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中3でスカウトマンを“魅了した”「無垢な美少女」 興収141億超の偉業!約2000人の“頂点”に立った「天才ヒロイン」

  • 2026.6.17

確かな実績を積み重ね、長く第一線で活躍するスターがいます。今回はそんな「偉業を成し遂げた名優」をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第2弾として、森七菜さんをご紹介します。地元でのスカウトをきっかけに芸能界へ入り、アニメ映画や、世間をにぎわせた大ヒット作で確かな存在感を放ってきました。本記事では、そんな実力派女優・森七菜さんの魅力に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品を選定・構成しています
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

スカウトから始まった快進撃

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第32回日本ジュエリーベストドレッサー賞表彰式 森七菜 (C)SANKEI

森七菜さんが芸能界に足を踏み入れたのは、2016年・中学3年生の時のこと。きっかけは、地元・大分でのスカウトでした。その同じ年には行定勲監督の「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタi」の広告に出演。

翌2017年には、Amazon Prime Videoのドラマ『東京ヴァンパイアホテル』でアカリ役を演じます。同年、公開された映画『心が叫びたがってるんだ。』では仁藤菜月の中学時代を熱演し、日本テレビ系ドラマ『先に生まれただけの僕』では一ノ瀬由衣役を務めるなど、広告に配信ドラマ、映画、テレビドラマと、活躍の舞台を広げていきました。

その積み重ねがやがて、アニメ映画『天気の子』のヒロイン・天野陽菜役という大きな役どころへ、森さんを導いていくことになります。

『天気の子』のヒロインとして魅せた

そんな森さんの名を一気に広めたのが、2019年7月19日に公開された映画『天気の子』でした。監督を務めたのは新海誠さん。天候の調和が狂っていく時代を舞台に、家出をして東京にやってきた少年・帆高と、ひとりの少女の出会いを描いた物語です。引かれ合いながらも、ふたりはやがてそれぞれの生き方を選び取っていきます。

森さんが声を吹き込んだのは、その帆高が東京で出会うヒロイン・天野陽菜です。ある事情を抱えながらも弟とふたりで明るくたくましく生き、祈ることで雨空を晴れに変えるという不思議な力を持つ少女。物語は、この陽菜と帆高を軸に進んでいきます。揺れ動く心と、その奥にある芯の強さを、森さんは声だけで描き出しました。しかもこの大役は、2000人を超えるオーディションを勝ち抜いて射止めたものだといいます。

公開されると、作品は社会現象と呼べるほどの大ヒットとなりました。2019年の邦画興行収入では141.9億円を記録して堂々の1位に輝き、観客動員も1000万人を突破。その数字からも、この作品がどれほど多くの人の心に届いたかが伝わってきます。

ヒロインを務めた森さんには、「声が大好き」「天才」「心に沁みた」「天使」「陽菜を演じてくれてありがとう」「史上最高の映画」といった声が今も後を絶ちません。

『天気の子』は、まさに森さんの運命を変えた一作だったといえるでしょう。

大作『国宝』 での“寄り添う演技”

森七菜さんの歩みを語るうえで欠かせないもう一本の話題作が、2025年6月6日に公開された映画『国宝』です。 李相日監督がメガホンを取り、吉田修一さんの小説を原作に、奥寺佐渡子さんが脚本を手がけました。

主人公は、任侠の一門に生まれた喜久雄。父を亡くしたのち花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へと足を踏み入れます。そこで出会った大垣俊介とともに、芸に人生を捧げていく ――そんな喜久雄の50年を描いた、壮大な一代記です。

その『国宝』で森七菜さんが演じたのは、彰子。歌舞伎役者・吾妻千五郎を父に持ち、芸の道に人生を懸ける喜久雄に思いを寄せる役どころです。

そんな森さんには、「役そのもの」「演技に圧倒された」「カメレオン女優」「沼落ちした」「演技おばけ」といった絶賛の声が続出。

『国宝』が残した数字も、驚異的なものでした。興行収入は200億円を突破し、観客動員は1415万人を記録邦画の実写作品としてNo.1に輝き、22年間も破られなかった記録を塗り替えたのです。歴代興行収入ランキングでも10位に入り、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に選ばれるなど、国内外で大きな注目を集めました。

こうした大ヒット作で彰子を演じきった森さんは、実力派女優としての歩みをあらためて印象づけることとなりました。

写真家、カルトの娘、そして悪女… 止まらぬ快進撃

森七菜さんの活躍は、いまも止まりません。ここからは、近年の出演作と公開予定作をご紹介します。

  • 映画『GEMNIBUS vol.2』(2026年3月公開)
    6つの作品からなるオムニバス映画です。森七菜さんは、そのうちの一編『青い鳥』で主演を務め、若き女性写真家・ミチルを演じました。

  • 映画『炎上』(2026年4月公開)
    長久允監督によるオリジナル長編で、森七菜さんはここでも主演を務めました。演じたのは、カルト宗教の信者の家に生まれ、やがて家を飛び出すことになる小林樹理恵です。同作は第42回サンダンス映画祭のNEXT部門に選ばれ、森七菜さんにとって初めての海外映画祭参加にもなりました。
  • 映画『藁にもすがる獣たち』(2026年9月25日公開予定)
    江戸川乱歩賞作家・曽根圭介さんの同名小説を原作とした、鈴鹿央士さん主演の一作です。森七菜さんが演じるのは、夜の雰囲気をまとう悪女・し〜なです。

声で演じたアニメーションのヒロイン、大ヒットした話題作、そして次々と続く最新作——。確かな実力で表現の幅を更新し続けるその姿は、まさに「偉業を成し遂げた名優」です。これから先、どんな役で私たちを楽しませてくれるのか、今後の活躍に期待が高まります。


※記事は執筆時点の情報です

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