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検問を実施中、新米警察官「ご協力ありがとうございました」→直後、「触るな!!」運転手に怒鳴られたワケに「今でも忘れられない」

  • 2026.7.5
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

親切のつもりでやったことが、相手を怒らせてしまった…。

今でこそ防犯に関する発信をしていますが、警察官になったばかりの頃は失敗の連続でした。

18歳の新米警察官だった筆者が、今でも忘れられない出来事があります。

それは、良かれと思って取った行動が、相手を怒らせてしまったことでした。

「触るな!」と怒鳴られた18歳の新米警察官

警察学校を卒業して間もない18歳の頃、私は先輩警察官と一緒に職務質問を兼ねた検問に従事していました。

その日、1台の車が停止し、50代くらいの男性運転手が検査に協力してくれました。

「いいですよ」

と快くトランクを開けてくれたため、中を確認しましたが異常はありません。

「ご協力ありがとうございました。閉めますね」

と声を掛けたところ、男性から

「自分で閉めますよ」

と言われました。しかし、当時の私は

「わざわざ後ろまで来てもらうのは申し訳ない」「気を遣わせないようにしよう」

と思い、

「いえ、こちらで閉めますよ」

と言ってトランクに手を伸ばしました。

次の瞬間でした。

「触るな!」

男性から突然、大声で怒鳴られたのです。

何が起きたのか分からず、私は固まってしまいました。

実はその車は、自動開閉式のトランクだったのです。

それを手動で閉めようとすると故障のおそれもあるため、男性は故障を心配し、自分で操作しようとしていたのです。

親切のつもりでしたが、結果的には相手の大切な物に触れ、故障させるリスクをとってしまいました。

先輩警察官が間に入り、大きなトラブルにはなりませんでしたが、当時の私にとっては忘れられない出来事になりました。

業務以外の知識、経験不足を痛感した

その日から私は、

「知らないことをたぶん大丈夫で済ませてはいけない」
「業務以外の一般常識や、社会情勢などあらゆることを知ることが結果として業務のレベルを上げる」

と学びました。

それから車の勉強を始め、勤務の合間に車種や構造を覚えるようになりました。

その知識は後に、交通事故や当て逃げ事件の対応など、さまざまな場面で役立つことになります。

車に詳しくなったことで事情聴取もスムーズにできるようになりましたし、事件・事故時の車の手配もより正確になった感覚がありました。

その原点は「触るな!」と怒鳴られた、あの日の失敗でした。

相手のためと思っても、逆効果になることがある

元警察官として感じるのは、良かれと思った行動が必ずしも相手のためになるとは限らないということです。

知識不足のまま親切心だけで動くと、かえって迷惑を掛けてしまうこともあります。

あの日の失敗は恥ずかしい思い出ですが、今では大切な学びだったと思っています。

この経験から得た教訓

新米だった私は、この経験から以下の教訓を得ました。

・良かれと思った行動が必ずしも相手のためになるとは限らない
・知らないことを『たぶん大丈夫』で済ませるべきではない
・相手の持ち物や財産には慎重に接する必要がある
・まず相手の意図を確認することが大切
・知識不足による失敗は、学びによって補うことができる

失敗はできれば経験したくないものです。

しかし、失敗したからこそ気付けることもあります。

あの日の「触るな!」という怒鳴り声は、今でも私にとって忘れられない教訓になっています。


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