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「逮捕=社会的抹殺」でいいのか? ジャイアンツ阿部前監督逮捕で問われる日本社会の“空気” オール巨人は「交流戦後の復帰がいいのでは」と持論

  • 2026.6.2

プロ野球・読売ジャイアンツの阿部慎之助前監督の逮捕と辞任を巡り、『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)では、家庭内トラブルへの対応や社会的制裁のあり方について議論が交わされた。

【TVer】「家庭内トラブルなのにここまで?」専門家が抱いた日本社会の“違和感”

5月25日、長女への暴行容疑で阿部前監督が現行犯逮捕された。釈放された阿部前監督は26日に会見を開き、騒動を謝罪するとともに監督辞任を表明。また、長女による手紙も代読され、家庭内でもみ合いになったことをきっかけに長女がChatGPTに相談して児童相談所に連絡したこと、児童相談所からの通報で警察が介入し阿部前監督が逮捕されるに至ったことが明かされた。

こうした一連の対応について、弁護士の野村修也氏は「家庭内のトラブルだったのに、ここまで社会的制裁を受けなければいけないのかというギャップの部分を、多くの人たちはちょっと疑問に思っている」と指摘。一方で、家庭内暴力が重大事件につながるケースもあることから、警察や児童相談所が迅速に動く現在の仕組み自体は必要だとの考えを示した。

また野村氏は、「日本って逮捕や書類送検されると、社会から抹殺されてしまう」と日本社会に根付く風潮について言及。
かつては逮捕され書類送検されると大半が有罪になるという実態があったが、現在では家庭内のトラブルに対しても不慮の事態に発展する前に児相や警察が介入するといった「予防的にみんなを守るための仕組みがどんどんワークするようになっている」現状があるため、「こういう事態に見舞われる人は多くなってくると思う」と話す。
事実関係が十分に明らかになる前に社会的評価が固まってしまう現状に懸念を示し、「予防するためにいろんな人が動き始めたら、もうちょっと冷静に、真実は何だったのかを分析した後に、その方を社会がどう受け止めるかを考えていく必要があるんじゃないか」と野村氏は訴えた。

小籔千豊は「甘いのかどうか分かりませんが…」と前置きし、「娘さんがかまへんって言うてたり、奥様がかまへんって言うてたら、それはまた普通にお仕事できるようにしてあげてほしいな」とコメント。児童相談所が娘と継続的に連絡を取りながら見守る形でもよかったのではないかとの考えを語った。

オール巨人(オール阪神・巨人)も、「セ・パ交流戦だけはちょっと指揮官はやめましょうということにして、その後復帰してもらった方がいいような」と発言。娘の気持ちや、復帰を求める署名が13万筆を突破していることにも触れ、セ・パ交流戦後の復帰案を示した。

小倉優子は、児童相談所から警察への連携について「阿部さんの件じゃなければ、すごく安心できることだなって」とコメント。深刻な事案では迅速な対応が重要だと評価した上で、「娘さんはこの辞任を望んでないとするならば、社会的にこういう辞任が必要だったのかは、もう少し(判断に)時間がかかってもよかったんじゃないかな」と複雑な思いを口にした。

DV事案について、社会学者の西田亮介氏は「当事者の人たちも擁護したりとか、いろんなケースがあるのでなかなか難しい」と指摘。当事者が大丈夫だと言っているからといって、それだけで問題がないとは判断できないと語り、本人が問題ないと主張している場合でも慎重な判断が必要との見方を示した。

野村氏は「暴力はダメだということはしっかり押さえなければならない」と前置きした上で、阿部前監督が反省を世間に示し続けることで、社会復帰の道があってもいいのではないかと語った。

なお、阿部前監督の逮捕と辞任を巡る一連の議論は、5月30日に生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で展開された。

【TVer】「普通にお仕事できるようにしてあげてほしい」阪神ファンの小籔千豊、阿部前監督問題を語る

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