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夫婦で何週間も悩み選んだ娘の名前→「え、もう決まってるけど」義母が命名権を奪おうとしてきた話

  • 2026.6.9
ハウコレ

リビングのテーブルには、名前の候補をびっしり書き込んだノートが広げてありました。夫と二人で、画数や漢字の意味を何度も調べ、ようやくひとつに決めたところでした。その名前を家族に伝えようとした日、義母の言葉で空気が変わったのです。

夫婦で何度も書き直した名前の候補

娘がお腹にいるとわかってから、夫と私はノートに名前の候補を書き続けてきました。名付け本を参考に漢字の意味や画数を調べ、声に出して呼んでみては、しっくりこなくて消す。その繰り返しでした。

人と人をつなげる子になってほしい。そんな願いを込めて、最後に残ったのが『結』という名前です。夫も同じ字を選んでいて、私たちは顔を見合わせて笑いました。

退院して家に戻り、初めての沐浴にも少し慣れてきたころです。孫の顔を見に来た義母に、その名前を伝えようと、私は命名書まで用意していました。

義母が口にした、もう決まってるという言葉

リビングに義両親を招き、私はノートを開いて夫と切り出しました。この子の名前、『結』にしようと思っているんです、と。すると義母は、きょとんとした表情でこう言いました。

「え、もう決まってるけど」

義母が何を言っているのか、すぐに理解することができませんでした。続けて義母は、「佳子。私が決めておいたから」と、当然のように言い切ったのです。

私と夫が時間をかけて選んだ名前は、まるでなかったことのよう。お祝いの空気が、ゆっくりと冷えていきました。

この子の名前を決めるのは誰なのか

黙っているわけにはいきませんでした。私が口を開こうとしたそのとき、隣にいた夫が先に言いました。

「母さん、それは俺たちが決めることだよ」

義母は、自分の子に言い返されるとは思っていなかったのでしょう。けれど夫は引きませんでした。私も続けて、「この子の名前は、結です。もう二人で決めました」と、まっすぐ義母の目を見て伝えました。

名前を役所に届け出るのは、親である私たちです。義母がどんな字を用意していたとしても、最後に決められるのは私と夫だけ。その当たり前のことを、はっきり言葉にできた瞬間でした。

そして…

数日後、私と夫は娘の名前を結として役所に届け出ました。窓口で書類を出したとき、これでこの子は結になったのだと、じんわりとうれしくなりました。

義母とは、しばらく気まずさが残りました。それでも、孫を抱く義母の表情は、どこかやわらかくなっていた気がします。義母にも、ゆずれない事情があったのかもしれない。そう思えるようになったのは、ずっと後になってからのことでした。

それでも、娘の名前を選んだのは私たち夫婦です。結という名前を呼ぶたびに、二人で頭を悩ませた日々のことを思い出します。この子が、たくさんの人と結ばれていきますように。そう願いながら、今日もその名前を呼んでいます。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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