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「オレは働いてる」家政婦扱いの結婚3年妻→年下男子と不倫「リアルで胸が苦しい」【作者に聞く】

  • 2026.6.3
休みの日、約束を反故する夫 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
休みの日、約束を反故する夫 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA

行き遅れたくないから「夫としてはよさそう」と打算で結婚したハル。夫の転勤で大阪へ引っ越し、知人もいない土地でひとりぼっちの彼女は、夫に「自分の世界を見つけなって」と言われパートに出ることにした。家政婦のような結婚生活から離れ、そこで出会った大学院生に惹かれていく姿を描くただっちさん(@tadatsuchi5555)の漫画『夫がいても誰かを好きになっていいですか?』が注目を集めている。あらすじとともに、著者に話を聞いた。

家政婦のような扱いの不満

プロローグ01 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
プロローグ01 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
プロローグ02 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
プロローグ02 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
プロローグ03 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
プロローグ03 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
プロローグ04 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
プロローグ04 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA

結婚して3年、夫婦は1年以上レスで関係を修復できていない。新しい土地で友達もいないハルは休日に街へ出たいが、慣れない職場で疲れている夫はゆっくり休みたい。些細なことで言い合いになると、夫から「オレありきで遊ぶことを考えてるのやめなよ。ハルも自分の世界を見つけなって」と言われてしまう。現状を変えようとパートに出たハルだが、初出勤の話をすると「オレはハルと違って一日中働いてるんだよ。ちょっとは気遣ってほしいな」と釘を刺される。「たくさん稼いでるほうに気を遣わなきゃいけないのか」と、家政婦のような扱いに不満が募っていった。

そんなころ、パート先の大学院生である後藤と打ち解ける。夫と真逆の考えを持つ彼に惹かれていることに気づいたが、既婚者だと打ち明けることはできなかった。

揺れ動く感情と人間らしさ

本作は「不倫」がテーマだ。ただっちさんは、人間は本能的に1人の人だけを愛し続けるのは難しいのではないかという疑問があったという。不倫を肯定するわけではなく、人間の弱さや心が揺らぐ瞬間を描きたい気持ちが強かったそうだ。「その矛盾や葛藤のなかで、本人は何を考え、どんな言い訳をしているのか。そういう部分こそが人間らしくておもしろくなると思いながら描きました」と語る。

制作のうえでこだわったのは、罪悪感を抱きつつもときめいてしまう描写と、「ダメだ」と葛藤する心の動きだ。不倫相手を好きになるほど夫の欠点が目につき嫌いになっていく。「相手は美化モード、夫は欠点探しモードのフィルターがかかっている。身勝手ですが、こういうところがまさに人間だと思います」と明かす。

見どころは、既婚者と知らずに恋愛の沼に落ちていく相手の様子だという。嫌われたくないという弱さからあいまいな選択をし、取り返しのつかない状況に陥っていく。「嫌悪感を持つことも共感してしまうこともすべて本能的な反応。その揺れ動く感情こそが楽しむポイントです」と語った。

そのほか、新刊『夫がいても誰かを好きになっていいですか?〜コンビニで見つけた私の恋〜』や連載中の『木曜日の妻たち』など、さまざまな家庭の問題をテーマにした作品も手がけている。

取材協力:ただっち(@tadatsuchi5555)

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