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「タイムゾーンを海外に変えて制限リセット」その執念に戦慄した40代父。スマホ深夜預かりで深夜コソコソ使いをゼロに

  • 2026.6.17

子どものスマホ制限を設定しても、想定外の方法で次々と突破されてしまう——そんな経験を持つ親は少なくないはず。関東在住の40代男性は、小6の男の子に持たせたスマホをめぐり、画面録画を使ったパスコードの盗み撮り、タイムゾーンを利用した制限リセット、さらには就寝中に指紋認証で設定を解除されるという、想定外の連続に直面してきたと言います。一方で、「メリハリ・ルール」による親子関係の改善など、試行錯誤の末にたどり着いたリアルな体験談を紹介します。

40代父と中学生息子の「子育て&スマホ管理」リアル体験談

ママテナ編集部では2026年5月1日~15日、インターネット上で「子どものiPhoneやスマホは何年生から? スクリーンタイム突破・課金トラブル…子育てスマホ管理のリアル体験談」についてのアンケートを実施しました。

回答者のプロフィール

今回エピソードを紹介する40代男性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:男性(40代)
  • 居住地:関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬)
  • お子さん:中学生・男の子
  • 使用機種:中古iPhone(親・家族のお下がり)
  • 初めてスマホを持たせた学年:小学5〜6年生
  • 持たせた最大の理由:緊急時や外出時の連絡手段を確保するため
  • 現在の悩み度:かなり悩んでいる(問題の渦中にいる、毎日のように問題が起きている)

フィルタリングをかけていたのに食事中も隠れてスマホを……「自制心が未発達な時期に依存性の高い環境を与えてしまった」

息子さんにスマホを持たせたのは小学6年生のこと。塾の帰りや外出時の連絡手段を確保するのが主な目的で、持たせた当初は塾帰りなどの連絡がスムーズになるなど、実用面での恩恵も感じていました。

しかし、フィルタリングをかけていたにもかかわらず、息子さんはYouTubeのショート動画を延々と見続けてしまい、食事中も隠れてスマホを触るようになってしまいました。

「まだ自制心が未発達な時期に、依存性の高いコンテンツを自由に見られる環境を与えてしまったのは、親の監督不行き届きだったと反省しています」とのこと。フィルタリングさえかければ安心、というわけにはいかないことを思い知らされた出来事でした。

パスコードを「画面録画」で盗み撮り、タイムゾーンで制限をリセット。「その執念に呆れると同時に戦慄した」

さらに衝撃的な出来事が続きます。息子さんがスクリーンタイムの制限を突破するために使った手口が、二段構えの巧妙なものだったのです。

まず、パスコードを打ち込む場面で「画面録画」をオンにした状態のスマホを渡し、父親がパスコードを解除した後に録画を止めてパスコードを特定。さらに、使用制限が来るとスマホの時計のタイムゾーンを海外に変更して時間をずらし、制限時間をリセットしていたことも発覚しました。

就寝中に指紋認証でスクリーンタイムを解除。信頼を裏切られたショックから、粘り強い対話へ

修羅場となったのは、息子さんが就寝中の父親の指紋認証を使い、勝手にスクリーンタイムの設定を解除していた事件。

「信頼していただけにショックも大きく、一時はスマホを解約することも考えました」と彼は言います。しかし、感情に任せて取り上げるのではなく、「なぜ隠れてやるのがいけないのか」「ルールは何のためにあるのか」を粘り強く話し合い続けた結果、今ではお互いに納得できる設定に落ち着いているそうです。

制限と反発のいたちごっこを繰り返すよりも、対話を重ねることが根本的な解決につながった、一つの好例です。

無料アプリの承認リクエストが何度も。「無料という言葉だけで安易に許可すると、有料サブスクに移行するリスクがある」

高額請求には至らなかったものの、無料体験期間が終わると自動で有料サブスクに移行するゲームアプリの承認リクエストが何度も届いて困ったことも……。

最初の「無料」という言葉だけを見て安易に許可すると、その後解約を忘れて月額料金が発生し続けるリスクがあることを知り、それ以来、承認リクエストが来た際は必ず詳細画面まで開いて「サブスクリプションの有無」を確認するようにしているとのこと。

「無料」の文字に引き寄せられがちな子どもだけでなく、忙しい親自身も確認を怠りやすい落とし穴として、注意が必要です。

冬の夜道、充電切れ寸前の息子を位置情報で発見。「位置情報がなければ……」

スマホ所持は決して悩みばかりではありません。中学1年生の冬、息子さんが部活帰りに予定時間を大幅に過ぎても帰宅せず、位置情報を確認したところ、学校とは全く別の方向にある公園付近で止まっていることがわかりました。

急いで現地へ向かうと、自転車のチェーンが外れて途方に暮れて歩いていた息子さんを発見。スマホの充電も切れかかっており、冬道で暗くなっていたこともあって、状況は一刻を争うものでした。

「位置情報がなければどこまで探しに行けばいいか分からずパニックになっていたと思います」と彼は振り返ります。電話が繋がらない状況でも「止まっている場所」という情報だけで異変を察知し、迅速に動けたのは、位置情報ならではの強みでした。

大事なのはメリハリ! 一番効いた対策は「物理的な夜間預かり」

数々のトラブルを経て、テスト前2週間は息子さんが自分からリビングにスマホを置く代わりに、テストが終わった後の週末だけは制限を全面解除するメリハリ・ルールを導入しました。

また、最も効果的だったのはデジタルな制限ではなく、就寝時にスマホをリビングの充電器に置くという「物理的な夜間預かり」です。

「スマホは親からの貸与品である」という前提で、このルールを徹底。深夜のコソコソ使いが物理的に不可能になり、翌朝の寝不足や遅刻もなくなったのだとか。

「設定で抜け穴を探させてしまうより、物理的に手元から離す時間を作る方が、子どもの脳を休ませる意味でも効果的だと感じます」と彼。デジタルな対策だけに頼らない発想の転換が、長い攻防に終止符を打つ一手となりました。

「失敗やルール破りで落ち込まないで。親子でアップデートしていく過程こそ、生きたITリテラシー教育」

タイムゾーンを使った制限リセット、指紋認証による深夜の設定解除——数々の攻防を経た彼は、同じ悩みを抱える親へこんなメッセージを送ります。

「デジタルネイティブの子供たちは、親が想像もしない方法で制限を突破してきます。一度や二度の失敗やルール破りで落ち込む必要はありません。その都度『次はどう防ぐか』を親子でアップデートしていく過程こそが、生きたITリテラシー教育だと思います。設定の難しさに投げ出したくなりますが、子供を守るための砦は親の設定だけです。一緒に頑張りましょう!」

制限と突破のいたちごっこに疲れながらも、対話とルールの見直しを重ね、今の落ち着きにたどり着いた40代父のリアルなエピソードでした。

 

(文:ママテナ編集部)
※この記事は、ママテナ編集部が2026年5月に実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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