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【日常ミステリー】深夜2時のコンビニで足元に降ってわいた干物→30代女性が10年経った今も忘れられない不可解

  • 2026.6.14

深夜のドライブで寄ったコンビニ

10年ほど前、友人と深夜のドライブに出かけた帰り道のことです。

時刻はちょうど午前2時を回った頃で、主要道路沿いとはいえ車通りはまばらでした。

友人がトイレに行きたいと言い出し、田舎の広々としたコンビニに車を停めました。

入り口に近い駐車スペースは空いていて、私も外の空気を吸いに助手席から降りたんです。

夏の終わりの夜風が、湿った草の匂いと一緒に頬を撫でました。

駐車場の出入り口からすぐの場所に、年季の入ったレトロな自販機が並んでいました。

蛍光灯の薄い明かりに照らされて、昭和の頃のような色合いのパッケージが浮かび上がっています。

「何か買ってみようかな」と独り言を呟きながら、私は自販機まで歩いて近づきました。

アスファルトには小さな雑草が生えていただけで、特に変わったものは何も落ちていませんでした。

足元に降ってわいた干物

自販機の前で財布を開き、ボタンを押そうとしたそのときでした。

なんとなく足元に視線が向いた瞬間、私はその場で凍りつきました。

つま先のすぐ前に、まあまあ大きな魚の干物が、ぽとんと落ちていたのです。

手のひらほどの長さで、開きの状態で乾いた表面が薄茶色に光っていました。

「えっ、これさっきまで無かったよね」と声が漏れました。

私は最初に通った経路を頭の中でなぞり、自販機までの数歩を何度も思い返しました。

歩いたときに気づかないほどの大きさではないし、第一こんな物が落ちていれば踏みそうになるはずです。

周囲を見渡しても、人影はまったくありません。

鳥が落としたのかと空を見上げましたが、街灯の周りに虫が舞っているだけで、それらしい影もありませんでした。

答えのないまま続く違和感

戻ってきた友人にも干物を指差して見せましたが、彼女は「えっ、こんなの落ちてた?」と眉をひそめるばかり。

トイレからの帰り道で何か音は聞こえなかったかと尋ねても、首を横に振られました。

二人でしゃがんで観察してみると、表面はすっかり乾いていて、干物屋の店先から持ってきたような状態でした。

けれど周辺のアスファルトに、引きずった跡も水滴もありません。

指先が妙に冷たくなり、私たちは目を合わせたまま動けなくなりました。

帰宅後、夫にも話しましたが「猫がくわえて落としたんじゃない」と笑われただけでした。

でも近くに住宅は見当たらない場所でしたし、猫が干物を持ち歩く距離としても不自然です。

あれから10年が経った今でも、私はあの干物の正体を説明できずにいます。確かに最初に向かったときには無かったのに、ふっと足元に現れたあの瞬間。

降ってわいたとしか思えない、不可解な数分間でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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