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“初回放送中” X世界トレンド1位!“歴代トップ”を記録した『至高ドラマ』放送から3年「震えるほど大好き」絶えない“称賛”

  • 2026.6.11

ドラマや映画の中には、激しい事件や大きな謎がなくても、初回から視聴者の気持ちをつかみ一気に話題を広げる作品があります。今回は、そんな中から“圧倒的快挙で注目を集めたドラマ”をテーマに5本セレクトしました。本記事ではその第5弾として、ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)をご紹介します。

23歳の2人が夢と恋のあいだで揺れながら、それぞれの道を進んでいく本作の魅力とはーー?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ 

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ブルーリボン賞授賞式 広瀬すず   (C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系) 
  • 放送期間:2023年1月17日〜2023年3月21日 
  • 出演:広瀬すず(浅葱空豆 役)、永瀬廉(海野音 役) ほか

ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』は、九州の片田舎で育った23歳の浅葱空豆(広瀬すず)と音楽家を目指す23歳の海野音(永瀬廉)が出会い、同じ屋根の下で暮らしながらそれぞれの夢に向き合っていく青春ラブストーリーです。空豆は婚約者を追って上京しましたが、音との衝撃的な出会いをきっかけに、服を作るという新たな夢へ心を動かされます。音もまた、空豆に振り回されながら、薄れかけていた音楽への情熱を再び取り戻していきます。

本作に引き込まれるのは、恋愛だけで物語を押し切らないからです。第1話では、空豆が大都会の東京で迷いながらも音と再会し、やがて一つ屋根の下で暮らす流れまでが一気に進みます。空豆が勢いのまま音の生活に入り込み、音も戸惑いながら彼女を放っておけなくなるため、2人の距離が縮まっていく過程が分かりやすく描かれています。九州育ちの空豆と都会育ちの音では、育ってきた環境も大きく異なり言葉づかいも考え方もずれるからこそ、会話のたびに表情が変わるのが面白いです。

初回で世界トレンド1位、見逃し配信260万回超えの快挙

ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』を“圧倒的快挙”のドラマとして挙げたい理由は、初回から高い配信再生数を記録し、大きな話題を呼んだからです。2023年1月17日の第1話放送中、番組タイトルはX(旧Twitter)で世界トレンド1位を獲得しました。さらに第1話の無料見逃し配信は、放送後1週間で260万回を超え(1月17日〜1月24日、TVer、TBS FREE、GYAO!、YAhoo!での合計値※ビデオリサーチ調べ)、TBS火曜ドラマの第1話として歴代1位を記録しました。

見逃し配信の再生数がここまで伸びたのは、初回で2人の関係を強く印象づけたからではないでしょうか。空豆が上京してすぐに人生の予定を狂わされ、音もまた静かな生活を乱されます。それでも、縁側で言葉を交わすうちに、2人の間にはただの同居人では終わらない親密さが生まれていきます。大声の告白ではなく、視線や間で気持ちが動く作りだったからこそ、放送直後に感想を書きたくなる人が多かったのでしょう。

SNSでは、今もなお「久しぶりに一気見した」「震えるほど大好き」「何回観ても素晴らしい」「すごくすごく良かった」「とてつもなく大好き」といった感想が寄せられています。

SNS施策も海外広告賞で評価

本作の功績は、放送中の人気だけで終わらなかった点にもあります。2023年10月には、SNS宣伝施策「夕暮れ限定AR」(夕暮れの景色にスマートフォンをかざすと広瀬さん、永瀬さんからのメッセージボイスが入った動画を視聴できるARフィルター)がMAD STARS 2023のデザイン部門でブロンズ賞を受賞しました。ドラマ本編だけでなく、作品の世界観をSNSで広げる仕掛けまで評価されたことも、大きな成果といえます。

また、作品そのものにも独自性がありました。脚本は北川悦吏子さんで、TBSで青春ラブストーリーを書くのはドラマ『オレンジデイズ』以来19年ぶりです。さらに主題歌はヨルシカ『アルジャーノン』、エンディング曲はKing & Prince『Life goes on』という組み合わせで、物語の余韻を毎週しっかり残しました。空豆が服作りの道へ進み音が曲を作るたび、恋愛だけではなく“何者かになりたい23歳”の焦りまで見えてきたので、世界観ごと記憶に残るドラマになったのだと思います。SNSでは「やっぱり素敵な大好きなドラマ」といった感想が寄せられていました。

広瀬すずが空豆の無鉄砲さと繊細さを表現

広瀬すずさんの演技は、本作の軽快な勢いを支える中心的な要素でした。広瀬さんが演じた浅葱空豆は、九州の片田舎でのびのび育った23歳の女性で、思ったことをすぐ口にする一方で将来への不安も抱えています。

広瀬さんは、そんな空豆をただ元気なヒロインにはしませんでした。たとえば第1話では、空豆が東京で迷いながらも強がって前へ進み、音に対しても遠慮なく言葉をぶつけます。ところが、1人になった瞬間には不安や寂しさがにじみます。広瀬さんは声の強さと表情のゆらぎを切り替えながら、空豆の無鉄砲さと繊細さを同時に見せました。単に勢いのあるヒロインには見えないため、空豆が夢に向かって服を作り始める場面にも自然に説得力が出ています。

永瀬廉が海野音の静かな情熱と切なさを表現

永瀬廉さんの芝居も、本作を語るうえで外せません。永瀬さんが演じた海野音は、音楽家を目指す23歳の青年です。都会で育ち、感情を大きく見せるタイプではありませんが、空豆と出会ったことで止まりかけていた夢へ戻っていきます。

永瀬さんの強みは、感情を大きく表に出さない役にも、人間らしい温かさを与えられるところです。第1話では、突然現れた空豆に振り回されながらも、音はきつく突き放しきれません。空豆と言葉を交わす場面では、セリフの量よりも目線や間の取り方で、音が少しずつ心を動かされていくのが分かります。後半では、夢を追う苦しさや恋心を抑え込む切なさも表現する役なので、台詞がない場面でも表情やたたずまいから役の感情が伝わる俳優だと感じました。

初回放送中に世界トレンド1位を記録し、見逃し配信でも火曜ドラマ歴代1位を記録した本作は、まさに“圧倒的快挙で注目を集めたドラマ”と呼ぶにふさわしい一作です。恋と夢のどちらかを選ぶのではなく、迷いながら両方を追いかける若者の姿を見たいなら、ぜひ第1話から見届けてみてください。

※記事は執筆時点の情報です

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