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反抗期に無関心だった夫が──息子の部活トラブルで会社を早退 →「お前は」妻の心も救った『名言』にハッ

  • 2026.6.14

思春期は、昨日まで素直だった子どもが急によそよそしくなり、親の言葉も届かなくなったように感じるものです。親としてはどうしても焦りや不安が先立ってしまいますよね。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

画像: 反抗期に無関心だった夫が──息子の部活トラブルで会社を早退 →「お前は」妻の心も救った『名言』にハッ

冷え切っていた家庭の空気

中学生になった頃から、反抗期なのか息子は以前より口数が減り、家の中の空気が一気に冷え込んでしまいました。

話しかけても「別に」「うるさいなぁ」と返されることが増え、私は焦るあまり小言ばかり。
提出物や生活態度が気になっては口を出し、そのたびに息子はますます心を閉ざしていくようでした。

一方、夫はスマホをいじりながら「そのうち落ち着くよ」と他人事。

家事も子育ても私が先回りしないと回らない現実と孤独感に、リビングでこっそり涙を流した夜もありました。

夫の無頓着さに対する怒りと、「一人で全部やっている」という被害者意識が、私をどんどん追い詰めていたのだと思います。

ついにトラブル発生

そんなある日、息子が部活でトラブルを起こしたと顧問の先生から連絡が入りました。

パニックで頭が真っ白な私をよそに、夫は連絡を受けてすぐに会社を早退し、学校へ。
顧問の先生やチームメイトの保護者とも話し合いながら、事態を落ち着かせてくれました。

帰宅後、夫は珍しく私を真っ直ぐ見て、こう言いました。

「今まで任せきりで悪かったな。こういう時は俺もちゃんと動くから、お前はあいつがのびのび過ごせるようにしてやってくれ」

忘れていたチームの力

その言葉を聞いた瞬間、息子が小さかった頃のことを思い出しました。

思えば、かつて私たち夫婦は自然と役割分担ができていました。
自転車の練習や水泳教室で挫折しそうになっていた時は夫が励まして付き添い、私は毎日の宿題や学校の準備をフォローしていました。

それなのに、いつしか私は一人で全部こなそうと必死になり、勝手に自分を縛り付けていたのです。

夫が後ろで支えてくれていると分かっただけで、「私だけじゃなかったんだ」と思えた瞬間でした。
そして、ようやく少し余裕を持って息子を見守れる気がしたのでした。

役割は違うけれど

役割は違っても、息子を思う気持ちは同じ。

夫が少し照れくさそうに「これからも一緒に頑張ろう」と言ってくれた時、ようやく夫婦本来の「チーム」の形に戻れた気がしました。

反抗期はまだ続いていますが、以前ほど一人で抱え込まずに向き合えるようになっています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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