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自力で『認知症』は予防できる?→医師がズバリ回答。実は“腸”が関係していた…脳の老化を防ぐ「たった1つのポイント」とは?

  • 2026.7.5
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「脳の健康のためには脳トレなどで脳を鍛えることが大切」と考える人は多いかもしれません。しかし、『名医がやっている 脳が老けない最強の腸活 今日からできる腸もれ対策で「脳の毒出し」』(Gakken)では、脳の健康を守るうえで重要なのは“腸”だと紹介されています。

本書は、消化器内視鏡専門医である平島徹朗氏と秋山祖久氏が、腸と脳の密接な関係に着目し、脳の老化を防ぎ認知症予防につながる「最強の腸活」について解説した一冊です。腸は単なる消化器官ではなく、全身の健康に大きな影響を与える存在であり、腸内環境の乱れは脳の健康にも関係しているといいます。

今回は、「自力で認知症予防ができるのか?」というテーマをもとに、認知症予防と腸の関係について見ていきましょう。

【本記事は、平島徹朗・秋山祖久(著)『名医がやっている 脳が老けない最強の腸活 今日からできる腸もれ対策で「脳の毒出し」』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

自力で認知症予防はできるのか

誰もが「認知症にはなりたくない」と考えていることでしょう。そして、認知症になってしまうと、残念ながら現在の薬で完治させることはできません。だからこそ「予防」が大切です。

食事や生活習慣を改善することで予防や改善が期待できる病気は少なくありません。そして、認知症も自分自身の取り組みによって予防を目指せる病気のひとつなのです。

その根拠として、2025年7月に発表されたアメリカの大規模研究「U.S. POINTER」の結果を紹介しましょう。この研究では、認知機能低下のリスクがある60~79歳の約2100人を対象に、専門家の手厚い指導を受ける「指導群」と、自分で目標管理を行う「自己管理群」の2グループに分け、2年間にわたって運動や食事、脳トレなどの生活改善効果を比較しました。

その結果、専門家の指導を受けたグループのほうが、より大きな改善が確認されました。その一方で、自己管理したグループも、生活習慣を見直すことで認知機能の改善がしっかりとみられたのです。

この研究結果によって、「誰もが日々の生活の中で認知症予防を実践できることが証明された」といえるでしょう。

認知症予防のカギは「腸もれ対策」

アルツハイマー型認知症を簡単に説明すると、脳内にアミロイドβという異常たんぱく質が増え、長い年月をかけて蓄積し、脳の神経細胞を破壊していくことで発症します。異常たんぱく質は「脳のゴミ」や「脳の毒」とも呼ばれます。たとえるなら「脳に毒(のもと)を流し込み続ける蛇口がゆるんだ状態」と言えます。

つまり、「ゆるんだ蛇口」を締めることが認知症対策の重要なポイントです。

では、蛇口とは何を指すのでしょうか。

それは、「蛇口=腸」で、「蛇口がゆるんだ状態=腸もれ」です。

現在の認知症治療薬は、蛇口(腸)からもれ出て床(脳)にたまった水(毒のもと)をモップ(薬)で拭き取ったり、ポンプ(薬)で吸い上げたりするようなものです。しかし、蛇口が開いたままでは水(毒のもと)が流れ続けてしまい、作業は終わりません。つまり、腸の状態が悪いままでは、脳に悪影響を及ぼす要因が生まれ続ける可能性があるということです。

「蛇口がゆるんだ状態=腸もれ」を改善し、蛇口を締めることが、脳の健康を守るために重要なのです。

腸もれは生活習慣と深く関係している

「腸もれ」は、腸内環境が悪化して、腸壁の粘膜の細胞同士の結合がゆるくなった状態です。腸もれになると、本来は腸壁でブロックし、体外へ排出される毒素やウイルス、細菌などの有害物質が体内に侵入してしまいます。

腸内環境は、特定の食品や成分の摂りすぎ、高血糖、ストレス、睡眠不足、運動不足、便秘などで悪化します。さらに、健康のために行っている食事制限であっても、栄養不足によって悪化する場合があります。

腸もれは、生活習慣次第で誰にでも起こる可能性があるのです。

逆の見方をすれば、腸もれの予防や改善=認知症予防でもあり、それは日常生活の中の食事をはじめとする生活習慣でできるということです。

腸を整えることが脳の健康につながる

ここまで説明したように、自分でできる認知症予防の中心にあるのが腸の健康です。食事をはじめとする生活習慣を整え、腸内環境を良好に保つことが、結果として脳の健康を守ることにつながる可能性が高いと言えます。

まずは毎日の食事を見直し、腸を整えることから始めてみてはいかがでしょうか。


【本記事は、平島徹朗・秋山祖久(著)『名医がやっている 脳が老けない最強の腸活 今日からできる腸もれ対策で「脳の毒出し」』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

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