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「友達なら、なんで残業って嘘ついたの!?」浮気を誤魔化す彼。だが、浮気相手と2人で詰めた結果

  • 2026.6.14

届いた一通のメッセージ

数年前に付き合っていた彼の、テーブルに置きっぱなしのスマホが光った。

画面に出ていたのは女性の名前と、短い一文だった。

「昨日は楽しかったね」

昨日、彼は残業だと言っていた。

深夜まで帰ってこなかったはずだ。私は震える指で彼を起こし、画面を見せた。

「これ、誰?」

「ただの友達だから」

彼はあくびまじりに、面倒くさそうに言い切った。

あまりに堂々としていて、逆に私のほうが疑っているのが悪いような気さえしてくる。

「友達なら、なんで残業って嘘ついたの!?」

「言葉のあやだろ。いちいち重いな」

そう言って彼は背を向け、また眠ってしまった。

私はしばらく暗い天井を見つめていた。問い詰めても、きっとはぐらかされる。

それは付き合っている間、何度も経験してきたことだった。

けれどその数日後、共通の知人がぽつりと教えてくれた。

「彼、別の子とも付き合ってるって本人が言ってたよ。知ってると思ってた」

三人で囲んだ夜

感情的に泣いてもわめいても、あの調子で丸め込まれる。

そう思った私は、何も言わずメッセージのやりとりと、二人で写った写真を静かに集めていった。

そして相手の女性に直接連絡を取り、三人で会う場を作った。

当日、彼は私たちが並んで座っているのを見て、少し驚いた顔をした。それでもまだ余裕はあった。

「二人して何の集まり?」

軽く笑うその顔が、私がテーブルにそれを並べた瞬間に固まった。

日付の入った写真と、二人のメッセージ。

彼の顔から、すっと色が引いていった。

「……いや、これは、こんなことになるとは思わなくて」

言葉が続かない。

視線が私と彼女の間をさまよう。

すると、隣で写真を覗き込んだ相手の女性が、声を低くした。

「私も本命だって聞いてた。どういうこと?」

彼は口を開きかけて、また閉じた。

女二人に左右から見据えられ、もう逃げ場はどこにもない。

額にうっすら汗が浮いている。

「ちが……二人とも、大事で」

「大事?両方に同じこと言ってたんでしょ」

彼女が立ち上がる。「最低」

彼はうつむいたまま、ひとことも返せなくなった。

私と彼女は自然と顔を見合わせ、座ったままの彼を二人で見下ろしていた。

さっきまで余裕たっぷりだった男が、今は肩を縮めて小さく丸まっている。立場が、すっかり入れ替わっていた。

「はっきりして、よかったです」

私は静かに席を立った。彼女も続く。店を出るとき彼が何か言いかけた気がしたけれど、もう振り返らなかった。

帰り道、彼女と二人でしばらく歩いた。不思議と、もう涙は出なかった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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