーションに満ちあふれた、これまでとは違うチュニジアが見られるはずだ。

日本やオランダを相手にするのは簡単ではないが、これがサッカーだ。何が起きてもおかしくない。戦術的にすべてを変える時間はなくても、彼は精神面でチームを劇的に変化させるだろう」

チュニジアは土曜日にモンテレイで日本と、そして来週木曜日にカンザスシティでオランダと対戦する。過去6大会の19試合でわずか3勝しか挙げられていないチュニジア。ルナールという特効薬がどのような効果を表すだろうか。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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