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「たった3年前」写真を見て思い知る老い。息子に慰めてもらった結果<熟年夫婦ライフ>

  • 2026.6.5

55歳からマンガを描き始めたナランフジコさんによる、熟年夫婦の生活を描いたマンガ。
アラカンのフジコさんは、鏡を見るのがつらい。そこには、老いがありありと見てとれるからです。ほんの数年前は違ったのに。そんなとき、知人から3年前の写真を見せられたフジコさんは……。

フジコさんが40代のころのこと。友人が60歳の人に向かって、年齢にまつわる冗談を言って怒られていました。そのときのことを思い出し、今、その気持ちがほんの少しわかるようになったフジコさんですが……。

老いを受け入れたわけではないが!

アラカンになって、鏡を見るのがしんどくなったフジコさん。

首のシワ、たるみ

上唇の縦ジワ

マリオネットライン……

先日、サークルに参加したときにメンバーの1人の田中さんが昔の写真をみんなに見せながら連呼していたのは、「フジコさん、若い」でした。

いつの写真やねん! と思って見てみると、たった3年前の写真でした。

たしかに、この3年ですごく変わった……。

気にしていないフリをしていただけ。なんかすごく悲しいな……。

夫に報告すると「話題に上がるなんてすごいね!」。そういう話ではない。

息子さんからは「人間の体は星と同じ原子でできている」という話を聞き、宇宙論!! と内心ツッコミを入れるものの、老いていくことも宇宙の大きな流れの一部なのだと考えると、老いていくこともちょっとだけ悲しくなくなります。ちょっとだけ!

削ぎ落としきれない未練も執着も腹立たしさも、全部抱えながら、今日も、私の毎日。

そんな境地に至る、フジコさんなのでした。

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3年前の写真を見て、見て見ぬふりをしてきた老いを実感するフジコさんの姿には、「わかる!」とうなずきたくなった人も多いのではないでしょうか。努力だけではどうにもならない肌の質感やシルエットの変化を突きつけられたときの、あの何とも言えない寂しさや若さへの執着、未練。

しかし、それを宇宙論で諭してくれる(?)息子さんの言葉は、加齢を「宇宙の大きな流れ」として俯瞰するという新しい視点を教えてくれます。老いへの葛藤を無理に手放すのではなく、全部抱えたまま、それでも「今日も、私の毎日」と丸ごと受け入れていく。そのしなやかな気付きとフジコさんの言葉には、同じく忙しい毎日を送る者として、静かな勇気をもらえるような気がしますね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ナランフジコ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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