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「10時に出る」はずが誰も準備しない!?義実家の“のんびり時間”に焦る私 → 気づいた意外な常識

  • 2026.6.16

筆者の話です。
「10時に出よう」と話していても、義実家ではその時間からゆっくり支度が始まります。
毎回ひとりで焦っていた私ですが、少しずつ見えてきたものがありました。

画像: 「10時に出る」はずが誰も準備しない!?義実家の“のんびり時間”に焦る私 → 気づいた意外な常識

迫る時間

義家族と出かける際、私は出発前になると落ち着かなくなっていました。
「10時に出かけよう」と決めていても、その時間になってから義母が着替えを始めたり、義父がお茶を飲み始めたりするのです。
「出発の予定時間が……」と指摘しても「映画館もお店も逃げないから大丈夫」と、義父はいつもの調子で笑っていました。

私は離島育ちです。
島では、船やバスの時間に遅れると次がありません。
一本逃せば帰れなくなることもあり「時間に間に合うように動く」のが当たり前。
そのため、誰も急がない義実家の空気に、毎回ひとりだけ焦ってしまっていたのです。

積もるズレ

時計を気にする私を見て、義母も「慌てなくても大丈夫」と穏やかな顔をしています。
悪気がないことはわかっていました。
支度を終えて待っている自分だけが浮いているようで、時間が近づくたび胸がざわついていました。

私は映画の開始時間や店の予約時間を逆算しながら、頭の中で何度も予定を確認します。
一方で義家族は「せっかくだから寄っていこう」と寄り道することも珍しくありません。
そのたびに「このあと大丈夫かな」と気持ちが落ち着かなくなるのです。

違う感覚

義実家の空気に慣れないまま迎えた、ある日のことでした。
予定していた映画の上映時間に遅れてしまった私たち。
「今回は間に合わなかったから次の上映時間にしよう」
チケットを買っていなかったのでよかったですが、私が「今日はもう映画は無理かな」と思っている横で、義両親は当たり前のように次の上映時間のチケットを買うために、チケット売り場へ向かっていました。

「時間ができたからちょっとぶらぶらする?」
そして、そのまま近くの店へ入り、ウインドウショッピングを楽しみ始めたのです。

「じゃあ先にお茶しようか」
「せっかくだし服も見ていこう」
そんな会話をしながら、義家族は誰ひとり不機嫌になっていませんでした。
その様子を見ながら、私は『予定を楽しむ』より『予定をこなす』ことばかり考えていたのかもしれない、と思ったのです。

少しの変化

今でも、出発前になると少しそわそわしてしまいます。
出発時間が少し遅れても、以前ほど時計ばかり見なくなりました。
義実家の『のんびり時間』にも、少しずつ慣れてきたのかもしれません。
けれど最近は、少しくらい予定通りじゃなくても大丈夫と思える時間も、悪くないのかもしれないと感じています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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